Table with Colorsセミナー 2016年2月は…















インプレッションのキッチンの裏には小さなスペースがあり、そこにはリボンやナプキン、キャンドルなど、テーブルコーディネートに使うような小物が所狭しと並んでいます。

この家はもともと隣の祖父母の家と繋がっていて、この家のキッチンを改築した際に渡り廊下に収納棚を作ってもらいとても気に入っていました。隣の家を建て替える時に残念ながらその部分を取り壊すことになり、ほんの小さなスペースだけが残りました。そこに棚をつくり、小物類を入れることにしました。

昔、母の祖母の家には、包装紙の部屋があり、そこには色とりどりの榛原の和紙やリボンがあって小さかった母のお気に入りの場所だったそう。現在、このキッチン裏の小さなスペースは姪のお気に入りの場所。ちょうど母がしていたように、姪もうちに来ると、すぐにこの場所にいって、何か面白いものはないかな?と覗きこんでいるようです。

先日このスペースの整理をしていて前に香港で見つけた6枚組のテーブルマットが目にとまりました。テーブルマットには、まさに今春夏の流行色の、色とりどりのハッピーなパステルカラーで香港の晴れた日の海の情景が描かれています。そこでそれらの色からインスピレーションを受け、見ているだけでなんとなく楽しくなるような色とりどりの花や食材がいっぱいの春のテーブルをつくることにしました。



カラフルなテーブルマットをセンターとして用い、お料理はカジュアルで楽しい感じのテーブルコーディネイトに合わせ、寒い陽気を吹き飛ばすようにタイ料理に。

まずは野菜たっぷりのヤムウーセン(春雨サラダ)を。人参や玉ねぎ、エビ、香菜等、様々な食材を丁寧に準備し、たっぷりと。このサラダは暖かいうちにいただきます。

メインは香港で食べて美味しかった味を思い出しながらつくったサテイ2種に特製ピーナツソースを添えて。サティはこれから陽気がよくなったら役立ちそうなメニュー。 BBQの時にもおすすめです。

バナナの葉を切ってお皿に敷いた上にサテイを載せると、よく使っているいつもの食器でもタイ風な雰囲気になりますね。付け合わせのピクルスも花の色合いに合わせてカラフルに。かわいいと大好評でした。

デザートには、アジアでは多い、もち米を使った一品を。もち米とマンゴーのデザートです。ココナツミルクのソースをかけて召し上がっていただきました。簡単なのに後を引く美味しさと喜んでいただけました。日本人はやっぱりお米が大好き。美味しいマンゴーが手に入ったらぜひ試してみてください。

食べ物も気楽な南国のものなので、テーブルセッティングもカジュアルに。今回は全て柄違いの器とナプキンを選んで思いっきりカジュアルで楽しい雰囲気に仕上げました。この器は昨年 LAの洋服屋さんで売っていてリーズナブルでかわいいので一つずつ持ち帰ってきたもの。よく見たらなんと日本製でした。どれもかわいいので、どこに座ろうか、迷うだけでも楽しいです。

お花は春が旬のラナンキュラスでほとんどすべてまとめてみました。こんなにいろいろありますが、全部ラナンキュラスなのですよ。今は種類がたくさんあってとても楽しいです。主役はなんといっても子供の顔くらいの大きさの大輪のシャルロットですが、他のモロッコや一重のラナンキュラスも黙ってはいません。レースフラワーで抜け感を加えるとアジアンぽさが増します。

想像以上に存在感があって、アレンジメントで良い働きをしていたのが、一見葉っぱにも見えて、「え、こんなラナンキュラスがあるの?」とびっくりされるシストロン。菜っ葉のようなグリーンの部分がピンクの花びらからこぼれ出るように咲いていて、見たことのない花という感じ。珍しいので、手に入ってラッキー!すてきなカンバセーショナル・アイテムになりました。



カラフルでどこを見ても楽しい色や柄、面白い食器や花がちりばめられた食卓は、集う方々の心を弾ませたようです。雪が降るかと心配されるような寒い週末でしたが、そんなことも忘れてしまうほど、いつもに増して楽しいセミナーのひと時となりました。











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