ベリーとライムのタルト
















今年も残すところ一ヶ月を切りましたね。

先週末には少し早めのクリスマスのテーブル&デザートセミナーを行いました。昨年は皆でクッキーをつくり、アイシングをしました。今年はどうしましょう?と考えたところ、お友達やお世話になっている方々をお招きしたり、そのような方々に差し上げる際にちょっと華やかで見栄えがして、そして並行してたくさんのお料理をつくっていたとしてもお菓子を作るのが負担にならない程度の難しさのお菓子…ということで、今年のクリスマスには「ベリーとライムのタルト」をご紹介しました。

今回のタルトは、フランボワーズのレッドとライムやペパーミントのグリーンの色合いがいかにもクリスマスっぽく、アクセントでブルーベリーを加えると色合いに深みがでて、より冬らしい彩りになります。春夏の季節に作るなら、ミントを明るいグリーンのアップルミントにしたり、季節にあわせて旬のベリー類に変えてみても楽しいと思います。1つのタルトにライムが丸ごと2個使われているので、本当にさわやかで軽やか。酸っぱいものが苦手な母は材料を見て酸っぱそう!と構えていましたが、一口食べるなり「美味しいわ!」と気に入ってくれました。

手作りのお菓子を差し上げると、その前にフルコースのお食事がサーブされて満腹だったり、ほかにもたくさんのデザートが用意されている場合、食べる側の人たちはもしかしたらお腹いっぱいでたくさん食べられないと思っているけれど手作りだから残したら悪いわ…などと気を使って召し上がってくださる事もあるのではないかと思います。このお菓子はフルーツがたっぷりと入っていて、タルトにもアーモンドクリームにもライムがふんだんに入っているのでとても爽やか。だからたとえ満腹でもきっとペロッと食べて頂けると思います。

クリームはサントノーレ型で絞りました。口金を変えると同じ材料でも表情が変わり見た目も作っても楽しいので、ぜひ皆さまもトライしてみてくださいね。絞りは練習する程上手になります。たくさんつくったらまわりの方に差し上げてください。

今回のテーブルコーディネイトは香港テイストに。今年は4回も香港に行きました。11月に行ったときの香港の街ではクリスマスデコレーションが始まっていました。滞在中にクリスマスギフト用のかわいらしい金属製のボックスを購入したので、今回はそれをコーディネイトの中に取り入れてみました。このボックスは色々な色,形、大きさがあってどれもユニークでかわいかったのですが、その中でいくつか持って帰れそうなものを選んで買って来たものです。ボックスの中にはタルトの余り生地で焼いたライムのクッキーやチョコレート、コーヒーのクッキーを。タルトが冷めるのを待つ間、皆でとりまわして楽しみました。

香港の色合いはBright & Deep。お花もこっくりと深みのあるカラフルな花材を選ぶとそんな雰囲気が作れます。アジアンな雰囲気漂うカーネリアンとマンゴピーチというダリアをはじめ、アネモネ、カラー(トレジャー)深紅のバラ、パンジーにシキミアを合わせるとクリスマスな感じがブラスされます。

そんなお花に合わせて、異国情緒一杯の色とりどりのキャンドルグラスやオーナメントをテーブルに散らし、深いゴールドのお皿やカトラリーと合わせると、まるでChina Clubのような、見るところがたくさん!の楽しいテーブルになりました。暗くなって来てからもキャンドルの炎が映えてきれいでしたよ。

クリスマスの飾り付けはテーマによって色々出来ますね。インプレッションでは、昨年はトラディショナルにレッド&グリーン、その前はホワイトクリスマス、そしてその前はゴールド…と毎年様々なテーマで飾り付けて楽しんでいます。ダイニングルームだけでなく、サンルーム、リビングルームと一階全体が見渡せる構造なので、飾り付けるとなると全体をバランスをとりながら飾り付けるので結構大変!

飾り付け始めは「体力的にもう来年は無理だわ…」と思うのですが、しばらくすると調子が出て来て時間が経つのも忘れてしまいます。そして出来上がるころには「今年も飾ってよかったわね!」となるのでした。季節の行事は忙しくても大切にするほど、その時間が豊かなものになり、あとで思い出深いものになりますね。

リビング等の飾り付けもまた後日アップしますね。 クリスマスまで時間がありますので皆さま、練習してぜひつくってみてくださいね。






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