ピンクグレープフルーツのタルト













6月のデザートセミナーでは「ピンクグレープフルーツのタルト」をご紹介しました。この時期はさくらんぼも美味しい季節だったので、最初はさくらんぼの新しいお菓子をご紹介しようかと思っていたのですが、梅雨でムシムシした中タルトを試作しているうちに、さっぱりとしたグレープフルーツが食べたくなりました。「ということは、もっとさわやかなお菓子をご紹介したほうが、今の気分に合うのでは?」ということで、ピンクグレープフルーツのタルトをつくることになりました。

私はグレープフルーツが大好きで、年中通してほぼ毎日食べるほど。近くのスーパーマーケットでは、グレープフルーツの糖度が明記されて売っているのですが、これが本当に甘くて美味しいのです。自分だけがそう感じているのかしら?と思っていたら、近くに引っ越してきた友達と話していたところ、偶然彼女もこのグレープフルーツを気に入って毎日食べているとのこと。やはり美味しいものはみんなに愛されているのですね。

グレープフルーツの香りは、気分を明るくさわやかにリフレッシュしますので眠い朝にぴったり。カリウムは余分な水分、老廃物を排出するのでむくみもとれます。私の大好きな、今回使用したピンクグレープフルーツに含まれるβカロチン、リコピンには血圧抑制、活性酸素抑制の働きがあり、ビタミンCは疲労回復、美肌効果があるとのことなので、積極的に摂取したいフルーツです。

今回はタルト生地をフォンセ生地にし、夏向けに軽いものにしました。フルーツを別のものに変えたり、中のクリームを変更すれば、様々なアレンジが楽しめます。クラスでも簡単にできる別のアレンジをご紹介しましたが、その時の気分や手もとにある材料などに合わせて、ぜひ試してみてくださいね。

フラワーアレンジメントは、ピンクグレープフルーツの何とも言えないオレンジとピンクの間のような色合いにあわせ、その日の花市場で一番元気に咲いていた「福わ内」というおめでたい名前のダリアと「チョコフレーク」という美味しそうな名前のひまわりをメインにレモンライト、イエローダンス(トルコキキョウ)、ディアボロ、チェロキー(ルドベキア)などをラウンドに仕上げました。タルトが素朴な外観なので、花も、今、庭から摘んできたようなナチュラルな雰囲気を大切にして活けると雰囲気が合います。ダリアやひまわり、ルドベキアの花の形にあわせ、グレープフルーツも花びらのように放射状に飾ってみたら、テーブル上に大輪のタルトの花が咲きました。

今回選んだダリアやひまわりは、渋めのラスティックカラーなので、花やクロスに白を配し、清涼感を与えて夏らしさをプラスします。お皿はずっと以前にバーニーズで購入した花模様のゴールドのお皿が活躍してくれました。個性的なお皿ですが、意外に合わせやすく、セミナーにもよく登場するお気に入りのアイテムのひとつです。

ランチョンマットの両端のクロスの模様に合わせ、ナプキンも編み目模様のものをチョイス。花のモチーフ、クロスのモチーフ、ゴールドやラスティックカラーと、モチーフや色を繰り返すことにより、テーブルに統一感が生まれます。

金曜日のセミナーでは、素敵なジュエリーをしていた方の話から、婚約指輪の話に話題が移りました。「内緒だけど、私、なくしちゃったみたい~」「じつは私も…」というような話で大盛り上がり。万が一、指輪が見つからなくても深い絆があるから大丈夫です!


来月のデザートセミナーは7月22日(金)、7月23日(土)です。






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