秋のタルト
























”食欲の秋”と言われるだけあって、秋にはおいしい食材がたくさん登場します。10月のセミナーでは、そんな秋らしい味覚を欲張りに楽しみたい方(=私?)のために「秋のタルト」をつくりました。

美味しい秋の味覚はいろいろありますが、今年はホクホク系の中から「サツマイモのタルトにしよう」と最初は思ったのですが、ちょうど手に入った美味しいサツマイモで試作したところ、それはそれで美味しいのですが、やはり甘酸っぱいもの好きな私としてはなにか酸味を加えたいと思いました。そこでリンゴと2種類のレーズンをプラスし、秋の実りいっぱいの、ちょっと豪華な「秋のタルト」としてご紹介しました。もちろん、お家にリンゴしかない、サツマイモしかないといった場合もこのタルトで応用できますから自由につくってくださいね。

このお菓子は秋のピクニックにも持っていける持ち運びに便利な焼き菓子です。そんなアウトドアシーンにも合うように果物の盛り付けもランダムに、カジュアルで素朴な雰囲気に仕上げます。お好きなようにどうぞ、というと、生徒の皆様、様々な盛り付けで、出来上がりもたくさんの表情があって楽しい!

テーブルも秋の収穫を祝うようなオレンジを中心とした暖色系で暖かな雰囲気のセッティングに。タルトのカジュアル感にあわせ、ピクニックバスケットを思わせるラタンのランチョンマットを選択。花のまわりにはモスや落ち葉を散らし、秋の山の中でのティータイムのような演出に。いぶしたようなゴールドで大人っぽさも加えます。フラワーアレンジメントは、その日の朝一番に目に飛び込んできたふわふわとしたキツネの尻尾を思わせるギンキツネに、秋ならではのホットビスケット、センチュリーゴールドといった様々な種類のケイトウ、鮮やかな紅葉のようなガイラルディア、燃えるよな夕焼けを思わせるマナーサンセット(ダリア)に小菊をあわせました。小菊もロリポップイエローにブロンズピンポンと、名前がなんともいえなく可愛らしい。

秋から冬にかけた暖かさが欲しい時期には、ぽってりとした感触の器が魅力的に感じられます。今回はマロングラッセの香りのする秋ならではの紅茶”ルージュ ドトンヌ”を、赤からオレンジへの様々な焼き色が美しい小鉢をお茶碗としてお出ししました。紅茶の水色のかわりに華やかな香りを楽しんでいただきます。カジュアルなセッティングならこんな意外な器使いも素敵なのでは?

だんだんと日が短くなってきました。年の終わりが近づいているようでさびしい肝しますが、暖かなキャンドルのライトが存分に楽しめる季節の到来でもあります。ひんやりと爽やかな秋の風を楽しみながらキャンドルを見ていると気分が落ち着きます。


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