いちごのシャルロット
















5月のデザートセミナーでは、インプレッションの庭先で今満開のバラにインスピレーションを得て、バラ色のお菓子「"Charlotte aux Fraises"(いちごのシャルロット)」をつくりました。

シャルロットとはフランス語で縁のひだになった貴婦人の帽子のこと。この帽子の形に似たお菓子は以前に「洋梨のシャルロット」として1度ご紹介しました。久しぶりのシャルロットにはババロアではなくムースをいれてみました。絞りのよい練習にもなる、周りに巻いた、ペルレの美しい軽いビスキュイはバターを使用しない生地なので、深刻なバター不足のこの頃にはちょうどよいお菓子です。

ふんわりと口溶けの良い柔らかなムースにはいちごをたっぷりと入れ、仕上げに庭から摘んだばかりの小さなバラを一輪飾ります。庭で咲く花は表情が一つ一つ異なり、ナチュラルで優しい印象です。甘酸っぱいフワフワのお菓子と、先日頂いた爽やかなダージリン・ファーストフラッシュがぴったりでした。

テーブルの花はバラの季節らしく、バラの女王様のような華やかな香りのするイブ・ピアッチェ、イブ・ミオラ、アントワネット、フラジール、そしてライラックとミントをたっぷりと活け、類似色でエレガントにまとめました。

来週のデコパージュセミナーを待ちきれず、お持ち帰りのケーキ用の箱にも花をあしらいました。1つ1つ少しずつ異なるデザインの箱を作り、お好みでチョイスしていただきました。シンプルな箱も、ちょっとしたアイディアと手間で、ほかにはない"Something Special"(特別なもの)に変身させることができます。



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