靴にあわられる女性の性格?







香港マダムのトレンド好きについてはずっと語ってきました。手持ちの服を活用しながらトレンディに見せるのに一番効果的なアイテムは、なんといっても「靴&バッグ」です。今回セントラル近辺で見かけたお洒落な女性達は年齢に関わらず、思い思いに最新のデザインの小物を身につけていました。

特に靴は、見た目の美しさだけでなく、足に合って履き心地がよいという機能性も求められるので、試着はし易くても、審美的にも機能的にもぴったりなものを探すのは実は大変。そして靴の占める割合は全身からすると小さいけれど、靴は身につける人の性格を如実に表す不思議なアイテムでもあると思います。

香港の美しい女性はみんななぜか「ちょっとイジワル」に見えます。それは早い口調のせいかもしれませんが、私はそう見える理由のひとつに「靴の選び方」があると思います。

香港には、同じブランドでも日本では見かけないような一癖も二癖もある個性的な靴が入荷されています。靴売り場に行くと、『私を見て!』とどの靴も叫んでいるようで、とても華やか。今回見かけたお洒落な女性達も、皆、靴がとても個性的でした。このところ12cmもあるようなヒールの高いパンプスやウエッジソール、底の厚いプラットフォームが流行っています。子育て中の主婦もショッピング中のOLも、エナメルや赤や花柄などの「チョイワル靴」を普通に取り入れていて、それがとてもチャーミングに見えました。

では「日本人がこれをそのまま取り入れたらどうなのかしら?」と思いをめぐらせます。おとなしい雰囲気の女性なら、着こなしにスパイスが効いて素敵に見えると思います。「日本人女性ならでは美しさ」を思うと、結局、伊右衛門のお茶のCMの宮沢りえさんや武士の一分の壇れいさんの演じるような楚々とした優しい女性なのかしらとも思います。あのような女性像は日本独特で、海外の映画などではあまり見かけないのではないでしょうか。洋服という東洋、西洋共通のものを同じように着こなすには、求められる(特に男性から)精神性や体格がちょっと違う日本人女性。香港女性のように”チョイワル靴”を皆が思い切り履くのは難しいのかしら??

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