昨日,越前町へ出張に行って来ました。
そして,初めて「ミズガニ」を食べました。
ミズガニとは脱皮してまだ殻が固くなっていないズワイガニのことです。
越前町のあたりでは「ズボガニ」って言うらしいです。
さて,このミズガニですが,
すごく価格が安いのです。1パイ700円とか。
殻が固いオスガニ(カタガニ)は
1パイ1万円とかするのですが・・
ミズガニは放っておくと翌年にはカタガニになるので
なるべく獲らない方が良いと思っていました。
ズワイガニはTAC(総漁獲可能量)で管理しているので
単価の高いカタガニで消化するのが効率的だと思ったからです。
(実際にはTACの消化率はそんなに高くないので
現状では問題にはならないのですが・・)
また資源保護の点からカナダではミズガニを混獲した場合は
再放流が義務づけられています。
さらにミズガニの混獲率が高まると漁業自体が禁止されます。
このことからミズガニを獲るのは資源的にも良くないと思っていました。
で,加藤先生(は,日本のズワイガニ漁業の研究者)が,
「あれこれ言うなら,まず食べてみなさい」とおっしゃって,
昨夜は石川産のカタガニと福井産のミズガニの両方が出てくる
プランの夕食でした。
結果・・
ミズガニはすごく美味しかった。
もしかしたらカタガニより美味しいと言えるかもしれない。
そのことを今日加藤先生と色々話していたのですが,
とにかくミズガニは安すぎる!
あの美味しさならば,もっと価格を上げても良いはずだ。
価格を上げるなら,獲る量を減らすのが,一つの方法。
そうすると資源的にも良い。
しかも漁業者の収入が上がるかもしれない(少なくとも下がらない)
但し,消費者は安くて美味しいミズガニは食べられなくなる。
でもね,あれだけ美味しくて700円はさすがにないと思います。
それから,そもそもミズガニをそこそこ獲っても
福井県のズワイガニ資源は回復して来ているので
ミズガニ全面禁漁というのは意味がないと思います。
カナダでall or nothing 的な管理措置が多いのは
お国柄なのか,漁業者の気質なのか,両方なんだろうと推測しますが。
という訳で,ミズガニに対する見方ががらっと変わった夕食でした。
そして,初めて「ミズガニ」を食べました。
ミズガニとは脱皮してまだ殻が固くなっていないズワイガニのことです。
越前町のあたりでは「ズボガニ」って言うらしいです。
さて,このミズガニですが,
すごく価格が安いのです。1パイ700円とか。
殻が固いオスガニ(カタガニ)は
1パイ1万円とかするのですが・・
ミズガニは放っておくと翌年にはカタガニになるので
なるべく獲らない方が良いと思っていました。
ズワイガニはTAC(総漁獲可能量)で管理しているので
単価の高いカタガニで消化するのが効率的だと思ったからです。
(実際にはTACの消化率はそんなに高くないので
現状では問題にはならないのですが・・)
また資源保護の点からカナダではミズガニを混獲した場合は
再放流が義務づけられています。
さらにミズガニの混獲率が高まると漁業自体が禁止されます。
このことからミズガニを獲るのは資源的にも良くないと思っていました。
で,加藤先生(は,日本のズワイガニ漁業の研究者)が,
「あれこれ言うなら,まず食べてみなさい」とおっしゃって,
昨夜は石川産のカタガニと福井産のミズガニの両方が出てくる
プランの夕食でした。
結果・・
ミズガニはすごく美味しかった。
もしかしたらカタガニより美味しいと言えるかもしれない。
そのことを今日加藤先生と色々話していたのですが,
とにかくミズガニは安すぎる!
あの美味しさならば,もっと価格を上げても良いはずだ。
価格を上げるなら,獲る量を減らすのが,一つの方法。
そうすると資源的にも良い。
しかも漁業者の収入が上がるかもしれない(少なくとも下がらない)
但し,消費者は安くて美味しいミズガニは食べられなくなる。
でもね,あれだけ美味しくて700円はさすがにないと思います。
それから,そもそもミズガニをそこそこ獲っても
福井県のズワイガニ資源は回復して来ているので
ミズガニ全面禁漁というのは意味がないと思います。
カナダでall or nothing 的な管理措置が多いのは
お国柄なのか,漁業者の気質なのか,両方なんだろうと推測しますが。
という訳で,ミズガニに対する見方ががらっと変わった夕食でした。