アメリカの宇宙飛行士たちにインタヴューした 1983年刊行の本である
初期の有人宇宙飛行計画の飛行士から アポロ17号の飛行士まで会って話をまとめている
生い立ち 環境 宇宙飛行士を引退した後の生き方考え方など 著者の調査力に圧倒される
「人間には気圧が必要なのだ。 呼吸というのは、肺の中にある肺胞の膜を酸素が通過して血液の中に
溶け込んでいく現象である。 酸素に圧力がかかっていないと、酸素は肺胞膜を通過できなくなる。」
「月の表面温度は、太陽に直射された部分は最高130度にも達するのに対し、裏側の日陰の部分は
最低零下140度にもなるのである。 アポロの月着陸も、この点に気を配って早朝の時間が選ばれた。
アポロ11号は月に2日間にわたって滞在し、 その後の月探検はさらに長期にわたったはずだから、
着陸は早朝でも、灼熱地獄も寒冷地獄も避けられなかったのではないかと思われるかもしれない。
アポロ17号は足かけ4日間にもわたる長期滞在を果たしている。
しかし、 これは実は地球時間で計測した滞在時間であって、 月時間による滞在時間ではない。
アポロ11号は月時間では約47分しか滞在しなかったことになるし、 最長滞在記録のアポロ17号でも
月時間では2時間45分しか滞在していないことになる。 」
この本には 宇宙船を飛ばすまでの苦労も 宇宙飛行士の何年にもわたる訓練のことも書いてある
すごいなぁと ただただ 感嘆である
アポロ13号の事故のことも 緊迫感ある実況中継のように記されていて ドキドキしながら読んだ
宇宙飛行士の引退後の仕事の様々な職種 その成功 不成功も興味深く読んだ
特に、 アポロ11号で、アームストロングに次いで人類2番目に月に足跡をしるす男となりながら、
精神病院に入ることになった、 バズ・オルドリンの後半生は痛ましい
選ばれて 肉体的にも精神的にも厳しい訓練をこなし あらゆる分野の勉強をする宇宙飛行士
子どもの頃から宇宙を飛びたいという夢を持ち その大目標へ心身を傾けてきて その達成とともに
人生の目標喪失感を失うとしたら なんとも 気の毒である
全員がそうではないけれど 普通の家庭生活を過ごせず 結局離婚した宇宙飛行士もいる
この本の主旨は 宇宙へ飛んだ人がその体験の前後で 意識や考え方が変わったかどうかということ
クリスチャンの宇宙飛行士もいれば 無宗教の人もいる
月から地球を見たとき 国籍も肌の色の違いも信じる宗教の違いさえも些細なことで みんなが地球人
こういう感想を持つ宇宙飛行士が多かった 人類みんなが 宇宙体験をすればいい とも言う
大きな心の視点でものを考え感じることができるのなら わたしも宇宙空間から青い地球を見てみたい
初期の有人宇宙飛行計画の飛行士から アポロ17号の飛行士まで会って話をまとめている
生い立ち 環境 宇宙飛行士を引退した後の生き方考え方など 著者の調査力に圧倒される
「人間には気圧が必要なのだ。 呼吸というのは、肺の中にある肺胞の膜を酸素が通過して血液の中に
溶け込んでいく現象である。 酸素に圧力がかかっていないと、酸素は肺胞膜を通過できなくなる。」
「月の表面温度は、太陽に直射された部分は最高130度にも達するのに対し、裏側の日陰の部分は
最低零下140度にもなるのである。 アポロの月着陸も、この点に気を配って早朝の時間が選ばれた。
アポロ11号は月に2日間にわたって滞在し、 その後の月探検はさらに長期にわたったはずだから、
着陸は早朝でも、灼熱地獄も寒冷地獄も避けられなかったのではないかと思われるかもしれない。
アポロ17号は足かけ4日間にもわたる長期滞在を果たしている。
しかし、 これは実は地球時間で計測した滞在時間であって、 月時間による滞在時間ではない。
アポロ11号は月時間では約47分しか滞在しなかったことになるし、 最長滞在記録のアポロ17号でも
月時間では2時間45分しか滞在していないことになる。 」
この本には 宇宙船を飛ばすまでの苦労も 宇宙飛行士の何年にもわたる訓練のことも書いてある
すごいなぁと ただただ 感嘆である
アポロ13号の事故のことも 緊迫感ある実況中継のように記されていて ドキドキしながら読んだ
宇宙飛行士の引退後の仕事の様々な職種 その成功 不成功も興味深く読んだ
特に、 アポロ11号で、アームストロングに次いで人類2番目に月に足跡をしるす男となりながら、
精神病院に入ることになった、 バズ・オルドリンの後半生は痛ましい
選ばれて 肉体的にも精神的にも厳しい訓練をこなし あらゆる分野の勉強をする宇宙飛行士
子どもの頃から宇宙を飛びたいという夢を持ち その大目標へ心身を傾けてきて その達成とともに
人生の目標喪失感を失うとしたら なんとも 気の毒である
全員がそうではないけれど 普通の家庭生活を過ごせず 結局離婚した宇宙飛行士もいる
この本の主旨は 宇宙へ飛んだ人がその体験の前後で 意識や考え方が変わったかどうかということ
クリスチャンの宇宙飛行士もいれば 無宗教の人もいる
月から地球を見たとき 国籍も肌の色の違いも信じる宗教の違いさえも些細なことで みんなが地球人
こういう感想を持つ宇宙飛行士が多かった 人類みんなが 宇宙体験をすればいい とも言う
大きな心の視点でものを考え感じることができるのなら わたしも宇宙空間から青い地球を見てみたい
宇宙体験や臨死体験といった日常生活と大きな隔たりのある特殊な体験をすると、人生観や価値観が変わるのかもしれませんね。
私はニート生活から帰還できそうもないです。
宇宙体験によって、ほとんどの人が似たような思いを抱きながらも、その後の人生には大きな隔たりがある。結局人間は共通の体験を得ても、それぞれ違う解釈で-それこそが個性なのかもしれないんだけれど-それぞれの生き方をするしかないのだろうか。
ヒトってある側面から見れば非常に単純で分かりやすいところを持ちつつ、一方で深い底なし沼のような闇をも抱えているようで、そう云ったことがずしんときました。
わざわざ読んでもらってありがとうございました。またなにか気になる本があったら連絡します、rei-naさんも面白い本があったら教えてください。
ミステリー番組とかで、アポロ11号の月面着陸は嘘で、スタジオでの撮影だって疑惑があるの知ってますか?
アメリカの旗のなびき方がおかしいとか、パイロットが落とした物が無重力のはずなのに早く落ちたとか・・・(ミステリーは結構興味があるので)
おいらにもよくわかりませんが、この本の体験記を読むとすごいのでしょうね!
本当に自分の目で青い地球を宇宙から見たいですね
漂って 停泊して 風を眺めているのも 趣きある一考かと思います
日常生活から大きな隔たりのあることができかねるわたしには 悠々とした春のニート的宇宙空間に見えます
飛行士というエンジニアだった人が宗教のほうへ行ったり 経済的に富む人 そうでもない人・・・
こういう大目標を人生の30代40代で達成してしまうことは むしろ 不幸かとさえ思ってしまいました
選ばれて特異な体験をするより コツコツ地道に平凡に・・ あ わたしの小さな自己肯定ですね 笑
ぼんすけさんの多岐にわたる謎の読書傾向 次は何を薦めてくださるのでしょうか
きっと自分では手に取らない本かも・・ 楽しみでもあり 読みこなせるかと不安でもあり ドキドキです
そう? 知りませんでしたが おもしろいね (^。^)
経済的バックアップの人たちへの義理と人情から 明確な映像を見せなければならなくて・・
な~んていう理由から いかにも らしい映像が映ってるのだったりして ね
地球上に 謎は少ないかもしれないこの頃 宇宙はたっぷり 謎であってほしいです
ロマンは おっきいほど おっきく憧れていられます v(^。^)
結局自分は宇宙旅行のテクニカルな面よりも、宗教だとか哲学の方が好きなんでしょうね(苦笑)、
すっかり嵌ってしまっています。
ただこれの映画版もあるのですが、そちらはちょっと頂けません・・・・・・。
「科学人が語る人間観」とでもいうのでしょうか、宇宙飛行士たちが組み立てた彼らなりのロジックが非常に面白かったです。
自分も一度は宇宙から地球を眺めてみたいものです。
かもめ組と名乗られるだけあって やはり宇宙への憧憬は とても大きいのでしょうか
選ばれて優れた人たちが宇宙飛行士になり なおかつ様々な考え方 後半生のあることに考えさせられた本です
わたしは かなり独善的に自分好みに読んだような気がして いいのかなぁと思うこの頃です (-_-;)