華やぐ時間

時の豊潤なイメージに惹かれて 。。。。

桜の思い出

2012-04-27 20:24:19 | ★こころ模様

京都へ発つ前日は いいお天気で  友人とお花見ができた

わたしの好きな公園へ お弁当を持って行き  桜を眺めながら  お茶べりにも花が咲いた

公園の桜は 数日前に満開を迎え  少しの風にも はらはらと 花びらを散らす

木の根元が薄桃色に敷きつめられ  桜のじゅうたんだね と 目に焼き付けた


今年の桜を見おさめたつもりで 京都へ発ったけれど  京都は 街のいたる所に まだ 桜が咲いていた

亀岡の奥のほうに住む友人を訪ねた日は  暖かい晴れ空の下に 今日が満開 という桜たちが出迎えてくれた

大阪へ向かう阪急電車の沿線にも  桜を見ることができた

京都・木屋町の川べり 祇園・白川沿いも歩いて  散りはじめのソメイヨシノを楽しんだ

植物園から鴨川沿いの半井(なからい)の道は  しだれ桜が 見事だった 

この春は 二度 桜を楽しめたようで  なんとも 嬉しい春


数日間の滞在で  懐かしい友人たちに会えた

年賀状で わずかな近況を伝え合ってはいたけれど  どの友人も  ン十年ぶりの再会である

待ち合わせの場所へ駆けてくる大学時代の友を見たとき  変わってないなぁと思った瞬間  涙ぐんでしまった

友人も ギュッと抱きしめてくれて  お互いに感激ひとしお

大阪の友人も  高松から来てくれた友人も  京都在住の友人も  京都の街も  変わってなかった

長い間 わたしの心のなかで 思い描いていたままの姿で  再会できたなぁと思う


人の縁って  ほんとに不思議だと思う

半年ほど会えなかったけど・・という感じで  近況が語られ  話が弾んでいく

住む街が違ってからは 手紙も書かなかったのに  なぜだか 賀状だけは やり取りしてた

そうして 会えば  こんなにも お互いの心のことが よくわかって  その喜怒哀楽に しみじみ共感する

年に一回くらいは 会えたいね  わたしの街へも来てください  などと 名残りを惜しんで 帰ってきた


仕事をしてたせいで  なかなか まとまった休日を取れなかったこともあるけれど

京都は  わたしにとっては 深い思い入れのある街

が  しかし リッチな夜行バスで行ったら  あっというまの京都

これから また仕事を始めたら  ひそかに京都貯金をして  年に一回は ひとり旅しようかなぁ

今回も  友人と待ち合わせの八坂神社へ行く前に  ひとりで 祇園の小路を彷徨い歩いてみた

学生の頃  そうやって あちこち歩くのが 好きだった

次回は 中京の町家あたりを 彷徨いたい   大原のほうにある大好きなお寺を訪ねたい   

吉田山へ抜けるあの道も歩きたい   鞍馬にも行かなくっちゃ

油絵の先生や 勉強会の先輩たちにも ご挨拶しなくっちゃ

んふふ♪    ぽろぽろ  いろいろ思い出してしまう

春 夏 秋 冬    どの季節にも  わたしの思い出の風景がある
さてさて  京都貯金のはじまり~  







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春の芽吹き

2012-04-12 10:49:14 | ★こころ模様

この頃は  健康的な生活をしている

夜を1時前には眠るので  朝は 6時過ぎに 目覚める

朝のいろんな用事を済ませて  ゆっくり新聞を読んでも  まだ 9時
しかたないので  今朝は ちょいと 居眠りなどしてしまった   


桜が咲き  足元にも 可愛い花たちが  ほんわか 咲いている

晴れた日の空は青く  陽射しは明るく   風も そわりと暖かい

春なのだねぇ

木々にも 地面にも  花たちが わが世の春と  咲き始める

ヒトのわたしも  むずむず  むくむく  動きたくなってくる

パソコンで 求職情報を見ている

地の利便性  時間  条件などに goodなものを いくつか 見つけた 

そうなると 早く 働きたくなってしまう

誰かに取られちゃうかもなぁと思うけど  まだ 働くわけには いかない 


まず  京都に行って来なければならない

旅が終わったら  家中の大がかりな整理整頓をする

ふるさとへも  また 行ってきたいなぁ

そんなこんなで  まだ ひと月は  仕事なしビト 


で  週末から数日間  京都へ行ってくる

なつかしき友人たちと 日程が合い  ン年ぶりに会えることになった

京都在住の友人  大阪の友人  四国・高松から来てくれる友人もいる

時間の都合をつけてもらうことを申し訳なく思うけど  それ以上に とっても嬉しい


近所のランチ友は 「 着飾って行きなさいョ   ゼータクなホテルに泊まりなさいョ 」と言う

「 あ~  ごめん  この服でいく   一泊朝食付き 〇千円のホテルを予約しちゃった~ 」
「 ひさしぶりに訪ねるのに  ダメじゃん! 」と 言われてしまった 


友人たちに  会えるのが 嬉しい     着飾り服は  二の次サ

お気に入りのリュックに 少しの衣類をつめて  歩きやすい靴を履いて いく

おみやげは  たくさん持っていく 








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桜の花が散る頃には・・・

2012-04-05 13:50:05 | ★こころ模様

満開の桜の樹の下には 死体が埋まっている・・・と言う基次郎がいたり

ねかはくは 花の下にて 春死なん その如月の 望月のころ・・・と詠んだ西行がいたり

桜の花は 妖かし 


春のアラシが去って 明るい陽射しに誘われて  いよいよ 桜の蕾がほころびる

花が三分咲き 五分咲きと咲いていくのを眺めて楽しみ  満開の華やぎを仰ぎ見て楽しみ  そして 散りゆく時を待つ

大きな老木の桜の樹の下に  薄桃色の花びらが十重二十重に舞い散り  桜色が敷きつめられたとき

花びらの下に置いてくるもの  置き去りにして埋めたいものがある


さしずめ パンドラの匣

人へ言いたかった言葉   言えなかった言葉   言ってはいけない言葉

激昂する感情   背中に隠した手のこぶし   後ろ向きになったとき窓に映ったわたしの大粒の涙

深いため息   真っ暗な諦念


いまは  こぼしたものを拾い集めてるところだけど   

もうすぐ  桜が満開に咲き誇り  ハラハラ ヒラヒラと 散り始めるころには  

きれいな箱に包んで  きれいなリボンを結んで   桜色の地面の下に埋めよう 








 

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