九月なのに・・

　九月なのに　陽射しの暑い残暑の尻尾が　後ろ髪を引いてたのは　　ほんの数日前だったのに

　雨が降ったら　急に気温が下がって　　冷や冷やと寒い九月になってしまった

　ひと月の間に　というよりも　昨日と今日の境い目で　　こんなにも天候って変わるものなのだったかしらン

　まるで　わたしの優柔不断のココロみたいで　おかしい

　空は　今は　雨も上がって　雲も薄くなり　　明日の晴れ空へ準備を始めている

　厚く着こんでみたり　　初秋の薄着で過ごしてみたり　　洋服たちも　出入りが慌ただしいこの頃である

　
　山本周五郎の小説を読んだことがなかったので　図書館へ数冊　予約したら　すぐに３冊届いてしまい　大急ぎで読んだ

　しばし　時代小説の中に過ごしていたけど　　読んでるさなかに　中村文則が届いた

　やっと　周五郎を読み終えて　　楽しみにしていた”　悪と仮面のルール　”のページをめくる
　
　なんだか　読みやすくて　二日で読了してしまった

　誰もが　顔の下に憂いを持ってるのだろうなと思うけど　　好ましく印象的のは　”　遮光　”　”　土の中の子供　”かなぁ

　予約中の”　すり　”（第四回、大江健三郎賞を受賞）が　届くのを　楽しみにしているところ

夜に降る雨

　新聞やテレビの天気予報を聞き洩らしたのか　　夕方に　９０分ほど　強い雨降りがあった

　ちょうど　その時間は屋内にいたので　濡れることもなく　雨音を聴いていた

　いきなりの雨で　困ってる人たちもいるだろうなぁと思いながらも　　わたしは　雨って好きだなぁ　と　うっとりしていた

　水が好きだからなぁ　　　　真珠のような雨粒が　きれいだからなぁ　

　雨に煙る景色が好きだからなぁ　　　　傘をさして長靴を履いて歩くのが好きだしなぁ

　この夏は　暑い日が続いて　　雨が降らないで　花や作物は大丈夫なのかなぁと思っていたので　　雨は　嬉しい

　空気中のチリやアクタが　　雨に　洗い流されるもんね　　

　わたしのココロのなかの優柔不断も　　エイヤッと　道を指せそうだもんね


　眠る時刻になって　　また　雨が降り出した

　強い雨は　屋根に　道に　木々に　音を立てて降り　　おもいっきりの潔さを　想像してしまう

　雨音を聴きながら眠るのって　好き
　渓流の水底に横たわって　ひろびろと　ココロを解き放って眠ろう　っと　







　　　
　

街の中に 渓流気分

　明け方に　ポツン　ポツンと　雨が落ちてくる音で　目が覚めた

　窓を開けて眠っているので　そろそろ目覚める時刻でもあったので　　眠りの底から　やさしく起こしてもらった気分で目覚めた

　ひさしぶりの雨は　なんだか涼しく感じ　　わたしと一緒に　木々の緑も喜んでるかなぁ

　お仕事へ行くのには　　傘をさして　ルン♪

　ときおり　強く降るので　肩先も足元も　よう濡れるンだけど　　まぁ　　いいサ　いいサァ

　アップダウンのある道は　水の流れが　小川のよう　　　　　　澄んだ雨水は　深山の渓流のように勢いがあり　きれいでさえある

　立ち止まって眺めていたかったけど　そうもしていられなくて　ザンネンだったけど　　わたしは水が好きなんンだなぁ

　焚火を見つめてるのが好き　という人のことを聞いたことがあるけど　　わたしも　たぶん焚火の炎を眺めているのを　好きかもしれないな

　チョロチョロ燃える炎の変容　　　よどみなく水の流れる様　　　　　

　ぽーっと見つめてて　飽きない時間だろうなぁ

月曜日は 眠い曜日

　朝夕が　ずいぶん涼しくなってきたのに　　お昼ころの陽射しは　残暑の暑さで　ギラリッと熱い

　夏は　暑いのが当たり前だから　　　まぁ　　もう少しの我慢　我慢　

　とりたててストレスも　夏バテも　夏ヤセもなく　　ふつうに汗まみれの日々を過ごしてたけど

　おととい　　右のお目目が　真っ赤になってて　びっくり

　何の兆しもなかったのに　　どうしたことでしょう

　毛細血管が切れたのかもしれない　　　　　一週間くらいもすれば治るのかなぁ

　昨日よりは今日　　真っ赤が薄くなってきているので　　のんびりしてるとこ

　瞳の下方なので　　人と対面してても　あまり気づかれないふうで　　よかった　


　日曜に　おお遊びをしたわけでもないのに　　今日は　　なんだか　朝から眠くて　ポーっと午前中を過ごした

　午後　仕事から戻って　　風も強く　陽射しがカンカンだったので　　あれもこれもと二回目の洗濯をして　掃除をする

　おやつは　この夏　マイブームのパイナップル　　　きりっと冷たくて　甘くて　食べ終わる頃には舌が痺れてて　　でも　　うまい

　きれいになった部屋の中で　　寝っ転がって　本を読む　　

　しーんと　静かな　好きな時間　

　ゆるゆる　すやすや　　案の定　　気持ちよ～く　　夕方のお昼寝をしてしまいました

　たま～にはネ　　　　いいサ　　　いいサァ　　　お目目のためにもネ　





　

待ちぼうけの九月

　暑い夏の日々をやり過ごすことに汲々としてるうちに　　ほ～ら　九月がやってきちゃった

　カレンダーの残りは　あと４カ月　　　　　はやっ！

　今年は　年明けの初っ端から　　波乱万丈の忍耐の日々が始まったもんね

　いまだに　忍耐中　　　まだまだ　忍耐中　　　　　この年は　耐え忍ぶ年なのかもしれない


　恋の耐え忍びなら　日々　美しくもなっていけるかもしれないけど　　そうじゃない場合は　ストレスを溜めかねないのだよ

　思考の悪循環のドツボに落っこちないように　　　他人をも自分をも恨まないように　　実に苦心惨憺たる日々なのだよ

　なんといっても　俯く思考は　眉間にもココロにも皺が寄って　　輝く美貌が陰ってしまうからね

　そうならないように　明るく朗らかに　楽しいこと探しをして　　映画を観たり　芝居に行ったり　　本を読んだり・・

　ゴド―を待ちつつ　秋へ向かうこの月も　　夏の名残りを　がっつり引きずりながら
　楽しいこと探し　　つまりは　元気よく遊び人の日々を暮らすかなぁ