華やぐ時間

時の豊潤なイメージに惹かれて 。。。。

春の季節のおしまい

2009-04-30 08:30:14 | ★こころ模様

 春の青空って 雲がないのかな

 淡い水色の空が  はるかに広々と広がっている

 晴れ空は 気持ちを前向きにさせてくれるから  好きだなぁ

 ひと付き合いは  むつかしい

 どこまで相手を立てたらいいのか  どこまで自分を抑えればいいのか  わからない

 尊敬する目上の人にも相談し 友人にも考え方のヒントをもらったけど  噛み合わなさが消えない

 みんなが一様に相手のへんちくりんさを指摘するので  わたしのほうが相手へ同情してしまうほどだ

 他を侵食せず 他から侵食されず  誰もが 自分らしく生きればいいのかもしれない

 出来事が契機になって自分を顧み 自分が変わりたければ 新しい角度の考え方をプラスすればいいのだね
 もっと もっと ますます考えながら  今は わたしはわたしでいるしかない  





  

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風と 遊ぶ

2009-04-26 11:40:46 | ★こころ模様

 空は きれいに晴れてるのに  風が ビュンビュン びゅーびゅー 渦を巻いてる

 まぁ 好意的に思えば  楽しく弾けて 遊んでるのかもしれないなぁ

 風にも  そういう はしゃぎたいときが あるかもネ
 では  わたしも お相伴して 日曜の午後を浮かれてきよ っと  

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” ムーン・パレス ”   ポール・オースター 著   柴田 元幸 訳

2009-04-24 23:25:32 | ★本
作者は この小説を唯一のコメディと言ったらしいが 前半は まさに そのように楽しく読めた
”ムーン・パレス”は 主人公マーコ・フォッグのアパートの窓から見える中華料理店の名前である
月は 象徴のように彼の人生のいたるところに現れる
大学生になったときのルームメイトは 以後 彼の親友となるデイビッド・ジンマーである
のちのち ”幻影の書”の主人公になる人である
人物のこういう登場は わたしをとても楽しくさせる


あらすじ & 感想

母子家庭で育ったマーコは 11歳の時に母がバス事故で亡くなり 43歳で独身のビクター伯父さんに引き取られる
職業はクラリネット吹き  無目的と夢想に流れがちな性格で 一時期結婚もしたが うまくいかず
交響楽団をクビになった後は 移るたびに楽団の格が落ちていった
1965年秋 マーコはコロンビア大学に入学して ニューヨークへやってきた
大学の寮でジンマーとルームメイトになるが  2学年目からは一人暮らしをしたくて 安いアパートに移る
このアパートから見えるのが ”ムーン・パレス”のピンクとブルーのネオンサインなのである
伯父さんから贈られた千冊の本が入った76個の段ボール箱は 開けずに家具として使う
一つひとつの箱をユニットとして いろいろな形の集合体としてパズルのように組み立てていく
マットレスの台 テーブル 椅子 ナイトテーブルになっていった
・・・貧乏な学生の部屋の段ボールの家具たちは とても愉快にイメージできて 楽しい
   わたしも貧乏な学生時代は なるべく家具を買わず つまりは部屋を飾らず 服も買わず 食費もつましく
   質素で 簡潔で すっきり暮らしたもんだった

バス会社の補償金は大学4年間の学費と生活費に十分だったが 伯父さんも使い 経済状態が悪化してきた
一年後 ビクター伯父さんが亡くなると 奨学金 学生貸付金 勤労学生プログラムなどの選択肢があったが
こんな手段に頼るのは御免だとマーコは決断し  生き延びる唯一の道を断ち切ってしまう
自分がなすべき何かとは何もしないことである と美的次元まで高められたニヒリズムを生きることにしたのである
伯父さんを悼む気持ちから ダンボールを開けて本を読み始め  読み終えた本は古本屋で換金してもらう
箱を一つ開けるたびに 家具の一部を破壊することになり ベッドは解体され椅子や机は消滅し 何もない空間になる  
「僕の人生は 次第に形をなしつつあるゼロにほかならなかった  この目で見ることができる無  空虚だった 」
・・・わたしは 学生の頃は よく 自分探し ということを考えていた
   一個のわたしは何ができるのか 何をしたいのか どんな可能性があるのか
   玉葱を剥くように自分を剥いでいけば見つかるのかと思い シンプルさに憧れた
   頭の中でこねくり回して考えていたわたしの思いは マーコのゼロ思考と呼応する

マーコは経済的窮乏を友人たちには内緒にして 自分で下した決断に 誰からも干渉されたくなかった
電話を外し 禁煙し 断酒し 外食をやめ 途方もない論理の説明で世捨て人の現代版を遂行した
最後の一年は 電気代を払わなくなり さまざまな銘柄のロウソクを使って 価格 明るさ 寿命を比較した
冬から早春にかけて 食料は窓の外の台の上にビニールの買い物袋に入れて貯蔵した
夏は 粉ミルク インスタントコーヒー 食パン  ときおり贅沢してリンゴあるいはオレンジを一個
一日にゆで卵二個 水は好きなだけ飲んでよい  という食事計画ができ上がる
身長180センチ台で 体重が56キロにまで落ちるのである
「餓死は免れたが 空腹に苛まれていない時間もほとんどなかった  僕は自分を肉体から分離させようと努めた  
こうした苦しみが実在しないふりをすることによって 問題を避けて通ろうとした」
・・・大真面目に こういうことを考えながら暮らしていたとしたら 本当におかしくて笑ってしまう
   アルバイトをすればお金が入るのに  友人のジンマーに相談すれば なにか良案もあっただろうに一切しない
   徹底的に自分を突き詰めていくのは 誰にでもできることではなく 読んでいて応援したくなる

食べ物の幻覚が見えるようになり 時間の経過の記憶が飛んでしまったり 本を読むのが困難になってくる
「 部屋にはもう何もなくなっていたが 気が滅入るどころか かえって安らぎのようなものを感じた
たぶん僕はただ発狂しかけているだけだったのだろう 」
8月になって もう降参してもいいという気になってジンマーのアパートを何度も訪ねた
ある日 新しい住人がドアを開けて ジンマーが引っ越ししたことを知らせてくれた
朝食を囲んでいた人たちの輪に招かれて キティという女の子に出会う
翌日 アパートの大家から立ち退きを言い渡され 20ドルのお金とナップサックとクラリネット・ケースを抱えて出ていく
「 偶然にすべてを任せよう  衝動と成行きについて行こう ということだけ考えていた 」
セントラルパークにたどり着き 以後毎晩公園で眠り 日ごとに汚らしく みすぼらしくなっていった
お金を手渡してくれる人  ピクニックの食事の輪に誘ってくれる人  ソフトボールを一緒にして食事を囲んだこと
公園に来る人たちの食べ残しが捨てられている屑かごを漁って食べ物を得たり  人に追いかけられたり
図書館では体からの悪臭に睨まれたり 大雨に降られて高熱を出し 50キロにまで体重が落ちてたこと
雨が上がった日に キティとジンマーが 芝生の上に横たわってるマーコを見つけてくれた


この小説の前半は 若者のひたむきさと見栄っ張りを語っていて 面白く読んだ
本人がいっしょけんめいであればあるほど 滑稽で おかしいのである
アパートで困窮していく日々にも 公園で食べ物漁りをしている時にも いろんなことを考えている
青春って 本人は切実でも 傍から見れば こういうことなんだろうかと思ってしまう

この後 マーコは目の見えない金持ちの老人の話し相手として 住み込みのアルバイトをする
老人の奇妙な生涯を知り その息子へ遺産の通達をする中で マーコの父親を知ることになる
老人の身の上話も その息子の生き方も マーコ自身の境遇も 三人三様の男たちの物語は 
偶然と幸運と行くべき道を示唆するメッセージに満ちている
自分をぎりぎりまで削ぎ落として 死に近いところまで自分を持っていって見えてくることを探る
オースターの物語を紡ぐペン先は 寓話性に富み 愉快で 次へ次へと読む者の興味を引っ張っていく
楽しく読めた小説である



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” 幻影の書 ”    ポール・オースター 著   柴田 元幸 訳

2009-04-12 00:10:47 | ★本

ポール・オースター   1947年生まれ
コロンビア大学卒業後 数年間各国を放浪し アメリカに帰国
85年から翌年にかけて <ニューヨーク三部作>を発表し 現代米国文学の旗手として脚光を浴びる


ポール・オースターの本を読んだのは ” 孤独の証明 ”が最初である
タイトルに惹かれて読み始めたけれど 言葉や文章が すっと入ってきて イメージが広がる
いつもオースターの本を訳す柴田元幸の端正な文章が いいのだなぁと思う
”ナショナル・ストーリー・プロジェクト ”も読んだ
ラジオ番組を担当していたオースターのもとへ 視聴者が寄せた不思議な体験を編んだ本
こういう話を読むと 人の生は何かに繰られてるような 広大な地にぽつんと置かれてるような 心もとなさを感じる
オースターの脚本した映画では ”スモーク ”が 面白かった


”幻影の書”のあらすじ

40代の大学教授ディヴィッド・ジンマーは 飛行機事故で妻と幼い息子二人を亡くしてしまう
人に会わず 酒びたりの日々を過ごしていた時  テレビで無声映画のコメディアンたちのドキュメンタリーを見る
ヘクター・マンという一人の製作者・出演俳優の演技に 数か月ぶりに笑っている自分を感じる
60年前に謎の失踪をした生死不明のヘクターに関心を持ち ヘクターの12本の短篇映画を観に 旅に出ようと思う
大学に休職願を出して 各地を回り 9か月かけて  ヘクターの映画論を書き上げる
電話もラジオもテレビも持たず 人付き合いも絶ち ヘクターを考えることで自分の生を取り戻していく
妻子の事故死で保険金が入り いろいろな寄付をし 妻の名前の助成金を作っても使い切れない
家族と暮らした街を離れて 郊外に山小屋風の小さな家を買い 友人の紹介で翻訳の仕事を始める
ヘクター夫人と名乗る女性から 手紙が届く
「あなたの本を読んで ヘクターが会いたいと申します  90歳に近く 健康がすぐれません
ハリウッドを去ってから作った映画が数本ありますが  彼が死んだら24時間以内に焼却する約束です」
いたずらの手紙かと疑心暗鬼でいるジンマーのもとへ ヘクターのそばで暮しながら
その伝記を書いてるという女性が迎えに来る



こういう本を読むと 独りでいることを怖いと思わないでいられる
小説だから 物語だからと思って読むのではなく  こういう人が居るかもしれないと思って読む
小説を読んで主人公の心に添うとき  わたしの中に共感できるものを見つけた時は 安堵と不安を感じる

「あのとき交渉が成立してなければ 飛行機に遅れないよう車を飛ばしてなければ 彼らは乗らなかったのに 」
ジンマーは 事故の後 何度も考える
わたしにも あのとき ああしなければよかった  あのとき もう少し気がつけばよかったのに と 
済んでしまってから 自分の言動を振り返り 自分を責めてしまうことがある
事が動き出し始まってる時に  人はどうやって止めることができるのだろうか
この物語の中には 取り返しがつかないこと 悲しい喪失が  いくつも出てくる

ポール・オースターは ものごとの偶然を見据える
その事が起きた後に そういえば あの出来事 この出来事が そこへの収れんだったのかと振り返る
喪失であったり 成就であったりの ものごとの因果が絡み合うなかで  自分とは何かということを考えている
ヘクター・マンがなぜ失踪したのか 
ヘクターのその後の生き方は もうひとつの物語を先へ先へと読ませるように興味を繋ぐ
オースターの語り口は 映画のように視覚的にも楽しめて 本当にうまいと思う
ヘクターの喜劇映画を説明する詳しい描写は 映画の場面を想像できて 楽しい
 

この本を返却するために図書館へ行った
入口を入ると ロビーの目立つところに ” 本日戻ってきた本 ”のキャスター付き本棚が置かれている
文庫本たちの列に オースターの” ムーン・パレス ”があった
この奇遇!    「 読みなさい 」との思し召しなのかと 借りてきてしまった




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桜 さくら 華日和

2009-04-09 09:51:00 | ★こころ模様

春の暖かな きれいな晴れ空    

青い空のしたを  桜の花びらが 陽に輝きながら チラチラ 舞っている

花びらに 心を載せて  こういう日は お遊び日和

さいわい  またもやの お仕事休み   

嬉しさに ちっさな胸が  ドキドキ  わくわく。。

春のデートが 目白押しョ

今日は 多忙の友を誘って お喋りランチ

明日は お仕事を休んで 遠くの街へ 芝居の友と一緒に プレミアム芝居を観に行く

あさっては  運動の友と お茶べりタイム

日曜日は ルンルン♪  美しき華を観に行く
花吹雪に誘惑されて  い~~~っぱい 春に染まってきよっと 





     

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春ココロ  よっこらしょ

2009-04-08 17:50:13 | ★こころ模様
桜の花が  ちらちら  はらはら 散り始めている

道路の端っこに 花びらたちが うす桃色に積まれていく

子どもが しゃがんで ビニールの袋に 花びらを集めている

朝から 良き場所に座り込んで  ず~~~っと 桜の木を見上げていたいなぁ

今春は 出遅れたので  来春の課題にしようっと 


この数日間 本を読んでいたら  たっぷり その世界に迷い込んでしまった

花の季節だというのに  なんだか ココロが弾まない

人へ話したり 楽しく向き合っていく前に  まぁ いっか と 黙してしまう

オースターのせいだろうけど  でも  彼の世界 好きだなぁ 







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桜にあやかる

2009-04-03 08:57:43 | ★こころ模様

爽やかに晴れた今朝は  気温が高くなる予報です 

花咲く時を待ちかねた桜たちが  のびのび~ 陽射しに輝くのでしょうね

週末の午後が ぽっかり フリーになったので 浮喜嬉。。のわたし 

桜のほころびにあやかって  お遊び日和なのでっす 

いつもより おいしいランチをゆっくり食べて  そのあとは 美容院へ行きます

春のふんわりヘアに 変身してくるのョ

では  まずは お仕事に行って来ま~ 




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桜 ほころぶ

2009-04-02 17:21:40 | ★こころ模様

やっと暖かい晴れ空   今日は 暑いくらいの青い空

見上げる空に 桜の花も ゴキゲンで咲き始めています

こぼれんばかりに咲く桜たちを見ないうちは 春を実感できないモンね

新生の四月  出会いの四月  始まりの四月

まわりの人たちのウキウキに感化されて  暖かい陽気に誘われて  

わたしも 元気よく 弾けよう っと
夕方の陽が落ちるのも ゆっくりになってきたし 遊び時間を 有効に使わなくっちゃネ 




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