木々の葉が色づきはじめて 町は秋の景色をましていく
どことなく ひやひや感を含んだ空気は 秋仕度を急かせるようだ
法事があり 久しぶりに親戚が集まった
数年ぶりの従兄弟や従姉妹たちに会えて 嬉しく 楽しい
法要のまえの段取り 飲食の用意 住職様への挨拶の仕方などなど
年取った伯父や伯母に指示を仰ぎながら 喪主さんが動き 若い従兄弟や従姉妹たちが手伝う
何回も法事を経験した年寄りから 次代の若者が段取りや気働きを学んでいく
喪主さんひとりでは 何ごとも進められなかっただろうなと思う
人に支えられ 助けられて 人の輪と和のなかで生きていく ということを改めて 実感する
亡くなった伯父や伯母のことを あれこれ思い出す
子どもの頃には気づかなかったことが 今 思い出して そういうことだったのかぁと わかる年頃になった
大勢の大人たちに見守られて 成長してきたのだなぁと思う
ありがたく思う気持ちを まわりの人たちへ返していきたいという殊勝な気持ちになる
人への思いやり 感謝… さまざまな心が不足してたなぁと思う