華やぐ時間

時の豊潤なイメージに惹かれて 。。。。

芝居 ” もとの黙阿弥” 

2005-08-10 15:23:52 | ★芝居
井上ひさし作 木村光一演出   22年ぶりの再演という芝居

舞台は 明治時代の浅草にある芝居小屋「大和座」。
河辺男爵家の跡取り息子隆次(筒井道隆)と政商の娘お琴(田畑智子)、男爵家の書生(柳家花緑)と
政商家の女中(横山めぐみ)という 2組の男女が繰り広げる、取り違いの喜劇。

隆次は書生の久松を連れて 姉が勝手に決めてしまった縁談の相手と鹿鳴館の大舞踏会で
踊らなければならないのでダンスを教えてほしいとやって来る。
これと入れ違いに 政商長崎屋商会の娘お琴が女中のお繁と共に 親が勝手に決めた婚約相手と
鹿鳴館で踊ることになっているので踊りを教えてほしいとやって来る。

自分の結婚相手をじっくり見極めたいと 隆次は久松と お琴はお繁と入れ替わってしまう。
二組の主従は お互いにそれぞれ入れ替わっていることを知らずに出会ってしまう。
やがて 大騒動。。。。。。

芝居小屋が舞台だけに 楽器の演奏があり群舞があり 愉快な芝居
演劇を生で観るのは初めて と言う同伴した友人は大喜び
初めて観る人に 井上ひさしのこの舞台はよかったと思う

昔むかし 田舎者のわたしが都会で初めて観た芝居は 井上ひさしの芝居だった
とてもとても おかしくて笑ってばかりいた   芝居って こんなに楽しいものかと開眼
明るく華やかな場面は覚えているのに タイトルが思い出せない
駄洒落 言葉の掛け合い 語呂合わせ・・・   言葉遊びの豊かさが楽しかったなぁ
いっぱい笑わせて しみじみさせて  チクンと心に残る辛めの結末

あ  そうそう
先日観た映画 ”父と暮らせば ”も 井上ひさしの原作である
宮沢りえ 原田芳雄の俳優の持ち味もあって  とてもいい映画だった
  

 

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