この数日 楽しみにしていた舞台と映画を 続けて観てきた
舞台は ” もっと泣いてよ フラッパー ”
松たか子 松尾スズキ 秋山菜津子 りょう 石丸幹二 などが出演している
串田和美の演出は 生バンドが演奏してくれるので いつも楽しい音楽劇になる
広い舞台に 松たか子が登場すると 場面が パッと華やぐ
あの時代の女性らしさ 可愛さが動くたびに 話すたびに ふわふわ 花が舞うようである
セリフのとおりのよさ 澄んだ歌声が 聴いてて 耳に心地よい
真っ白い空間の中で 女の子の衣装で寝転んだり 覗きこんだりのしぐさは 幼い子を見るみたいに 可愛かった
映画は ” エヴァの告白 ”
わたしは こういう地味な重い映画に 惹かれる
マリオン・コティヤール ホアキン・フェニックスの演技が よかった
祖国では幸せに過ごしていただろうに アメリカに来た途端の不遇
何も持ってない 何も持てない 痩せた身ひとつで立たざるをえない人の凛とした美しさ
まわりに流されながらも エヴァの心の軸がぶれないのは 愛する妹への想いがあるからだと思う
愛する人がいるというのは 強いのだけれど ああいう時代に生きていく興行主の男の愛の形が せつない
テレビでは NHKの大河ドラマ ” 軍師 官兵衛”を毎週 楽しみに観ている
官兵衛の 生き残るために・・・の考え方 人との和の心が いいなぁと思う
戦国の時代に けっして きれいな生き方だけではなかったらしいが
岡田准一の眼力 素のような笑顔のファンなので 毎週 わくわく 物語の世界に浸っている
もうひとつの感動は スキージャンプの葛西選手の銀メダルの成績
7回目のオリンピックとか・・ 長い間 頑張ってきた気持ちに 深く感動する
スケートは 高橋大輔選手の演技 表現が大好きなので まだまだ現役でいてほしい選手だ
舞台でも 映画でも スポーツでも 人の頑張りに触れると 勇気をもらう
わたしも もっと もっと・・ と思う
今年の二月は よく 雪が降る
わたしには 歩きながら 故郷の冬道のようで なつかしい
でも 都会では この積雪で亡くなる方たちがいる
雪が降った翌朝は 晴れ渡った青い空が 広がり 陽射しに 雪が 白く輝いて まぶしかった
何日間も雪に閉じ込められたのなら ともかく 翌朝が こんなに晴れてしまったら 亡くなった方たちは 無念だろうと思う
人の運は 本当に 容赦のないものだと思う
わたしは いま 何をしなければならないのだろうかと 心の中を覗きこむ