越後松之山温泉 凌雲閣 なぅ なぅ なぅ

一度　泊まってみたい宿として　ず～っと憧れていた凌雲閣に泊まっている

日本秘湯を守る会　木造三階建ての宿　日本三大薬湯　昭和初期に宮大工が意匠を凝らして作った趣がある客室

古い家の懐かしい匂い　磨き抜かれた階段　手すり　歩くとギシギシ音がする廊下など　昔の日本の宿である

お風呂は　大昔の閉じ込められた海水が涌いているとかで　しょっぱい薄緑色のお湯で温まる

夕食は　彩りのきれいな和食　　　繊細に切り飾られた野菜たちの盛り付けには作る人の愛を感じる　

出汁がそれぞれの山菜によくしみて　味がまろやかでおいしいので　飲みほしたくなってしまう

２０時からは　宿のクルマに案内されて　ゲンジホタルの舞うところへ連れていってもらった

煌々と照る月夜が　街灯のない夜をこんなにも明るく照らすことに感嘆する

小さな川の流れの繁みのなかをホタルが　ふぅわり　ふぅわり飛んでいる

見上げる空には北斗七星があって　見るもの感じるもの　　ほっこり日本の夜を満喫した

お布団も清潔で暖かく　気持ちよく眠れて　鳥の鳴き声で目覚めた朝は　梅雨の晴れ間の快晴　　

見渡すかぎりの緑の田園風景には　のんびり　あたたかい幸いが広がっている
積年の夢が叶えられた嬉しい旅である　

映画の中の女優気分

外出のときは　いろんなタイプの紫陽花に出会える

はじめての小道をクルマで走っていたとき　よその家の庭に　大きな真っ白い紫陽花が溢れるように咲いていた

うっとり眺めていたい　と思ったけれど　よその家の前にクルマを停めるのは怪し過ぎるもんね

６月の半ばなのに　雨降りのなかで美しさを際立たせる紫陽花へ　雨が降らないなぁ

まっすぐ　銀の糸のように降る雨を心待ちにする日々である　


外出の前は　ラジオを聴きながら　身支度する

好きなクラシックや歌番組が流れているとき　消して出かけなければならないのがザンネンだったけれど

数日前　よきイヤフォンを購入してからは　通勤の道すがら　音楽を纏って歩いてる

音楽は家でゆっくり　ゆったり聴くもの　と思い込んでいて　歩きながら音楽を聴くという発想がなかったので

さらりと垣根を跳んでしまい　音楽を聴きながらの歩きをしていると　ふと　映画の中の主人公気分になってしまう

いつもの見慣れた景色が　　映画の中の場面の様相を醸し出す

わたしは単純なので　音楽を纏うのはいいけれど　　ほわほわ笑いながら歩かないように気をつけなくっちゃ　

紫陽花が ポッ ポッと灯る

昨日まで緑の繁みだったところに　青紫色の紫陽花が　まぁるく咲きだした

花は咲くまで　その存在を忘れていて　ごめんねと言いながら　うっとり眺める

六月の薄曇りの日に　しとしと雨降る日に似合う花

しばらく楽しめるなぁと思うと　嬉しい　


話題の映画を観た

“　友罪　”　　罪を犯した人は生き難いだろうな　と思って　数日　感想を引き摺っていたが

“　万引き家族　”を観たら　明るい楽しさ　温かさに圧倒された　　　

隣に住んでた人たちみたいに　あの人たち　どうしてるだろうかと気になってしまう

今月は　“　Vision　” “　空飛ぶタイヤ　”　“　焼肉ドラゴン　“と観たい映画がある

ふだん　ボンヤリな頭は　さぞかし大いなる刺激を受けるだろうな

そういえば　映画の感想を熱く語る友がいないなぁ　　　

あれ？　　　なんでだろう？

考えてみなくっちゃ