本を読んでから 映画化のことを知り 待ちかねていたわりには観に行くのが遅くなってしまった
食事のお膳に たくさん並べられたお料理を見て まず 好みが中くらいのお料理から食べ始める
それから苦手なものを食べて あとから 大好物のお料理を ゆっくり味わいながら食べる
そこまで思ってたわけじゃないけど ゆっくり観にいきたいと思ってるうちに遅くなってしまった
上映館が限定されてきて 上映時間も日に二回 朝か夜だったりになってきて 焦っちゃった
同じ物語でも 自分の想像力で読む本と 視覚で観る映画では印象が異なる
先に本を読んだときは 映画ではその時代の建物や風景 調度品 人物の服装などを楽しむ
外国映画は わたしの想像を超えた雄大な景色や生活する人々の活気が見られて 楽しい
この映画は 19世紀の終わり頃のコロンビアで 一人の女性に愛の心を抱き続ける男の物語
50年余思い続けた女性が未亡人になったとき 女性の前に現われて 変わらぬ愛を誓う男性
長い年月の片思い 初恋の人を忘れるために600人余の女性たちと関わりを持ち 日記に記していく
”百年の孤独”の作者ガルシア・マルケスならではのスケールの大きいお話である
72歳になったおばあさんへ変わらぬ愛を誓ってくれる男性の気持ちは 信じたくなってしまう
ここから あらためて二人のつきあいが始まっていけばいいのだと思う
男性の心の中は初恋の人を思慕し続けた50年だとしても 600人もの女性と関わる好色ぶりは
どういう性質の人かと 首をかしげてしまう
叔父が 彼の女性つきあいのことについて 「 若いころのお前の父親とそっくりだ 」と言う
もし 彼が初恋の女性と結婚できてたら 平穏な家庭生活を送っただろうか
人生の もしも・・を考えてしまうけれど 一人の人を思い続ける心の軸を持てるパワーに感動する
何事もユメは抱き続けるべきもの
思いが強ければ 時を経て こうしてユメの成就があるのだからね
映画の中の若い男女は 結婚して数年後 男性が髭を生やし 女性の髪に白いものが目立つようになってくる頃から 男も女も いい顔 いい雰囲気になってくる
歳をとって背中が丸くなり 動作も緩慢になり 外国の俳優たちは 老け役 メーキャップが上手だ
特に老婦人になったヒロインの品のいい様子は 人生の円熟味 鷹揚さが表れてるようで素敵だった
こんなふうに自分らしい厚みを醸しだせるのが 歳をとるということなら いいなぁ
有能な医師と結婚した彼女の様子をときおり見かけながら 結婚の申し込みの機会を待ち続ける男は
” ノーカントリー ”で アカデミー賞助演男優賞を受賞したハビエル・バルデムが扮している
あの ” ノーカントリー ”は 良さがわからない映画だった
人らしい感情の迷いもなく人を殺していく殺人者は 観ていても不気味な感じが増すだけだった
この映画” コレラの・・ ”では 本当の老人のようにおじいさんらしく 温厚さも感じられて
ハビエルは いろんな役のできるうまい俳優なのだろうなと思った
食事のお膳に たくさん並べられたお料理を見て まず 好みが中くらいのお料理から食べ始める
それから苦手なものを食べて あとから 大好物のお料理を ゆっくり味わいながら食べる
そこまで思ってたわけじゃないけど ゆっくり観にいきたいと思ってるうちに遅くなってしまった
上映館が限定されてきて 上映時間も日に二回 朝か夜だったりになってきて 焦っちゃった
同じ物語でも 自分の想像力で読む本と 視覚で観る映画では印象が異なる
先に本を読んだときは 映画ではその時代の建物や風景 調度品 人物の服装などを楽しむ
外国映画は わたしの想像を超えた雄大な景色や生活する人々の活気が見られて 楽しい
この映画は 19世紀の終わり頃のコロンビアで 一人の女性に愛の心を抱き続ける男の物語
50年余思い続けた女性が未亡人になったとき 女性の前に現われて 変わらぬ愛を誓う男性
長い年月の片思い 初恋の人を忘れるために600人余の女性たちと関わりを持ち 日記に記していく
”百年の孤独”の作者ガルシア・マルケスならではのスケールの大きいお話である
72歳になったおばあさんへ変わらぬ愛を誓ってくれる男性の気持ちは 信じたくなってしまう
ここから あらためて二人のつきあいが始まっていけばいいのだと思う
男性の心の中は初恋の人を思慕し続けた50年だとしても 600人もの女性と関わる好色ぶりは
どういう性質の人かと 首をかしげてしまう
叔父が 彼の女性つきあいのことについて 「 若いころのお前の父親とそっくりだ 」と言う
もし 彼が初恋の女性と結婚できてたら 平穏な家庭生活を送っただろうか
人生の もしも・・を考えてしまうけれど 一人の人を思い続ける心の軸を持てるパワーに感動する
何事もユメは抱き続けるべきもの
思いが強ければ 時を経て こうしてユメの成就があるのだからね
映画の中の若い男女は 結婚して数年後 男性が髭を生やし 女性の髪に白いものが目立つようになってくる頃から 男も女も いい顔 いい雰囲気になってくる
歳をとって背中が丸くなり 動作も緩慢になり 外国の俳優たちは 老け役 メーキャップが上手だ
特に老婦人になったヒロインの品のいい様子は 人生の円熟味 鷹揚さが表れてるようで素敵だった
こんなふうに自分らしい厚みを醸しだせるのが 歳をとるということなら いいなぁ
有能な医師と結婚した彼女の様子をときおり見かけながら 結婚の申し込みの機会を待ち続ける男は
” ノーカントリー ”で アカデミー賞助演男優賞を受賞したハビエル・バルデムが扮している
あの ” ノーカントリー ”は 良さがわからない映画だった
人らしい感情の迷いもなく人を殺していく殺人者は 観ていても不気味な感じが増すだけだった
この映画” コレラの・・ ”では 本当の老人のようにおじいさんらしく 温厚さも感じられて
ハビエルは いろんな役のできるうまい俳優なのだろうなと思った