華やぐ時間

時の豊潤なイメージに惹かれて 。。。。

” 風味絶佳 (ふうみぜっか) ”  山田詠美 (えいみ)著

2005-11-26 18:11:10 | ★本
作家生活20年を迎えた山田詠美の短編集である  装丁は可愛いキャラメルの絵
わたしは本を読むとき たいてい あとがきから読んでいく
「・・・ とりわけ私が心魅かれるのは、人間のかもし出すそれである。
 ある人のすっくりと立った時のたたずまい。 その姿が微妙に歪む瞬間、
 なんとも言えぬ香ばしさが、私の許に流れつく。」 
この文章を読んだだけで 作者の豊かな言葉の情感が感じられて 物語への期待がわく 
「日頃から、肉体の技術をなりわいとする人々に敬意を払って来た。・・・」
この本は 肉体労働の男たちを主人公にした恋が6編収められている小説集である

間食・・・自分を高所恐怖症かもしれないと思う鳶職の男が年上の女と若い女を行き来する
     「落ちるのが恐い人は落ちないよ。 それに、下で退屈する人は、必ず登れる。」
     こういうことをさらりと言う変人扱いされてる仲間寺内に 自分の三角関係を話す
     「で、加代さんて人は、誰に可愛がられてるの? そう? でも、前にはいた筈だよ、
     加代さんをうんと可愛がっていた人。きっと、どこかで断ち切られてしまったんだろう。
     きみも溜まっていたから、 花ちゃんって人に行っちゃったんでしょ?」と寺内が言う      
     

夕餉・・・堅実な家庭を捨てて ごみの清掃作業員と同棲をする女 
     「好きな男に極上の御馳走を食べさせてやる  料理欲は私の愛の証し」 と言う
     「彼の体は、私が作るんだ。 私の料理から立ちのぼる湯気だけが彼を温める。」
     手際よく料理の下ごしらえをしていく描写に 作者山田詠美の料理好きを窺わせる
     「ゴム手袋をしているとは言っても、危ないものが沢山出されている。
     もしかしたら、彼の手にした一番危ないものは、私だったかもしれない。
     寄る辺ないひとりの女の人生を、 彼は、いつの間にか引き受けてしまった。
     私の心は、ますます彼に傾いている。 憐れみに肉体が加わると恋になる。 
     そこには、かけがえのない もの哀しさが生まれ出づる。 」
     「それまで、私は、自分の体がそうなるのを知らなかった。 
      きちんと下ごしらえをされれば、私の体だっておいしくなる。 
      欲しがられてると感じる。  なんだか泣きたい気持ち。 」


風味絶佳・・若い恋人がいる70歳の祖母と ガソリンスタンドに勤める20歳の孫のお話
      横田基地のそばでバーを営む祖母   若い頃アメリカ人と大恋愛をして
      捨てられたらしい祖母のアメリカかぶれした視点や言動がユニーク
      私の脳みその皺は、このキャラメルのおかげで増えた。 キャラメルが恋人。
      それでは恋人とはなんなんですか  必需品に決まってるじゃないの と祖母が言う
      好意を持っていたガソリンスタンドの女の子に振られた孫が叫ぶ
      「あんな女、もう顔も見たくねえよ!!」
      「良かったじゃないか、ようやくそういう人が出来て」と祖母が言う


海の庭・・母と作並くんは幼馴染だ。 私の高校入学が決まるのを待って両親が離婚した時、
     母の実家に身を寄せることになった私たちの引越しの際の作業責任者が彼だった。
     あの引越し以来、30年ぶりに再会した彼は、たびたび、この家にやって来る。
     二人は、縁側に腰を下ろし、言葉少なにお茶を飲む。
     二人は、初恋をやり直しているのではないか、と推測する。  あの年齢だもの、  
     それなりの経験は積んできた筈だ。 それなのに、少年少女みたいな風情でいる。
     もっと、年相応の男女として振る舞ってはくれないものか。 
     ひとり身の寂しい女とそこにつけ込む男という構図の方が、まだ腑に落ちる。
     「作並くんは、昔のママが好きなんでしょ?」
     「おれが見てるのは、年取った今の彼女だよ。   おれの戻りたい場所を
     ちゃんと隠してる。  おれは、もう一度そこに辿り着きたいの。」
     「それって、やっぱ、初恋やり直すってことじゃん。」
     「大人が初恋やり直すって、いやらしくて最高だろ?」そうだったのか、と腑に落ちた。 
     二人は、子どもの純粋さを取り戻そうとしていたのではなく、 大人の淫靡さを
     作り上げようとしていたのか。


アトリエ・・排水槽清掃や貯水槽の清掃や設備のメンテナンスの仕事をする私は
      悲惨な過去を持つ麻子と出会い 同情し 惹かれ結婚する 
      「私は、一日を終えて、麻子と二階に上がって行く瞬間を心から愛しました。
      階段が軋む音は、前奏曲のように期待を抱かせます。」
      妊娠をきっかけに 麻子が壊れていく


春眠・・・章造が、大学時代に恋心を抱いていた同級生弥生は 章造の父親と結婚してしまう
     父梅太郎は 斎場総合メンテナンスの会社に勤務している  火葬の業務委託
     「親父は、弥生のこと全部解ってるって言うの?」
     「当たり前じゃん。 私が側にいるだけで、おとうちゃんには全部お見通しなんだよ。」
     「へえ、そんなに親父って頭良かったっけか。」「そういう時に使うのって頭じゃないんだよ。」
     弥生は、突然、父のかいた胡坐の上に倒れかかった。そして、膝頭に頬をこすり付けて言った。
     「にゃーにゃー」「こういうふうにしてると、色んなことが解って来るんだよ」
      親父たち、見るに耐えないと思わないか? と章造は妹に尋ねる
     「お父ちゃん、若い奥さんもらってタガが外れたのよ」と妹が答える
     「悪い意味で言ってるんじゃない。 弥生ちゃんに外してもらったのよ。
      お父ちゃん、 やっと本当の自分になったんだよ。」と妹が言う


本の中のいいなぁと思う文章を抜粋してたら きりがない
作者の人物たちへのあったかい視線を感じる  恋の真実がきらりと光っていて感激する
うんうん  そうだよね  そういう感覚だよね と思い当たる
愛したい人  愛されたい人  そのときの自分にとって最良の人との出会い
出会えた縁を大切にしたいと思う
        
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芝居 ” メアリー・ステュアート ”

2005-11-16 23:00:30 | ★芝居
宮本亜門演出のこの芝居を 数年前にテレビで見ることができた
そのときの主演は 麻美れい 白石加代子である  
テレビ録画なのに物語に感動した

宗教がからむ国の対立 16世紀のイギリス 同時代に生きた二人の女王の物語である
イングランド女王エリザベスと従姉妹のスコットランド女王メアリー その女王に仕える乳母と侍女
エリザベス女王と乳母役を原田美枝子  メアリー女王と侍女役を南果歩が演じる
四役を二人の女優が演じ分けるというのが  とてもユニークだと思った

一瞬の暗転で 女王が乳母に 侍女が女王に代わる  威厳が慈愛へ 可憐が高潔へ代わる
閉じ込められている赤い壁  民衆を見下ろすレンガの壁  二脚の椅子
シンプルな舞台に 膨大な台詞が飛び交う  台詞の量に圧倒される
女優が二人だけで 動きもシンプル  観客は台詞に耳をすませ その緊迫感を共有してしまう

エリザベスの暗殺を計画したという咎で メアリーは19年間幽閉されて 処刑される
二人は実際に会うことはなかったというが 国の繁栄のために結婚しなかったエリザベス
結婚し子をもうけたメアリー   二人は 互いに相手を理解し共感していたのではないだろうか

同じ演出家の同じ芝居でも 女優が麻美と白石  原田と南で ずいぶん雰囲気が異なる
かつて 重々しく悲壮に感じた物語が 今回はシャープで女同士の連帯感の物語に感じた


「人は生まれた時から死に向かい 生とは死の準備に費やされるひとときである としても
それを考えることに意味がある」      ・・・・鴻巣友季子

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” ナショナル・ストーリー・プロジェクト ”  ポール・オースター著

2005-11-15 20:39:39 | ★本
この作家の本は ”孤独の証明”を読んだことがあり  映画では”スモーク”も観た
オースター自身のあらすじもドラマチックだなぁと思う 
いままた 書評が褒めるこの本を読んでみた

オースターは ラヂオ番組を受け持つことになり  リスナーから 実話の体験談を募集した
全米から4千通 集まったという   その中の180本を選んで編集した本である
それのすべてを読み 選び  月に一度5~6本を ラヂオで朗読する
ジャンルとして 動物 物 家族 戦争 愛 死 夢・・などに分ける
4千人余の普通の人々による体験談である  信じがたい展開  ありえない成り行き
みじめだったり 情けなかったり 人・物との必然の出会い 運命のめぐり合わせ
どこかの小説家が書く短編小説より よほど 不思議で感動する体験話がいくつもある
出会うべき人との出会い  あるべき場所へ落ち着く物たち  何に因って結ばれるのだろう

祖母が大事にしていた一揃いの食器のうち ティセットを引越しの際に紛失する 
母も悔やみ 孫娘の自分が十年余も時が立ってから たまたま出かけたフリーマーケットで
家にある同じ柄のその食器を目にするのである  
物との こういう引き合わせは 何篇も載っていた
紛失したと思っていた物に 何年 何十年も立ってから 出会う不思議
たまたま出かけた街で  ふだん行かない通りの小さい店で 大切な物に再び出会うのである

好きな本を読もうとある店に入る  込んでいて 見知らぬ男性と相席になる
話が弾んで 再会を期してその本を贈り 自分の電話番号を書いて渡す
その本を彼は電車の中で 居眠り中にコートごと盗られてしまう
互いの連絡手段が失われて数年後 男性がバカンスで外国へ遊びに行く
女性は勉強で外国へ行き 再びあの好きな本を読もうと買い求め 喫茶店に入る
店内が込んでいて 通された相席のテーブルに あのときの彼が座っていたのである

こういう話が わんさと載っている   出会いの不思議  結ばれる必然
あるいは 眠っていて夢でみた事が やがて自分や他人に 同じように出来事として起きる不思議

読み終えて 生きることに感動もするし 謙虚にもなるし 視野も広がる 
でも 今のわたしは なぜか 自分にガッカリ  自己嫌悪になりそう   なんで? 
  

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映画 ” ヴェニスの商人 ”

2005-11-11 22:00:18 | ★映画  
シェイクスピアの原作”ヴェニスの商人”は読んでいないが いろいろな評が この映画を褒める
シャイロック役がアル・パチーノ  アントーニオ役がジェレミー・アイアンズでは ぜひ観たくなる

16世紀末の貿易都市 運河の街ヴェネチア
無一文のバッサーニオは貴婦人ポーシャに求婚する資金の援助を 友人アントーニオに依頼する 
アントーニオの全財産は4隻の船に積荷をして航海中のため 高利貸シャイロックに借金をする
街はキリスト教の信者とユダヤ教の信仰者で対立している
キリスト教信者のアントーニオ と 排斥され厭われるユダヤ教の信者シャイロック
唾を吐きかけたアントーニオの申し出に シャイロックは肉1ポンドを担保として金を貸す
シャイロックの娘が父親の金を持ち出して駆け落ちをする
バッサーニオは貴婦人の屋敷で 金銀銅いずれかの箱を選ばなければならない
ポーシャの絵の入った箱を当てた者が結婚出来るのである
外見の装飾に惑わされない 質実の寡黙な箱こそが自分にふさわしいと 銅の箱を選ぶ 
中にはポーシャの肖像画が入ってあり 二人は結婚する
ポーシャから愛と恭順の証しとして指輪を渡されたバッサーニオは 「決して 失わない」と誓う
アントーニオの船が難破し シャイロックから1ポンドの肉を要求され 裁判が始まる
駆けつけたバッサーニオが借りた金の2倍3倍の金を支払うと言っても シャイロックは拒む
老判事の代理として男装したポーシャが若き判事として 裁判を進めていく
「証文にある肉1ポンドの要求は認められるが 記してない血は一滴も流さずに切り取れ」と
バッサーニオは賢明な若き判事に感謝の品を申し出でる 
「その指輪をいただきたい 奥方もこの状況を分かってくださる」と言われ 判事にあげてしまう
ポーシャの屋敷へ アントーニオを伴って帰館したバッサーニオは 美しい妻ポーシャから
指に指輪のないことを指摘される   アントーニオのとりなしで夫は深く詫びる
裁判に負けたシャイロックは財産を没収され キリスト教への改宗を命じられる
友人たちがユダヤ教の教会へ入って行き 外に立つシャイロックの眼前で教会の扉が閉ざされる

中世の水の都ヴェニスは こんなふうに美しかったのか と思わせる映像である
この物語の中には 恋があり 友情がある   人の心を試される場面がみっつ あった
ひとつは バッサーニオが金 銀 銅のどの箱を選ぶか という場面
ふたつめは シャイロックが借金の担保を アントーニオの肉1ポンドではなく
倍額の金や他のもので代替するよう 説得される場面
みっつめは 「友人の命を救ってくれた礼を差し上げたい」「それでは その美しい指輪を」と
若い判事に所望されて バッサーニオが逡巡する場面
たいそうスリリングな場面である

この映画の感動は アル・パチーノの存在感である
時代は ユダヤ人へ多くの枷を強要していた  さまざまの偏見と蔑み
街を歩く時は赤い帽子を被るように  金を貸すのに利子を取るのはキリスト教に反する等々
キリスト教者たちが シャイロックヘ肉1ポンドの担保実行を思いとどまるように諫言する 
疎まれ蔑まれてきたユダヤ人としてのシャイロックは 人としての痛みは同じだと言い募る
シャイロックの深い哀しみ 娘に裏切られた父親としての心情 孤独 孤立
復讐に燃える心の痛みに さもありなんと共感できる
ラスト 財産を失いキリスト教へ改宗させられた者は こののち どうやって生きていくのだろう
生活の拠り所  精神の拠り所を剥奪された者は  どうやって生きていくのだろう

中世のシャイロックから 現代のホームレスと呼ばれる人たちへ思いが移る
かつてはあっただろう生きてきた足場を捨てるとは どういう一歩を踏み出せば出来るのだろうか
衣食住の一文無し 人間関係の一文無し 過去は白紙  では一週間先 ひと月先はあるのか?
意思的に持たない者は幸いかもしれない  持てないと思う者は不幸せかもしれない
では 失った者は どうやって生きていくのだろう
  
   

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” 蝉しぐれ ”   藤沢周平 著

2005-11-05 00:41:06 | ★映画  
日本の四季の風景は とても美しい   時代劇の映画などを観ると そのことを感動的に実感する
美しい日本の風物を見たくなったら 時代劇を観に行こうかと思う
でも ”蝉しぐれ”の映画は観に行きたくない  
時代劇として わたしが観たい映画は「たそがれ清兵衛」や「隠し剣・鬼の爪」のほうである
紅白粉をつけた 床屋さんに行って来たばかりのようなサムライが出てくる時代劇は 観ない
この 映画版”蝉しぐれ”も そういうきれいさがフンプン感じられて わたしは観に行かない

昨年 NHK金曜時代劇で「蝉しぐれ」(主演 内野聖陽・水野真紀)を観たのが とても感動的だった

2004年 ABU賞(アジア太平洋放送連合)
第44回 モンテカルロ・テレビ祭(モナコ公国主催)
第30回 放送文化基金賞     
結果的に 他にもみっつほど 賞を取ったテレビドラマである

佐藤幹夫(演出家)・・・
権力者の不条理な仕打ちに耐え、自らの人間性だけを矜持にして生きる主人公
父親を切腹させた権力者への単なる復讐劇ではなく、人間の業や権力構造そのものへの諦念を、
人間としてのリアリティを持ちながらも、なおも自分の人生を肯定しようとする牧 文四郎の
ビルディング・ストーンの格調の高さに、ある「救い」さえ感じたのである。
どんな境遇でも肩肘張る必要はないが、もっと背筋を伸ばして生きられるのではないか。
そんな藤沢さんの声が聞こえた 

演出家が こういう気構えで製作したドラマである
小さいテレビ画面から 主役二人の凛とした佇まい 物語の緊密なものが十分伝わってきて感動した
幼馴染の主人公二人が 離れ離れにそれぞれの生を生き 20年余の後に再会する
20年間 心の中に互いを想い続けた真摯さ
人を愛すること 人が人らしく生きることを 長い時間の流れの中で見せてくれる
「文四郎さまのお子が わたくしの子で わたくしの子が文四郎さまのお子であるような生き方は 
できなかったのでしょうか 」 と おふくが言う
この台詞だけで わたしは もらい泣き

こんなにも感動したテレビドラマを観た者は きれいな清潔過ぎる俳優が演じる映画
新築したばかりのようなきれいな屋敷の中できれいな着物を着て 人物達がさらさら動いてるような
そういう映画は観に行けないのである

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映画 ” 春の雪 ”

2005-11-01 21:59:58 | ★映画  
三島由紀夫の原作の映画化  有名な本だけれど読んでいないので 楽しみにして観てきた
幼馴染の 侯爵家の子息・松枝清顕(まつがえ きよあき)と伯爵家の令嬢・綾倉聡子
清顕は聡子の想いに気づきながらも 自分自身の気持ちに気づかないまま 聡子につらくあたる
没落寸前の綾倉家は 宮家の次男坊王子との縁談を進めて家名復興の機会を願う
清顕の気持ちを確かめようとする聡子の必死の思いはすれ違い 聡子は縁談を受けてしまう
宮家との婚約は決して取り消すことが出来ないと知った清顕は やっと聡子への愛に気づく
一目を忍んで密会を重ねる 許されぬ禁断の愛


逢いたい人に逢えないのは つらいだろうと思う
一緒の時間を共有できないのは つらいだろうと思う
たいせつな愛だと気づくのが遅かったのは つらいだろうと思う
主人公二人の背景にある家 世間のために生きる道が分かれるのは つらいだろうと思う
かけがえのない分身と思えたなら 結ばれてほしい  共に生きてほしい
主人公二人の味方になってわたしは感情移入し 暗い映画館でほろほろ泣いてしまった
   
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