華やぐ時間

時の豊潤なイメージに惹かれて 。。。。

ココロの行動範囲の狭い枠

2008-10-29 10:15:04 | ★こころ模様
” バートルビーと仲間たち ”というタイトルの 外国人著者の本を読んだ
著名な詩人や作家の寡作 あるいは書かなくなった理由 状況を 何人も例を挙げている本
おもしろいなぁと思いながら 読んだ
わたしは 詩人でも作家でもないけれど  考えてること思ってることを すいすい書けないのは
どういうとき  なぜなのだろうと思う

日々の暮らしは 為すこと行くところが決まっていて  変わりばえしない毎日である
こういうことを  わたしは 平穏な日々として とても大切に思っている
この決まりきった時間割の中で  四季を感じ  天候に喜々として過ごす幸い
目に触れたこと  感じたことを言葉で表わしたくなる時があって  わくわくするのだけど
じきに 忘れてしまうらしい   心の思いを掘り下げていくまえに 霧散してしまう
そんなふうにポシャってしまったシャボン玉が  たくさん ある
気持ちの水底で  そういうかけらが  また ふわんと浮かんでくる時がある
それらを掻き集めたら  まぁるいシャボン玉ができるかなぁ

他人の話を聞く時  為すべき行動をしてる時に  他のことに気を取られてては いけないのである
赤い色の説明をしてる時に  相手が心の中で自分の好きな紫色を握りしめてるのを感じる時がある
わたしが話し終わったとき 「 でも  それは やっぱり紫色だよね 」と応えてくる
こういう人のアンテナは 狭量だと思ってしまう    好機を逃すのだろうなと思ってしまう
そして  わたしも 往々にしてそういうときがあるのに 気がつく

他人と話すとき  付き合うとき  頑なに守らなければならない自分ってあるのだろうか
頑固  狭量は  ただの小さい保身に思えてしまう
わたしの身と心が透けて 風が吹き抜けていくような のびやかさ しなやかさ やわらかさがほしい
爽やかに晴れわたった青い空をキャンバスにして 色づく葉っぱたちを お手本にしようかしらン 




  

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曇り空の日は。。。

2008-10-22 17:43:32 | ★こころ模様
昨日までの爽やか青い空のお天気が  今日は 静かな雲のお天気
週末に向かって  曇り空 & 雨降りの予報になるらしい

お仕事が早く終わるので  午後は何して遊ぼうかなぁと考えていた
映画は  観たいものがないなぁ      街歩きも  行きたいところが思いつかないなぁ
あ   おいしい食事の店でランチを食べて お代わり珈琲を飲みながら 本読みの続きをしよう
でもなぁ  長居ができるのは  家なんだよなぁ
そんなこんなを 仕事中に考えてたもんね 

外へ出ると セブンイレブンのお店が目に入り  たちまち ”あじご飯 ”弁当の前に立っていた
ほかに  あれとこれとそれも買って  ウキウキ ルンルン  家に帰る
だぁ~れも居ない真昼の静かな時間は   ぜ~んぶ  わたしのもの 
朝刊を読みながら  のんび~り だらだら  一時間くらいかけて 昼食を食べる
さてっと  本を読もうかと開いたら  だんだん眠くなってくる
居眠りは風邪の素だから  あったかいお蒲団を掛けて  ちょっとだけ眠る

目覚めたのは  三時間後      ぐっすり こっくり眠れたぁ 
この数日  ココロとボディが くたびれてたもんなぁ
おかげさんで  すっきり 軽やかな気分になれた
では  元気よく  夜遊びに行ってきましょ っと     浮喜嬉





コメント (2)
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日暮れていく時刻

2008-10-19 17:08:36 | ★こころ模様
一週間というものは 時間のたつのが早いもんだなぁ
予定表に 曜日ごとの予定を記入すると  今日より明日 明日より 明後日・・などと
その曜日がすぐに過ぎてしまい  先々の日のことが気になってしまう
一日って 短い    一週間って  短い
もう 日曜日の夕方だよ   明日は 月曜日    
昨日が月曜だったかのように  もう月曜日がやってくる

秋の陽は  陰るのが早い
空の向こうのほうに  うっすら水色が残っている
夜になる前の 静かな空白の時間   ポーッと日暮れて過ごす好きな時間   






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最右翼のオンナともだち

2008-10-12 22:42:20 | ★こころ模様
水戸に住んでいる友人は  わたしの数少ないオンナ友だちの中でも 最右翼チックな人
古い日本家屋が好きで 婚家の庭に家を新築するとき  自分で間取りを設計して 建築士に見せ
「 住みやすい間取りと動線の流れは  とても素人が描いたとは思えない 」と 褒められていた
訪ねてお邪魔させてもらったとき  庭には 将来木が育つようにと何本かの木が植えられていて
居間には 注文した一枚板の座卓を置き  部屋の隅には 益子焼の大きな甕に 季節の花が
無造作に活けられていた
骨董品のような重たい茶箪笥  藍染ののれん   民芸風の小さな可愛い置物などが 飾ってある
その和やかでシックな空間に ほっこり くつろがせてもらったものだ
和服が好きで 着付けの先生の資格も取得し  東京で会ったときに 和服で来てくれたこともある
料理が上手で 掃除が好きで  気持ちがまっすぐで 他人に優しく 面倒見がいい
良妻賢母の見本のような人 いいオンナの鑑のような人で  褒め言葉として 最右翼の友


今日の日曜日  午前中におうちの人たちが出かけてしまい  ひとりぽっちのわたしは 嬉しさのあまり
喜々として 二度寝 三度寝をして  お昼に もそもそ 起きた
爽やかな晴れ空だったので  みなさんのお蒲団を干し 洗濯物を干してから  PCを立ち上げた
メールボックスに  ひさしぶりに水戸の友人からのメールが届いていた
「 いいお天気だね  急用があって東京に出てきて お昼頃には用事が済むから  会えるかな? 」
発信時刻は朝の10時半    あわてて「 寝坊してて 今 読んだわ 」と 返信メルを書いた
「 あ?  居たの?   今  渋谷よ    出ておいでよ~ 」
「 わたしが 今から身支度して出て行くより  ○ちゃんが うちへ来てちょうだいな 」
「 急だけど お邪魔していいの?   じゃ 行くね♪ 」 と 決定!

ひゃぁぁぁ!!    言ってはみたものの  わたしは まだ パジャマ姿!
駅に着くまでの間に この家を片づけられるものだろうか???
蒲団を取り込み  洗濯物を端に寄せ  各部屋をササッと片付け 掃除機をかけてる時間がないので 
モップで ホコリ取り ゴミ取り   居間の棚の上を拭き  洗面所を磨き  トイレ掃除をする
なんと言っても 最右翼のオンナともだちは きれい好き  
棚のホコリを指でさらりと見ることはしないし  散らかってる室内になんにも言わない人だけど
きれいな家へ招きたいものだと  どうにも緊張し 焦る
化粧を半分してたら 「 駅に着いたよ~  ケーキを買ってきたよ~ 」と 電話がきた
そそくさと 駅までお迎えに行き  数か月ぶりのお顔に会えた
「 日にちを調整して予定して会うより  こういう突然の会い方って 嬉しいね 」と お互いに喜ぶ
風のように来て 風のように帰り 90分しか居てくれなかった あっというまの楽しい時間だった

いつもの ぼんやりの日常なのに 何が起きるか わからないものだなぁ
こういう嬉しいことが やってくるのだしねぇ
わたしの楽しい時間を知らずに  帰宅したおうちの人々は 「 あ  ケーキがある 」と 喜んでいた
     



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金木犀に降る雨

2008-10-08 09:01:10 | ★こころ模様
窓を開けると ふわりと朝のご挨拶がやってくる
外を歩くと 一瞬 その匂いに包まれる
いい季節だぁ
いつが その最初の時か 予想してないときに  ふっと匂い立つ金木犀
あちこちで咲き始めても  ほんの一週間くらいの幸せなんだよねぇ
その短い数日に きっと かならず雨が降る
困ったもんだ

今朝も 金木犀に雨が降る
今年は  悲しい 寂しい金木犀の雨
大好きな俳優 緒形拳が亡くなった
数年前から病気だったらしいのに そぶりも見せずに きつかっただろうになぁ
彼の出る映画 テレビドラマは 欠かさず観た
悪い奴も 善き人も  その役の人間の良い部分を見せてくれた
真面目で 実直で ひとなつっこい笑顔が  可愛いおじさんだったなぁ
串田和美との二人芝居 ” ゴドーを待ちながら ”は 名演だった
思い出しても涙がこぼれる



コメント (6)
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森の木漏れ陽の十月

2008-10-01 14:12:37 | ★こころ模様
よく通る道のそばに大きな桜の古木が茂る公園がある
夏は 緑の葉がうっそうと濃く茂って陰を作り  静かで涼しそうだった
クルマで通るから  気にかけながら いつも横目で見るだけで  降りたことがない
あの木陰で セミの鳴き声を聞きながら 半日涼んで時を過ごすのは  来年への憧れになっちゃった

この頃は 早くも黄色に変わった葉たちが いくつも道端に落ちていて 
豊かに繁っていた樹木の葉も  ところどころ透けてきている
公園の地面が 明るい陽だまりを見せて  なんだか 可愛らしい

十月の月がやってきちゃった
数日来の小寒さに  暖かく着込んで用心してたけど   やや風邪気味の気分
しなければならない用事に気力がわかず  お薬を飲んで眠る時間を優先する
毎日をしゃかりきに頑張って過ごしてるわけじゃないけど 用事を  まぁ いっかぁ と
脇へ寄せて 先延ばしにして過ごす時間も  たま~には いいもんだなぁ
日常時間に 紗のカーテンを引いて  いつもの自分を 高みの見物
片づけなければならない家の中をとっ散らかし  考えなければならない頭の中をとっ散らかし
想わなければならない心の中を 保留にして  とっ散らかしておく
乱雑もまた ぬくぬくと温かく  そここに可愛らしく居てくれる




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