贈り物♪ 雪。。。

朝の雨が　雪になりました　
北のほうの街では　雪が降る天気予報だったけど
冷たい雨が　みぞれになって雪に代わり　わたしのところにも降って見せてくれました
嬉しかったなぁ
恋しい　愛おしい人に逢えたような　嬉しい贈り物です

午後には雨降りになってしまった街をクルマで走りながら
桜の古木の公園のそばを通ったら　　寒い日々の間　真っ黒だった木の枝の先が
うっすら柔らかい小豆色に変わっていました
芽吹く用意が始まっているんだね
これからは　公園のそばを通るたびに　枝を見上げる楽しみができました




　

” サラ・ブライトマン シンフォニー ザ ワールド ツアー ”

数ヶ月前から　チケットを購入して　今夕を楽しみにしていました
武道館へ　サラのコンサートを聴きに行ってきました
二階席でしたが　見やすい良い席でした
ず～～っと上方の席まで満員でした
赤いドレスで登場してきたサラは　大きなステージに一人で立っていても　圧倒的な存在感があります
たっぷりしたゴージャスなドレス　シンプルなドレス　可愛いひざ丈のスカート・・
何を着ても　よく似合い　　可愛い女性　豊かな妖艶な女性・・と　いろんな雰囲気を魅せてくれました
まろやかな　ふくらみのある可愛い声　　ソプラノ歌手の高く澄んだ声
目眩がしそうなほどに　そのきれいな歌声に包み込まれてきました
当分　ステージの感動の余韻に浸って　過ごせそうです

” 山の音 ” 川端康成

数日前　図書館へ本を返しに行ったとき　【　本日　戻ってきた本コーナー　】の棚に並んでいた
何げなく手に取って　パラパラめくってみたけど　　本に呼ばれたのかなぁ
久しぶりに読んでみたくなって　借りてきた

むかしむかし読んだ時は　どういう感想を持ったのだったろうか
あらすじは知っているのに　読み終えてしまうのが惜しくて　　時間をかけて読んだ
主人公たちの言葉遣いの美しさに　しみじみ打たれた
かつて　日本人は　こういうきれいな言葉で会話をしていたのだろうか
小津安二郎の映画の中の女性たちの言葉遣いを思い出す
父母に対する子どもの話し方　　舅姑に話しかける言葉遣い　　会社の上司と部下の話し方
言葉遣いのなかに　敬意と謙譲と思いやりと　温かい気持ち　愛情が形作られているように思う
人物たちのものの言い方に　そのしぐさ　動作が見えるようである
ネクタイの結び方を忘れしてしまう尾形信吾の夜にみる夢や息子の行跡など　男の性の厭わしさが書かれている
離婚にいたる娘の言動や息子が関わる女性の生々しい現実など　　人物たちがその人らしく活き活きと立っているが
菊子のきれいさは　透明感があって　　雪国の葉子を重ねて見てしまう
美しさと哀しみと・・　　
結婚生活の中で　逞しくも強くもなっていくだろう菊子の今を　　愛おしんで綴っている物語だと思う

春 ときどき 初夏日和

今日も　　いいお天気でした
急に気温の高い暖か過ぎる日があって　なんだか　身体がびっくりして　戸惑ってしまいました
二月は　　まだまだ　普通に　小寒くあってもいいです

一年の最大のイベント其の弐あたりに位置する　バレンタインデーが　　つつがなく終わりました　　ホッ
なにが大変かというと　　チョコレートケーキを焼くからです
毎年作ってるから　要領は慣れたのだけど　　購入するチョコレートやバターの銘柄が異なったり
ココアのさじ加減がアバウトだったりするから　　毎年　微妙に味が違って　愉快
お菓子を作ったり　パンを焼いたりするのは好きだけど　差し上げる人を想定しないと気が乗らない　
お菓子は友人たちが集まるときに　こしらえて行ったりする
パンも　友に半分こ　差し上げようと思ったときに　焼く
で　　チョコレートケーキも　そういう事情なんだけど　　今年は　なぜだか
自分が食べたくなって　　ウキウキ　焼き上げました

チョコを湯せんしないで　レンジで温めながら　他のことをしてたら　
熱くなりすぎて　煙がモクモク。。
焦がしチョコの　香ばしい匂いが立ち込めて　　キッチンが　一瞬　青い空気になりましたぁ
でも　　とろ～りと　おいしかったぁ

雪を待つ二月は　図書館から借りた本を読み　合間に映画を観たり　数か月ぶりに芝居に行ったり・・
普通の日々を過ごしています
平穏な普通を　幸せ　と呼ぶことにしてます　

春の 赤いバッグ

きれいな青い空の今日は　火曜日が休日の友人を誘って　ランチバイキングへ行ってきました
昨夜　急に仕事のキャンセルの連絡が入り　　ほくほく儲けた気分のお昼時間でした
この友人は　　家庭内に深刻な問題を抱えていて　ひと月ぶりのデートだったけれど
状況がどんなふうになったか　気になっていたので　　聞かせてもらいました
夫とは別居　　お姑さんのこと　　義弟義妹のこと　自宅は売却・・ということに話し合ったんですって
ここ十年間の友人の家庭環境は　まるで長編小説のように　様々なことが起きていました
とりあえず　春からは新しい生活のスタートを切れそうだと　明るい笑顔でした

わたしも　数日来のささやかな悩み事があったのだけど　　彼女の問題の前に話しそびれちゃった
食事の後　バッグ屋さんの前を通りかかったら　　欲しい型のバッグが目に飛び込んできました
現在　仕事用に持ち歩いてるバッグが　色もあせてきて　持ち手のところがカスカスになってます
本体と持ち手の繋ぎの部分も　一年ほど前にプチンと切れて　　糸で縫い合わせて使ってました
「　ほらぁ　　こことここが切れてね　」と　友に見せて　「　長く使ったのね　新しいのを買いなさい！　」
こんなふうに背中を押してもらって　「　うん♪　」と　一目惚れの衝動買いをしました
明るい赤色　　黒いベルトが斜めに走ってるおしゃれなデザイン　　Ａ４書類も楽に入る大きさ
嬉しいなぁ♪　　　春に向かって　持ち歩くのが楽しくなりそう♪
古いバッグをたたんで　中身を入れ替えて　　新しい子を掲げて　ルンルン帰ってきました　

友人と共に過ごした時間が　　わたしに幸運をもたらしてくれたような気がします
ささやかな悩みに　数日間アドバイスをくれてた　もう一人の友のおかげもあり
考え込んでた問題を別の角度から　見ることができるようになりました
コネコネ　チマチマした悩みに　前向きな気持ちで対処できそうです
心を開いて話せる友は　　ありがたい存在です　

如月の陽射し

二月のはじめの朝は　きれいな青い空でした
風の強い日だったから　空中のチリ　アクタが吹き飛ばされたのか　　いいお天気でした
今日は浅間のお山が噴火して　　その火山灰が　うちのクルマにも　くっついていました
遠くの山から　風に乗って旅してきたんだねぇ
わたしは　火山灰を初めて見たので　そのときは　ホコリだと思っていました　　
（　なんという埃の量！　　どこかでコンクリートの建物を粉砕したのかしら　）と思いました
暖かいお昼どきだったので　よい機会だと思って　ルンルン♪洗車しました
夜のテレビニュースで　「　東京にも火山灰が・・」　　　　へぇ～　　あれは火山灰だったのかぁ
浅間山のが　こんなに飛んでくるのなら　　富士山だったら　どうなるんだろう

一月は　あわてず　急がず　　ゆっくり過ごしました
二月の楽しみは　なにかなぁ
きっと　たぶん　雪が降るかもしれない　　　　雪を見たいので　降るといいなぁ

図書館に何冊も予約してる本が　そろそろ　わたしの順番にまわってきそう
物語の世界に　とっぷり浸って　　あっちの世界に遊ぶのは　楽しい
映画も　そう
最近観て　余韻が長引き　　あれこれ考え込んでしまったものが　二本ある

”ワールド　オブ　ライズ　”
中東を舞台にした対テロ戦という題材の映画
イランイラク戦争の報道はテレビニュースで見ることはあるが　たったいま　こういう事実があり
そこで生活している一般の人たちの現実かと思うと　　ショックだった
出来事を頭で理解したような気になってしまうのと　　映像で視覚的に見せつけられるのとでは
ショック度が違う
　
”　レボリューショナリー　ロード　”
縁あって結婚した男と女が　家を持ち　子どもに恵まれ　幸せに暮らしてる外観なのに
人と人の磁場が狂ってくると　　こんなふうに崩れていくものなんだなぁ
生きている人の心に一生の傷が残り　これからの生き方に陰が付きまとうのではないだろうかと
他人ごとながら　気が滅入った
俳優たちの演技が真に迫っているので　　人の内面を覗き見してしまったような居心地悪さを感じた
こんにちはと挨拶を交わす　わたしの身近の人たちにも　　さまざまな陽と陰の心があるのだろうなぁ