新緑の木々のなか 武相荘

青い空がきれいに晴れた休日　　かねてより憧れの武相荘を訪ねた

会いたいねぇと言いながら　なかなか会う時間の取れない友人と　やっと調整がつき　一緒に出かけた

この友は　着物を着ることの好きな人で　　気が向けばお休みの日にも家で着て過ごすという

着付けの先生のお手伝いで　月に一度は　お仕事を手伝うとか・・

自分の着方には先生から太鼓判をいただいていて　　むかしは二時間もかかったけど　今は３０分で着られると言う


爽やかなそよ風の休日　　待ち合わせ場所に　友人はお着物で立っていた

長い髪を可愛くまとめて　小さな花飾りを挿している

水色のような淡い灰色のような色の　絞りのような柄の柔らかな色で　　初夏の景色によく映える

わたしはスリットの入ったロングスカートで小さなリュックを背負い　スニーカーを履いて　とことこ
美しい二人で　いざ　武相荘へ　


白洲次郎　白洲正子が暮らした茅葺き屋根の農家は　新緑の木々のなかにしっくり佇んでいる

竹林のなかを歩くと　葉がさやさや揺れて　薫風がわたっていくのが見えるよう

改装を重ねてモダンな雰囲気もある農家の屋内は　風がよく渡り　セミが鳴く真夏も過ごしやすいかなぁと思う

蚊遣りのデザインも素敵で　夜は蚊帳を吊って眠るのかしら

雪降る季節には　囲炉裏の傍でほっこり暖かく　長い夜を過ごすのだろうか

六十年余も人が慈しんで暮らしてきた家は　あたたかくそこにいてくれて　とても落ち着く


ひと部屋をレストランに改装して　白洲夫妻が好んだお料理を食べることができる

彩りのきれいな様々な美味しいものが盛られている松花堂弁当をいただきました

おいしかったぁ
友人とのお喋りもはずんで　ゆったり　いい時間を過ごせました　

待ち遠しい五月晴れ

曇り空や小雨降りの日が続いて　　爽やかな五月晴れは　まだ先なのかなぁ

それでも　見上げる木々は　やわらかく瑞々しい青葉若葉を　微風に　そよと揺らしている

だんだん暖かくなって　晴れ空が輝く日が続いたなら　　なにをするともなく　気持ちが浮き立つだろうな

早くこないかなぁ　　薫風　


映画を二本　観た

”レヴェナント　”と　”スポットライト　”

あらすじ　過程が凄まじいものだけれど　　人のもつ善き心が実る物語は　好きだなぁと思う

人って　ほんとうに　さまざまだ

人の行為行動は　すべからく　天のはからい　と思ってしまう

その人がそこに生きている　その人の喜怒哀楽は　すべて欠くべからざるその人のための要素

遠くへ目を凝らしながら　謙虚に　今を生きていくこと・・などと　またもや　自分好みに納得　落着
えへへ