十二月の彩り

朝夕の気温もヒンヤリなこの頃　　木々たちの彩りが美しい

真っ青な空を背景に　イチョウの金色の葉が輝き　　桜の紅葉の足元にはサザンカの桃色がポッと灯っている

風の強い日は　木の葉が舞い　紅葉　黄葉が地面に厚く吹き積もって　　華やかな晩秋を魅せてくれる

この色とりどりの深みは　絵筆で表わしきれないなぁと　　いつまでも見つめてしまう

桜の葉の変容が　これほど深みがあるとは　今頃　気がついた

これからは　秋がやってくるたびに　桜の紅葉を楽しみに待つと思う


ファミレスで　本を読みながら昼食を食べていたとき　隣の席の女性二人の様子が気になり　　

本を読むふりをしながら　　会話を聞いていた

Ａの話す取りとめない日常のことを　　Ｂは　うなづきながら聞いている

二人の年齢は３０代後半かな　　親しい友人のようではないし　　会社の先輩後輩かなぁ　　ひょっとして保険の勧誘？

そ　　しばらくしてから　黒いスーツのＢはＡに資料を広げて　いろいろ有利な提案を話し始めた

Ｂの話しぶりは　長年　この仕事に関わってきた人の確かさ　自信　そして相手への配慮も感じさせた

隣席で聴きながら　　わたしにもその保険の利点がよくわかる話しぶりである

頭のいい人なのだろうなと思う

仕事のいろいろを勉強し　学び　積み上げていく

仕事人Ｂのことをあれこれ想像しているうちに　二人は席を立ち　会計をして店を出ていった


わたしも　自分の仕事に巧みになりたいと思う

日々の積み重ねは　　わたしを賢くするだろうか

ン～　　頑張りたい　

晩秋の曇り空には 柿の実が似合う

雨降り予報の曇り空で　十一月が始まる

重そうな灰色の空は　　まさに晩秋の気配そのもの

隣のおうちの　たわわに実る柿の橙色が　　曇天には　ぽっと灯りのように和ませてくれる

桜の木々の葉が紅葉し　なんとかの樹の葉っぱたちが　カサコソと地面に落ち始めている

数日前から　わたしは手袋とスカーフで　ぬくぬくと寒さ防備で外を歩いている

寒さの日々　　ロマンの秋がやってきた

十一月を　せっせせっせと暮らせば　　すぐに師走の月

ちゃんと大事に　この月を過ごさなくっちゃと思う


来春　　結婚式のお祝いに招んでいただいた

会場が　とても素敵なところなので　ドレスアップをして出席したいと思う

品のよい大人の女性のロングドレスを探していて　　見つけた♪

ぜひ似合って着こなしたいので　　今日から５ヶ月後をめざして　ボディをドレス用に作っていく

わたしの顔も　雰囲気も　立ち居振る舞いも　　ドレスの品格に合わせて　作っていくのだよ
頑張る秋の　はじまり～