華やぐ時間

時の豊潤なイメージに惹かれて 。。。。

月曜日から 始まる

2008-06-30 08:44:40 | ★こころ模様
昨日までの モヤモヤ イジイジ イライラ メソメソ。。。    なんでもかんでもを ポイッと放る
毎週  月曜日は リセットの曜日
考えてもすぐには答えの出ないようなことごと  むつかしいことも  悔やみきれないことも  ぜんぶ
とりあえずは保留にして   月曜の朝は 歩きだしてみる朝

六月もラストの日になってしまった
このひと月  この半年間   わたしは  なにをしていたンだっけ
そのときどきを  人にも ものごとにも  ちゃんと 向き合って過ごしてるつもりだけどな
時間のたつのは  はやい      成果が形になるのは  なんと ゆっくりなことだろうか

昨日までの積み重ねが  今日の日になり   明日へ続く道になる
ココロの向きを ワンランク上方へ設定して  せめて目線だけでも  うつむかないでおこうと思う
月曜日だからね   何度でもリセットよ       気がついたところからが 初めの一歩
シンプルで  単純で  いいかげんで  気楽で  わがままに  今日が始まる  



  

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 ” 没後50年   モーリス・ド・ヴラマンク展 ”

2008-06-22 21:51:12 | ★絵画
                  

ひさしぶりに 新宿へ行ってきました  
都庁の近く 損保ジャパン東郷青児美術館の絵画展へ 行ってきました
野獣派フォービズムの絵描きヴラマンクの絵を 観に行ってきました
迷いながら 損保美館を目指して歩いて行ったけど  近づくほどに高層ビルの群れたち
田舎モンには高層ビルが珍しくて  道端に立ち止まって 360度空を見上げて  欣喜♪
ノンストップのエレベーターは ちっとも揺れを感じず  数十秒で 42階に着いてしまう
42階の大きな窓から見下ろす新宿界隈は 東京タワーや皇居やら 遠景が広がっていて 楽しい
なによりも隣りには  もうすぐ完成の東京モード学園の卵型の奇抜なビルが同じ高さに建っている
白い絆創膏をX印に組み合わせたような不思議な外観は  斬新なデザインの学校に よく似合う



モーリス・ド・ヴラマンク ( 1876~1958年 )はヴァイオリン奏者や競輪選手として身を立てながら独学で絵を学び、 1900年頃から画家として本格的な活動を開始しました。  ゴッホなどの影響のもと、 鮮やかな色彩と自由な筆致を使った大胆な作品を手がけ、 マティスやドランらと共にフォーヴの中心人物として評価されました。  その後、 セザンヌの影響を受けたきちんとした構図と渋い色合いを用いた作品を描いていましたが、 1920年代頃から渦巻くようなスピード感のある筆致と重厚な色彩を用いた、 劇的で力強い独自の画風を確立するに至りました。  本展覧会では最初期から晩年まで、 ヴラマンクの作品を一堂に展示し、 その画業の変還をたどります。
                                    - チラシより -


絵は 間近から見るよりも 数メートル離れて眺めると 額の中の風景が くっきり 存在感を増す
初期の絵は 絵の具に艶がなく ぼさぼさした荒いタッチの 空気が感じられない稚拙な絵に見える
水辺のヨットの絵は 空と水の色がかすれたような同じ色で 天地を逆さまに見ても遠近感がない
1920年頃から  絵に躍動感が出てくる
花瓶の花が くっきり立って  遠目にも存在を主張している
風景 海 空を描いて うねるような厚みのあるタッチ
冬の日  重たい曇天  寒々と積もって汚れた雪の質感  
どの風景も  空はいつも嵐の日のように厚く重く  家も畑も暗い色合いで佇んでいる
北の国の風景の孤独  描く人の孤独や不安が渦巻いてるような絵
年代が経るほどに 額の中に切り取られた風景から伝わってくるものがあり 惹かれる絵が多い
最晩年のグワッシュの小品12点は 重く暗い色調ながら落ち着き 味わいがあり ほしいなぁと思う

出口に近いところに 常設展示作品の部屋があり  本物のゴッホの『 ひまわり 』 
セザンヌの『 りんごとナプキン 』  ゴーギャンの『 アリスカンの並木道 』 が飾られている
ゴッホの 『ひまわり』は  淡黄緑色の背景に ひまわりが数本挿してある
花びらの先 葉の先のしなだれ方は 病的な不安な印象を受けるけど 距離をおいて遠くから見ていると
絵全体から  あたたかい やわらかな優しさのようなものが広がっている
静かな絵だなぁと 見ていると気持ちが和んでくるようだった 





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映画  ” レオポルド・ブルームへの手紙 ”

2008-06-19 09:50:11 | ★映画  
新聞のテレビ欄を見ていて  この映画タイトルをみつけた
数年前に公開された作品で  気になりながら見逃した映画だった
忘れていた頃になって  こうして出会えるなんて  言いようもない幸運
観終わってからは  重い内容にしばらく考え込んでしまったけれど
この映画を観ることができて  本当によかったと思う 


あらすじ

ミシシッピー州の刑務所から  無口で静かなスティーヴンという男が15年の刑期を終えて出てくる。 
彼の心の支えは  少年レオポルド・ブルームに手紙を書くことだった。
学校の授業で囚人に手紙を書くという課題を出されたレオポルドは  自分の生い立ちについて 
「 僕の人生は僕が生まれる前に始まった  僕は母さんの罪の烙印 」 と書く。
母メアリーに愛されることなく育ち  本を読むことだけが人生の楽しみだったレオポルドにとって  手紙に自分の人生を綴ることが唯一の慰めだった。 
若い母メアリーは  大学教授の夫ベンと幼い娘の3人で暮らしていたが  学びたい気持ちを中断して
家庭や育児の中にいることに 焦燥感を抱いていた。
女友達から ベンが女学生と一緒にいたと告げられると浮気を信じ込んでしまい  家に出入りしていたペンキ職人と関係を持ってしまう。  夫と娘が交通事故で死んだ夜に  早産でレオポルドが生まれた。   夫と娘を殺してしまったような罪悪感   夫の子という確信が持てない赤ん坊。
メアリーは レオポルドを心から愛することができず  抱きしめてやることもせず  寒々と育てる。
そんな孤独な少年に愛のこもった返事を送り続けることで   スティーヴンも 自らの新しい人生を踏み出していく。


これは 若い母親メアリーの葛藤の日々の物語であり   高校生のときに殺人を犯したレオポルドの再生の物語である   
理解あるやさしい夫とかわいい娘と暮らしながら  メアリーは幸せではなかったのだろうか
着飾った友人が講師の職に就いたからなのか      たいして親しくもないような女友達は わざわざ訪ねてきて  ご主人は浮気してる と ほのめかす
メアリーは確証もないまま   こういう人の言葉を信じてしまう
夫や娘の死と引き換えのように生まれてきた息子を愛せないからと  邪険に接するのは  ひどい
レオポルドの文才を認める先生が進学を勧めても拒み  友達のいないレオポルドが近所の少年たちと遊ぶと  家へ呼び戻してしまう
ときどき酔ってメアリーを訪ねてきては乱暴をするペンキ職人が  ある日母を殺そうとしているのを見て  レオポルドは母をかばい  職人は戸棚にぶつかって死んでしまう
法廷でメアリーが事のいきさつを話せば レオポルドの罪状は軽減されるのに メアリーは うやむやに話し  レオポルドに殺人の判決が下りる
弁護士が言う 「 鑑定の結果 レオポルドのDNAはあなたの亡夫のものと一致しました   死亡した職人は子のできない体質です 」
これを聴いているときのメアリーの表情は   凍る仮面のように固まっていた
控訴するように言う弁護士へ レオポルドは 「 母は僕を殺し  僕は彼を殺した 」 と刑を受け入れる

メアリーの思い込み  メアリーの罪の意識  メアリーの愚かしさ  メアリーの心の弱さ   
レオポルドを慈しんで育てられなかったメアリーの悔恨は  死ぬまで続くのだろう 
人の生き方 幸不幸は  自分の心が招くのではないだろうかと思ってしまう

刑期を終えて出所したレオポルドは  スティーヴンと名乗って働きはじめる
一日の仕事が終わった後は  子どもの頃のレオポルドに手紙を書き続ける   
ミシシッピー河のほとりで 自殺しようとしているレオポルドに追いついて 「 だいじょうぶだよ 」と伝える
そのときレオポルドは自分自身を開放し  スティーヴンは再生の実感を得ることができる

誕生から一度も母の温かさ優しさを受けずに育ってきた子どもレオポルドの運命は  むごい
愛されている実感を得ないでは  人は生き難い生き物だと思う
存在を認められ  よいところを評価され 励まされたら  一層のびやかに 生きていく力が湧く
いつも  いつでも  いつまでも  あなたを見ているよ という確かな想いを感じられたら
自分はここに居てもいいんだ と思えたら  晴れやかな眼で前方を見つめて歩いて行ける
愛からの孤立感   心から語れる他人がいない閉塞感  
レオポルドは  こういう境遇にいながら  自分自身へ手紙を書くことで 自身を解き放ち 赦す
大地に深呼吸するラスト場面からは 清新の感動が伝わってきて  涙ぐんでしまった 



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心ひそかに  花を飾る

2008-06-16 07:26:39 | ★こころ模様
ゆっくり晴れていく今朝   週の初めの日が 晴れているのは  うれしい
ひさしぶりに早起きして  朝のきれいな空気を 深呼吸している

わたしは  ここ しばらく  じ~~~~~っと辛抱の子だったのだけど  今日から 解禁♪
チョー チョー めでたい♪  
渦中にいる時は  きっと ときどき目がつり上がってたり  人へ チクリッとイジワル皮肉を放って 
憂さ晴らししてたかも っぽい     おお こわ~   やな感じの子だったかもしれないな

新聞記事に ゴーン氏いわく  
「 人生は問題解決の連続です   挑戦と困難は常にあり  問題は多様化します
一つ解決しても  また次が来る  一つひとつ解決して進み続けることで 立派な大人になれる  
もし問題を避けて通ろうとすれば  同時にたくさんのチャンスを逃すことにもなる  」

なるほどなぁ     生きることは 問題を解決していくことなんだ
我が身に降りかかる悩みごとや面倒なことを  まっすぐ対処していくことなんだ
どういうふうに自分の中で折り合いをつけて解決していくかに  人それぞれの個性が表れるのかもね
天は その人が持ちきれない試練は与えない  という意味の言葉を読んだことがある
いっぱいの問題  いっぱいの失敗  いっぱいの悔い反省    あっても いいんだね
なんだか  とても気持ちが楽になってくる
現にこうして 時がたつと  頭の上の暗雲の如くだった懸念が良き方向へ拓けていく
空も晴れそうだし   ひとり うきうき 花を飾る  




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ほどける週末タイム

2008-06-13 19:42:33 | ★こころ模様
ひさしぶりに きれいに晴れた青い空の今日でした
明るい陽射し  爽やかな風     好きな言葉を羅列できるお天気は  い~い気持ちいい
そうして 今日は 浮喜嬉♪の週末       気持ちが ぴょんと弾みます  
平日の数時間を仕事を持って 真面目に働いているけれども  どことなく気楽に働いてる感じで 
ガチゴチに働いてるつもりはないけれど  それでも 仕事から解放される週末は  やっぱ うれしい
休日は なにして遊ぼうかなぁ    なんでも出来そう   なんにも しなさそう  

わたしのふるさとの町は  田舎の小さな城下町
祖母がいて本家筋に当たるため   家には いつも大勢の人の出入りがあった
親戚も多かったので  従兄弟や従姉妹も 多かった
仲のいい身内だったらしく  なにかあると よく親類縁者が集まって  賑やかに宴が始まる
親戚の結婚式も たびたびあって  先生に早退届を出すと 「 またか!? 」 と言われました  
老舗の料亭に 大勢の親戚が集まる結婚式   わたしも着物を着せられて  おとなしく座っている
年頃の従兄弟従姉妹が多くて   ほんっと  またか!? って 気分だったっけ   

幼いころのわたしは 親戚の大人たちが祖母や父と話す茶の間の隅っこで 小さく遊んで過ごしていた
あ  いまだに茶店の隅っこの席が好きなのは  この 三つ子の魂・・ だったのかぁ  
働く人たち 遊びに来る人たちで  家の中は活気があり 賑やかだったけれど   だからこそなのか
わたしは  いつも ひとりだったなぁ    
みんなの賑やかさ 楽しさの輪から  そっと外れて自分の部屋に籠って  ほっとする暗い子!  
いまだに 一人の時間に欣喜雀躍の態なのは  この 三つ子の魂百まで のせいなのかも    

ゆった~り   ゆる~く   ぬる~く  ほどける週末タイム  
むかしむかしを 思い出しちゃった    



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 映画  ” マンデラの名もなき看守 ”

2008-06-10 21:55:51 | ★映画  
” 27年間囚われた、 のちの南アフリカ初の黒人大統領。  秘められた感動の実話 ”
このキャッチコピーを読んで  アパルトヘイトのことを知ることができるかな と関心がわいた
実話ものには  ついつい観たい気持ちが動く


 - チラシより -

1968年アパルトヘイト政策下の南アフリカ共和国。
刑務所の下士官ジェームズ・グレゴリーは、 最悪のテロリストとされるマンデラの担当に抜擢される。 マンデラの生まれ故郷の近くで育ち、 黒人の言葉・コ―サ語がわかるグレゴリーに 秘密の文書や会話を監視し報告しろというのだ。  異例の出世を家族とともに喜び、 任務に忠実なグレゴリーだったが、 マンデラという人物に触れ、 彼が人種を超えて平和に暮らせる自由な世界の実現を求めて犠牲を払っていることを知り、 マンデラの思想の尊さ、 魂の気高さに魅了され、 マンデラが目指す平等な社会に憧れていく。
家族、国、仕事、理想、良心・・・ さまざまな葛藤のなか、 それでも正しい歴史の一部でありたいと願った白人看守とマンデラの数十年間にわたる魂の交流を描いた物語。

南アフリカ共和国で黒人の自由と権利を獲得するために戦い続け、 27年間もの投獄生活の後に、 初の黒人大統領となりノーベル平和賞を受賞したネルソン・マンデラ。
2008年で90歳を迎えるマンデラが、 初めて自身の人生の映画化を許可した記念すべき作品である。

「 肌の色や生まれ育ち、 宗教などを理由に生まれつき他者を憎む者などいない。  人は憎しみを学ぶのだ。  憎しみを学ぶことができるなら、 愛することも学べるはずだ。  なぜなら愛は、 人間の本性により自然によりそうものだからだ。 」
         - ネルソン・マンデラ ( 自由への道 : NHK出版 ) -


観ることができて よかったと思えた映画である
アパルトヘイトについて今だから描ける ということもあるのだろうか
人種差別反対運動のマンデラが話し合おうとするのを武力で制圧してくるから  マンデラ側も応酬しなくてはならず  マンデラはテロの指導者として仕立て上げられる
黒人を恐れて 一層 差別し弾圧していく白人側の心理や都合が  よくわかった
マンデラは 白人と黒人の平等な共存を主張しているのに  その声明書を危険文書として 白人側は隠してしまう
自分の側に都合のいいように 相手を悪人に仕立てるやり方には  ぞっとしてしまう 
白人看守のグレゴリーの妻は  何の疑いもなく黒人差別を 息子や娘に伝えていく
政治の末端にいる人たちは 隠され知らされないでいると  こんなふうに自分たちの暮らしに疑念を持たないのだと思う
マンデラに惹かれて変わっていく夫を通して 妻や息子が徐々に視野を広げていく展開は ほっとする

それにしても  時を待つ偉大な心のネルソン・マンデラ
27年間の拘束にも揺るぎない信念  自分の思いを信じ 人間を信じ 自分の為すべきことをする
人間には  どんな人にも 為すべき仕事 役割があるのだと思う
人それぞれの この境遇 この環境に居て  自分の為すべきことに誠実であればいいのだと思う
マンデラの 人としての大きさ温かさに包まれたような気持ちにさせられた映画である



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梅雨を楽しむ

2008-06-08 14:17:46 | ★こころ模様
陽射しが輝くように眩しい晴れ空の日 細く強く雨が降る日は  気分が高揚する
空が ぼんやり薄く厚く曇っている日は  おしなべて気持ちが  おとなしく籠る
単純なわたし    お天気に左右されて 自然とともにあるわたし  

今朝の新聞に 素敵な言葉が紹介されていた
日本画家 鏑木清方の随筆の中の文章
「 急がるる仕事もなく、 訪ないくる人もなき閑日の昼下り、 真昼の雨のこまやかなるもよし 」
なんという きれいな文章♪  
静かな部屋の中で 本を読むか書き物をしている作者を 想像してしまう
葉に落ちる雨音に耳を澄ませ  ときおり目を細めて  窓の外の雨だれを見つめる 
雨降る日の 心豊かな楽しみ方をみるような文章である

雨の日に好きな色の傘をさして 長靴を履いて  浮喜嬉♪と外を歩くだけではなく
部屋の中に居て  雨を聴くのも 楽しみ方だろうなぁ
なにやら 紫陽花色の梅雨が 待ち遠しくなってきたゾ♪  




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 ” 星に降る雪 / 修道院 ”       池澤 夏樹 著

2008-06-04 18:38:11 | ★本
久しぶりに 夏樹の本を読みました
彼らしい柔らかい口当たりの中編小説が 二編入っています

かつて 夏樹の書評で  わたしは マルケスの ”百年の孤独 ”を知りました
この小説には とても惹かれて  時をおいて 三回 再読しました
夏樹は わたしの三倍くらいは再読しているようです
” 修道院 ”の先へ先へと読む者を引っ張っていく語り方は  マルケスに似ているかなぁ
物語は 主人公がギリシャの小さな村に滞在して 老女から 朽ちかけた修道院の由来を聞きます
物語の結末が推測できそうな話だけれど  次への展開を楽しみながら読みました


” 星に降る雪 ” は  一緒に雪山を登っていたときに 雪崩で親友を亡くした男が
数年後に訪ねてきた親友の恋人に 今を生きる心のありようを語るお話
「 でもおれは空を見ている。 天を見上げ、 天を聴いて、 天からの光を待つ場所にいる。
  地上で人と協力したり競争したりしてもしようがない。 何の意味もない。 」
自分も雪崩に巻き込まれてから 天文台の勤務を選んだ主人公は 心の中で亡くなった親友と会話し  
空を眺め 宙空に耳を澄まし 宇宙のかけらに眼を凝らして  山の上で生きていく


わたしは 地上の生活に意味がないとは思わないけど 空を見上げ 天からのメッセージ あるいは
自分の心の声に耳を澄ませる感覚は  わかるような気がする
遠くを見る目  そこへの準備  その過程を楽しむ
生きていく心の軸をどこに据えるか ということかなぁ
自分の為すことをしながら  巧まずして待つ姿勢 
人や物との出会い  ものごとへの千載一遇の好機を 偶然とか必然とかの言葉で括らなくても
出会いや出来事の機会の場所へ運ばれていく自分の 感じようとする開かれた気持ちがあれば  
どんな運も病気や事故も 従容と受け入れらるのだろうか  



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暖かい日々へ

2008-06-01 22:23:08 | ★こころ模様
カレンダーをめくって  六月の月が 始まる
日曜日から始まる1の日    
カレンダーの数字の整列が見やすくて  よい
お天気も よく晴れて 暖かい日だったし  なんだか 幸先のよい六月の始まり
どんなことでも  始まりは わくわくする

一週間単位で仕事をする人たちには  土曜や日曜日は 貴重な安息日だろうと思う
わたしは 平日でも 自分で勝手に数時間くつろいでいるから  かなりゼータクと思ってるけど
規則正しい休日ではなく  旅に出たいなぁと この頃 思う
学生時代を京都で過ごしたので  ご無沙汰をしている関西の友人たちにも 会いたい
旅に出るなら  もちろん ひとり旅  
電車の窓際に座って ぽーっと車窓の景色を眺めて  ゆらゆら運ばれていく
高速の新幹線も電車なので  風情に欠けるけど  まぁ よしとしよう

会いたい友が数人いて  行きたいお寺がひとつあるし  歩きたい小路も あそこにある
何日間  日常から離れられるかなぁ
行きたいなぁ  京都     ひさしぶりに恋うる




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