華やぐ時間

時の豊潤なイメージに惹かれて 。。。。

絵画展 ” オルセー美術館展 2010  ポスト印象派 ”

2010-06-25 06:54:52 | ★絵画

 東京の真ん中の ガラス張りの美術館へ 観に行ってきた

 始まって間もないというのに たいそうな人出のようで  たいそうな混みようかもしれないと 覚悟して出かけた

 友人とは3時の待ち合わせだったので  思ってたほど 混み込みではなく鑑賞できた気がする
 
 わたしは絵から少し離れて ちょうど 観ている人たちの塊り分くらい離れて観るので ゆっくり観られる

 ルソーの緑の豊かさ  ベルナールの人物の動きに  また出会えると 懐かしく 嬉しい  

 ゴーギャンの色彩は もっと暗いかと思っていたけど明るくて  ロートレックも線や色使いが軽やかだなぁと あらためて思った 

 煙るようなモネやスーラの大作は  眩暈を起こしそうに 厚みを感じた 

 ゴッホの自画像や星降る夜や馬車の絵に  きれいな色使いだなぁと 惹きつけられた 

 楽しみなのは  やはり セザンヌの静物    白布の上の果物に魅入ってしまう

 出口に近付くと場内を逆戻りして 再度 絵を眺めて 名残り惜しんだ


 都会に詳しい友人の案内で  東京ミッドタウンで お茶べりタイムを持つ

 楽しいこと 困ってること これからの夢を話したり聞いたり アドバイスしてもらったり しみじみ共感してもらったりと 話が弾む
 人と語る楽しさと 絵画に触れる楽しさと  豊饒な時間を過ごせた晴れ空の一日に 謝謝 



コメント (2)
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シンプルに晴れ空

2010-06-17 08:57:23 | ★こころ模様

 雨降る季節の ぽっかり思いがけない晴れ空

 梅雨入り宣言からは じめじめ感の蒸し暑さが続くのかと覚悟してたから  爽やかな風が吹くきれいな青い空は  まっこと 嬉しい

 雨降りの日々のあいだに ぽっかり青い空だから  よけい嬉しいのかもしれない

 そして 今日は お仕事が休みなのだから  いよいよ嬉しさも増す   ルン


 映画は  先日 間隙をぬって  ササッと 数本 観てきた

 ” マイ・ブラザー ”は 痛ましい話だった

 この主人公もまた  一生 自分に問い続けて 生きていくのだろうなと思う

 そこにおかれた運命   そうしてしまう運命   生きていく自分

 わたしなら どうするだろう      軟弱なわたしは すぐに自分のことを優先するだろうな

 たった今も この朝の時間に よからぬことを実行しようとしてる人がいるかもしれない

 あるいは かつて為したことに  身の内が捻じれるほどの悔恨に苛まれてる人がいるかもしれない

 外を歩いてる人  電車の中で隣りに立つ人  近くの席で珈琲を飲んでる人の心の中は 知りようもない

 わたしの心の中のイライラ ブツブツ グチグチは  まさか 滲み出てないでしょうね

 目線がじっとり俯いてたり  眉間に深く皺を寄せてたり  そういう無意識は イヤなのだよ

 そういうものを抱え込まないように  そういう考え方をしないように  こういう晴れ空には 外を歩いてこなくっちゃね
 お日様から  風たちから  花たちから  元気なパワーをもらってきよ っと







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映画 ” 告白 ”

2010-06-12 00:25:56 | ★映画  
 この原作が本屋大賞をもらったことも知らず あらすじもほとんど知らないまま  松たか子が主演するというだけで 観に行った

 普段から 本とそれを映画化した作品は別のものだと 思っている

 この原作の内容は  読んだら きっと おぞましさ むごさだけを想像してしまうかもしれないが

 映画は 告白という形で人の内面の葛藤や孤独や悲しみを視覚的に見せてくれて  そのぶん 一人ずつの気持ちに寄り添える

 松たか子の感情を抑えた演技    中学生たちの生命の輝きに満ちた明るさ 弾け方 

 イジメは あのように徒党を組み 明るく楽しそうにゲーム感覚で進んでいくのだね 

 少年のうっぷんが殺人にむかうのは悪であるけれど  この子に愛をそそぎ 才能を伸ばしてやらなかった親は 利己的だったと思う

 少年法で数年のちに出所してくる男子生徒は 本当に更生できるのだろうか

 どの人物も 孤独だなぁと思う

 犯人AとBの環境と心の幼さ   心底から親しくなれなかった犯人と女子中学生   犯人の母の寂しさ
  
 自分の思いに囚われて歯車が狂っていく 人の生き方の悲しさを感じてしまう

 女教師の淡々とした話し方 号泣できない沈潜する悲しみが  よけい痛々しい

 「なぁんてね」と言う女教師のセリフが気になった

 恋人に見つかり捨てられてしまった血液は注入されなかったし  幼稚な爆弾装置の線は切断されたのだから 爆発もなかったと思う
 
 後任教師の熱意を逆手にとって 犯人を精神的に追い詰めていく女教師のこの先の生は 決して明るく朗らかになれないだろう

 殺人を犯した者  だれもが この先 重い生き方をしていくかと思うと 人の悲しさ 孤独の連鎖に  暗然とした思いを抱いてしまう

 殺人の場面はスローな映像で撮られることで ホラー映画のような怖さはなく 加害者の気持ち 被害者の気持ちが観る者に伝わってくる

 わたしの愛する身内の者が 理不尽な殺され方をしたら  わたしは復讐しないだろうか

 無理かもしれない  

 わたしが殺人者になろうとも 相手の家族に憎まれようとも  わたしは殺害者に復讐するのではないだろうか

 考えなければならないことをよく伝えて 人の哀しさを見せつけられた映画だと思う









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” 逆境を生きる ”    城山 三郎 著 

2010-06-07 08:32:23 | ★本

 印象に残った言葉  励みになる言葉の抜粋

「 これから先プロの作家としてやっていくのだから いつも自分を少々無理な状態の中に置くようにしなさい 」  伊藤整

インスピレーションは自分で作り出すものだ  生み出すように 絶えず努力しなくてはならない

自然な状態で待っていてはダメなんです

負荷をかけるというか 無理をしなくてはいけない

少しだけ無理をしてみる

自分がいる箱の中に安住してしまってはダメで 自分がその中にいる箱から出て行こうと チャレンジし続けなくてはならない

安住しないことは初心を忘れないことでもあります

自分と合わない人間でも その人の生き方とか生きている姿勢に興味をおぼえ 理解していく


  
  ひと月ほど前に読み終えて  抜粋して 書きかけてた言葉である

  わたしは ほんとに  こういう頑張り言葉が好きだなぁ 

  これは  普段 頑張ってないから よけい 惹かれるのかしらン 

  あるいは  ココロの底に共感する部分があるから  わが意を得たり なのか

  どちらにせよ  見てしまったからには 読んでしまったからには 実行しなくっちゃならないンだろうけど
  抜粋しただけで 身に着くのなら  よいなぁ  





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爽やかさと 清々しさと シンプルと

2010-06-02 08:26:45 | ★こころ模様

 朝の早い時刻  うすく 青く 明るく 晴れ空が広がっていく

 木々の葉が 朝陽に映えて  きらきら輝いている

 かしましい雀の声も聞こえない  クルマの走る音も聞こえない  始まったばかりの朝は 音のない静かな風景

 六月からは 朝は5時半に起きている

 夏時間の朝が こんなに静寂に満ちてるとは  うれしい発見     

 心身に 爽やかさを深呼吸して 気持ちがいい


 動きまわって考え込んで  ああでもない こうでもないと膨らんだ思いは 夜になると ずっしり重たくなってしまう

 自分の思いも 他人の思いも 利も得も ずるさも いやらしさも  ちゃんと見つめて 足跡は しっかり刻む

 踏んだ足応えは心に留め残しながらも  悔いは引きずらないし 後ろを振り返らない


 朝を早起きして 明るい陽射しの中を散歩する   

 きれいな空と 清々しい木々の緑と そよとした微風を感じるとき  どんな一日になっていくのかと わくわくする

 初夏の爽やかな時間を 毎朝  はじめましての気持ちで楽しみたい




 

 

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