開演三日目の20日(月)の夜 コクーン歌舞伎 ”東海道四谷怪談 南番 ” を観てきた
後方の座席だったのが幸いして 有名人 俳優 女優を見かけた
カメラマンの篠山紀信 三谷幸喜 小林聡美 米倉涼子 渡辺えり子 松本紀保 波乃久里子
わたしは芝居を観に行った劇場で芸能人を見かけることもまた楽しいと思うミーハーであるけど
この頃のお客さんたちは 芸能人を見かけても サインをください などと駆け寄らないのだろうか
あるいは芝居を楽しむ者同士として プライベートタイムを騒がないという礼儀かな
もしかしたら たんに気づかないだけかもしれないけど いいことだと思う
今 渋谷では シアターコクーンの近くのパルコ劇場でも 忠臣蔵がらみの芝居が上演されている
PARCO歌舞伎 ”決闘! 高田馬場” をやっている 主人公の堀部安兵衛役は市川染五郎
この芝居の今日の昼の部に 「特別ゲストに シアターコクーンで『東海道四谷怪談』出演中の
中村勘三郎さんも白塗りのままで 劇中ちょこっと通路だけの出演でした 」という情報があった
わたしは 夜の部の ”東海道四谷怪談” この終幕大団円近く 主人公二人が雪の降りしきる中を
緊迫感の様式美の立ち回りをしている舞台上を 旗を持ち 着物の裾をからげたサムライが走り抜けた
主役二人は動きを止めて あっけにとられ 客席も騒然 今のは 何? 誰なの?
数秒後 客席の後方から 舞台へ向かって走ってきたのは 堀部安兵衛!
助太刀姿の染五郎に 勘三郎が お岩の仇 民谷伊右衛門を討てと合図して 三人での立ち回りに
なっていくのが 予想外の展開で 観ているお客としては とても楽しかった
四谷怪談に 堀部安兵衛が助っ人にやって来る 愉快 愉快
きりのない立ち回りに 笑いながら三人が素に戻り 演出家の串田和美を舞台上へ招く
なんだか 監督にナイショの友情出演のような説明だった 串田は客席の三谷幸喜へライトを当てる
PARCOの方の芝居は 三谷幸喜が作者なのである
お昼は 勘三郎が 向こうの舞台にちょっと顔を出し 夜は染五郎が顔を見せる
勘三郎の舞台は 役者たち自身が楽しんで演じているのが伝わってきて いつも楽しい
今夜だけの楽しいサービスなのかもしれないが 観客としては ラッキーな夜の部だった
芝居は 夏の怪談物の四谷怪談 歌舞伎そのものの言い回し 所作 表情を見せる
三味線の音が響きすぎて セリフが聞きにくかったりもしたけれど 真面目に正統派歌舞伎
女形の勘三郎は女らしい身ごなし 伊右衛門役の橋之介は美形のくずれた悪党らしさを見せる
お岩の父親を斬り殺したのは伊右衛門ということを知らずに 父の敵討ちを頼むために夫婦になる
赤ん坊の着物 蚊帳まで持ち出して遊び金に使う伊右衛門に裏切られたと知ると お岩の恨みが増す
壮絶な死に方で怨霊となって次々に怨念を晴らしていくこと 共感できそうである
幽霊となってからの仕掛けもおもしろく 寄り合い衆の座っている輪の中にすっと座っていたり
出窓の提灯が揺れ出し燃えたと思ったら 出窓にお岩の顔があり あっという間に空中へ身が吊り上る
舞台上方で 勘三郎のお岩の幽霊が 右や左に自在に浮かんでいる
一瞬 舞台と客席の照明が落ち 客席のあちらこちらで悲鳴が上がる
真っ暗な客席のお客の間を 髪の毛のようなものが揺れ動き 鼠がちゅうちゅう走り回ってる様子
舞台と客席の間には本物の水を張った溜りがあり 大捕り物の立ち回りの中で役者がどんどん落ちる
水しぶきが上がり 前方5列目までのお客たちは合羽を着 その度にビニールシートを持ち上げる
横列の観客たちのシートを持ち上げるタイミングが一致していくのは 後ろから見ていても笑いを誘う
3時間余の楽しい芝居を堪能でき 明るい元気をもらえた
後方の座席だったのが幸いして 有名人 俳優 女優を見かけた
カメラマンの篠山紀信 三谷幸喜 小林聡美 米倉涼子 渡辺えり子 松本紀保 波乃久里子
わたしは芝居を観に行った劇場で芸能人を見かけることもまた楽しいと思うミーハーであるけど
この頃のお客さんたちは 芸能人を見かけても サインをください などと駆け寄らないのだろうか
あるいは芝居を楽しむ者同士として プライベートタイムを騒がないという礼儀かな
もしかしたら たんに気づかないだけかもしれないけど いいことだと思う
今 渋谷では シアターコクーンの近くのパルコ劇場でも 忠臣蔵がらみの芝居が上演されている
PARCO歌舞伎 ”決闘! 高田馬場” をやっている 主人公の堀部安兵衛役は市川染五郎
この芝居の今日の昼の部に 「特別ゲストに シアターコクーンで『東海道四谷怪談』出演中の
中村勘三郎さんも白塗りのままで 劇中ちょこっと通路だけの出演でした 」という情報があった
わたしは 夜の部の ”東海道四谷怪談” この終幕大団円近く 主人公二人が雪の降りしきる中を
緊迫感の様式美の立ち回りをしている舞台上を 旗を持ち 着物の裾をからげたサムライが走り抜けた
主役二人は動きを止めて あっけにとられ 客席も騒然 今のは 何? 誰なの?
数秒後 客席の後方から 舞台へ向かって走ってきたのは 堀部安兵衛!
助太刀姿の染五郎に 勘三郎が お岩の仇 民谷伊右衛門を討てと合図して 三人での立ち回りに
なっていくのが 予想外の展開で 観ているお客としては とても楽しかった
四谷怪談に 堀部安兵衛が助っ人にやって来る 愉快 愉快
きりのない立ち回りに 笑いながら三人が素に戻り 演出家の串田和美を舞台上へ招く
なんだか 監督にナイショの友情出演のような説明だった 串田は客席の三谷幸喜へライトを当てる
PARCOの方の芝居は 三谷幸喜が作者なのである
お昼は 勘三郎が 向こうの舞台にちょっと顔を出し 夜は染五郎が顔を見せる
勘三郎の舞台は 役者たち自身が楽しんで演じているのが伝わってきて いつも楽しい
今夜だけの楽しいサービスなのかもしれないが 観客としては ラッキーな夜の部だった
芝居は 夏の怪談物の四谷怪談 歌舞伎そのものの言い回し 所作 表情を見せる
三味線の音が響きすぎて セリフが聞きにくかったりもしたけれど 真面目に正統派歌舞伎
女形の勘三郎は女らしい身ごなし 伊右衛門役の橋之介は美形のくずれた悪党らしさを見せる
お岩の父親を斬り殺したのは伊右衛門ということを知らずに 父の敵討ちを頼むために夫婦になる
赤ん坊の着物 蚊帳まで持ち出して遊び金に使う伊右衛門に裏切られたと知ると お岩の恨みが増す
壮絶な死に方で怨霊となって次々に怨念を晴らしていくこと 共感できそうである
幽霊となってからの仕掛けもおもしろく 寄り合い衆の座っている輪の中にすっと座っていたり
出窓の提灯が揺れ出し燃えたと思ったら 出窓にお岩の顔があり あっという間に空中へ身が吊り上る
舞台上方で 勘三郎のお岩の幽霊が 右や左に自在に浮かんでいる
一瞬 舞台と客席の照明が落ち 客席のあちらこちらで悲鳴が上がる
真っ暗な客席のお客の間を 髪の毛のようなものが揺れ動き 鼠がちゅうちゅう走り回ってる様子
舞台と客席の間には本物の水を張った溜りがあり 大捕り物の立ち回りの中で役者がどんどん落ちる
水しぶきが上がり 前方5列目までのお客たちは合羽を着 その度にビニールシートを持ち上げる
横列の観客たちのシートを持ち上げるタイミングが一致していくのは 後ろから見ていても笑いを誘う
3時間余の楽しい芝居を堪能でき 明るい元気をもらえた
rei-naさんは、読書・映画・芝居と充実した文化生活を送っていらっしゃいますね。少しは見習うようにしないといけませんね。
第7弾の演目は、12年前に第1回公演として上演し、大きな話題となった『東海道四谷怪談』です ”
演出家が 串田和美(くしだ かずよし)で始まったのです
普通のかたくるしい歌舞伎と違って(失礼!) ほんとに愉快 楽しめる舞台ですよ
わたしは 株と競馬に疎いので どうしたものでしょうか 笑
篠山紀信と三谷夫妻は気づきましたが、
ほかにもそんなに来てましたか。
終盤、お岩さんが提灯からすり抜けてきて
宙吊りになっているところで、
やたら照明が不規則にチカチカしてましたけれど、
あれは演出なのかそれとも…、と
思ってしまいました。
幕間で笹野さんもお話されてましたけど、
因縁話の多いお芝居なので、
ひょっとそう思わされてしまいます。
私も先日観てきました。
色々な仕掛けに本当に驚かされました。
rei-naさんは20日に観に行かれたんですね。
コラボの日に行かれたとは、なんとも羨ましい!
後ほどTBさせて頂きます。
これからもよろしくお願いします!
楽しい舞台でしたねぇ
わたしが観に行った夜は ほんとにラッキーでしたよ
うんうん 羨ましがってくださいな (^。^)
TBありがとうございます
麗さんの観劇感想 とても わかりやすいです
読ませていただきながら あ そうそうっと思い出すこと いっぱいありました 笑
設えも運びも正統派歌舞伎を観たなぁと思います
勘三郎のお岩は 女らしく せつなく哀れな佇まいでしたね
ラストのどっさりの雪も美しくおかしく 助っ人に走り回る染五郎も愉快でした
勘三郎はお芝居を楽しんでるのが伝わってきて 観ている者も一緒に楽しめて 大好きな舞台です
麗さんの素敵なお部屋 これからもオジャマさせてくださいませ
わたしからもTBさせていただきます