花たちがほころぶ三月が なかなか 暖かさをくれない
被災地の人たちのこと 原発のこと ガソリン 食品の品不足・・
計画停電の順番で 我が家も 停電を体験した
昨日の朝7時に 広報車が 街をゆっくり走りながら 停電を伝えて プッツンと 本当に 電気が消えた
のんびりしてたので 朝の洗濯機が途中で止まってしまった
電気が無くては家事が捗らないので しかたなく 早めに出勤した
今日は 夕方6時から10時までが 停電の番
仕事の帰りに 明かりのついてるよその街で 惣菜を少し買って帰ってきた
駅の周りは 照明がついてる店もあったけれど 住宅街への角を曲がったら 真っ暗闇
街灯も消えていて 左右の家々が黒々とした形で沈黙している
せめて 窓からロウソクの灯りでも見えないかしらと思うけど 真っ暗
まるで 無人の廃屋 廃墟のような印象で 不気味である
足元が明るいところがあるので なんの灯りかと見渡したら 空にまん丸く月が輝いている
満月が こんなにも明るいなんて 初めて知った
家に入って 窓のカーテンを開けたら 部屋の中に うす青い明かりが入ってきた
月の光は やさしいなぁと思いながら テーブルに ロウソクを灯して 食事をする
あらかじめ 予告された停電であり 4時間後には また電気がつくと待っていられる停電だから
落ち着いていられるけれど 先日のように 情報のないままの停電は 本当に怖い
8時過ぎに いきなり冷蔵庫がうなり始めて 通電したのが わかった
人々が節電に協力し始めたから 予定より早く 電気がついたのかなぁ
昼でも 戸外に電灯をともしてたり 明るい建物内を飾り立てて ギラギラ照明が眩しかったり
食べ物やモノを安易に捨てたり あるいは作り過ぎたり・・
この地震で 日本中の人たちが わたしも含めて 生活の見直し 物を大切にすることを学んでいけたらいいなと思う