幸福な すれ違い

街で　あるいは買い物のお店のなかで　小さい子を見かけると　つい　じっと見てしまう
ベビーカーに乗ってる赤ちゃんでも　親に手を引かれて歩いてる幼児でも　可愛いなぁと見つめてしまう
前方からやってくる顔や仕草に注視して　通り過ぎていくまで目で追ってしまう
見つめると　赤ちゃんも幼児も　わたしをじっと見る
ニコッと笑って手を振ってくれる子もいる
親が他のことに気を取られてよそ見してる隙に　わたしがササッと小さく手を振ると　子どもも手を振ってくれる
この一瞬の交歓は　最高に嬉しく幸せ💕
この瞬間を親に見られたときは　チッと心のなかで舌打ちしてしまう

小さい子たちって　可愛いンだもん
わたしは終始　やさしい静かな微笑みを浮かべているのだけれど　十分　怪しく変な人に見られてるだろうな
わかってるけど　やめられない

ボンヤリ時間は 家の外

休日は　家のなかで　静かに　あるいは音楽をかけて賑やかに過ごすのが好き
今日は小さい用事があって外出したけれど　済んでもすぐには帰宅しない
信号で止まったり歩いたりしながら　すれ違う人を見ながら　心を空っぽにしてるのも心地よい

めっちゃ　がっちゃ賑々しいお店で珈琲を飲みながら　いつもバッグに忍ばせてるちっさいチョコをポリポリ噛ってる
子どもが大きな声を出してたり　連れの人たちと勢い込んで話し笑ってる人たち
さまざまな音量が大の片隅にいて　本を読めるのが　なんだか楽しい
隣の席の人たちの会話が面白くて　本をよむふりをしながら一緒に座ってる友人のように聞き耳を立てている

街のなかで　お店のなかで　その他大勢のひとりでいられるって　いいなぁ
今日の午後は　しとしと小雨降り
お休みの日に　よく似合う

紫陽花と雨

昨夜は　久しぶりの雨予報に　雨音を聞きながら眠ろうとしたのだけれど
思いのほか　かそけき雨音に聞き耳を立てて集中してるうちに　眠ってしまった
お昼のいま頃になってザァーザァーの雨降り
なんとなく　損をした気分になる

濃い青色の紫陽花が　きれい
花はつやつやと雨に濡れて　葉も雨粒を跳ね返すように元気を漲らせて　かわいい
木々に　葉の緑に　雨がたくさん降りますように

ゆうべは　なんとなくテレビの推理ドラマを観てしまった
悪事はばれるのだなぁ
魔が差した…だの　出来心…だのと言い訳もせずに　わたしは誰が見てなくても悪いことはしないようにしようと思う
犯罪にならないことならいいのか
あじゃこじゃ考えてないで　真面目に清く正しく美しくありたいものだなぁ