蘭の国から

富貴蘭を中心に我が家の植物栽培や自生地紹介等など

キバナノセッコクの新芽

2020年05月06日 | セッコク・キバナノセッコクなど


我が家の温室は冬は保温だけで、4月に入ったら加温して季節を1ヶ月早く進めてます。
これだと燃料代は大してかかりません。


ただし、目的はフウランを早く生長させるためではなくて、キバナノセッコクの芽を早く動かして、
梅雨明けまでにしっかりした木にしとくためです。


以前は梅雨明け頃に、舞鶴の新芽を何本もバタバタと倒してしまったことがありますが、
今のやり方にしてからは1本も倒れてませんから、正解だと思ってます。


今新芽がタケノコのように勢い良く伸びてます。


と、ここで写真がどれもぱっとしないことに気が付きましたが、撮り直すのは面倒なので、
そのままアップしちゃいます。



まずは高知産の神衣





春は普通の散り斑の顔してますから、本領発揮は梅雨明けからです。



大分産の星降神苑



普通の散り斑じゃなくて、燕尾葉を交えたりの軽い奇形を伴います。



先月紹介した風羅坊も普通の散り斑ではなく一捻りした芸です。





春の芽出しの美しい品種はいくつもありますが、
最近気に入ってるのは昨年友人が見付けたばかりの高知産新品種「桃子」です。



一作もしてないのでまだ芸の正体はわかりませんが、
現状の優しい桃色の色合いは他とちょっと違う感じです。

写真では伝わりにくいですけどね。



こちらも昨年友人から分けてもらったばかりで一作してない、鹿児島産の「霧島」です。





似てるようで、それぞれ個性があり楽しいです。



地元安芸産の散り斑素心「素雪」です。



40年近く前には見た記憶がある古い品種です。

最近見掛ける実生の散り斑素心の親はこれじゃないかと思います。



こちらは蘭友が見付けてまだ花は未確認の散り斑ですが、おそらく素心だと思います。



あるところにはあるもんですね。



こちらは雪丸の新芽。




秋芽が伸びてるのがこちら。









素心の白中透けですが、よく見ると複雑な芸で、後くらみの白散り斑芸かつその散り斑が三光中斑状にも入ってます。
そしてそこに後冴えの中透け芸が加わります。

凄すぎ!



翠三蝶は秋芽ですが、まだ散り斑が残ってます。



花だけでなく葉までもこれですから、凄いやつです。



でも舞鶴の新芽も美しく、つくづく凄い品種だと思います。






コメント (2)
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