また、来週からプーになる駄目なひと。
また、海の夢だ。
陽射しと風が強く、高い防波堤から狭い砂浜に下りる私は、あり得ないスーツ、おまけにボトムが膝上スカートという、夢の事実だ。
砂を巻き上げて盛り上がる濁り色を、均一に砕ける白い飛沫が飾る。
脱衣所は、数十年の時空を行き来して先鋭前衛か手抜きか訝しませる不合理的かつ粗く、不衛生なようで野天に近いつくりで、素足に不安は抱かせないが、シャツのボタンを外しかけると水浴への思いが急速に消えた。
ウッジョブ神去なあなあの日常と馬々と人間たちを日を措かず見ると、レビューほどの思いは涌かないが、ヒトが自然のなかに生きるとき双眼鏡と反射鏡は自然発生するんだろうと思う。