雷ブログ

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自然災害を減災する建築設備

2019年09月04日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。  落雷抑制の松本です。

 災害の多い日本ですが、日本独自の事情に加え世界的な温暖化により、最近は気象災害が日常化しています。 そのような中で、今後の建築物は今後50年、100年と使用するのですから、建築設備にもそれなりの対応が求められるのは当然です。 建築設備総合協会の月刊誌「建築設備」9月号は、火山、雷、水害への対策を考慮した建築設備が紹介され、弊社もPDCEを紹介しています(別刷りを作りましたので、ご希望の方に差し上げます)。 自然災害をなくすことはできないので、災害に遭っても被害を減じる対策、減災が大事なことです。

 この中で、思いもよらない仕掛けで火山対策などされている事を知りました。 火山、例えば富士山が噴火すれば、程度にもよりますが、東京でも火山灰が10cm以上も積もると予想されています。 雪であれば溶けますが、火山灰が積もるとどうなるのか? 建築設備だけで言えば、屋上にある空調設備のフィルターが火山灰で目詰まりを起こし、運転できなくなります。 それに備えて、フィルターが自動で洗浄できるような仕掛けを施した空調機が5千台以上も使用されているとの事でビックリです。 火山の噴火対策の製品が、火山噴火よりも頻発する落雷対策の弊社の製品の2倍以上も設置されているというのは、弊社の営業努力の不足です。

 東京には新しいいビルが次々にできていますが、ほとんどのビルはデザイン重視で水害対策の事など考えていない様にお見受けします。 普段はデザイン重視でよいのですが、短時間に集中豪雨のような雨が降ると、舗装道路は雨水を吸収しないので、直ぐに路面に水がたたります。 このような時に、ビルの入り口、エレベータ回り、階段の地下への降り口などは、止水版を簡単に取り付けられるような構造にしておけばよいモノをデザイン重視で無防備なところが多いのです。

 自分で言うのもナンですが、私、子供の頃からイタズラの才に長けて居まして、道を間違えてテロを仕掛ける側にいたなら、世の中を混乱におとしめたしたであろうと思われるのは、世間の弱点を見出すのが得意なのです。 その観点で言えば、世の中、何故、こんなに無防備なのか、よほど危機感に乏しいお人好しが作ったのであろうと思われるシステムが多いのです。

 せめて、雷だけでも雷被害を発生させないような仕掛けで世の中を安全にしたいと思って毎日活動していますが、これからの建築物に「減災」の思想は不可欠です。 大きさ、高さばかりを競うことなく、安全/安心の建物のための建築設備は重要ですが、設備だけでなく、建物の思想からして「減災」を取り入れるべきです。

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落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
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憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会

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