雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

弊社の目標  既存の避雷設備も抑制型に変換する

2018年04月17日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。  落雷抑制の松本です。

日本語の漢字は表現力が豊かで、和訳するとオリジナルを超えた意味合いを含む名称に飛躍する場合があり、注意しないと原文を超えた意味になってしまうことがあります。 例えば、避雷設備の受雷部ですが原文の英語では[ Air Termination System」と呼ばれていて、これは「空中で終端したシステム」と言う意味ですが、日本語ではこれを「突針」と訳しています。 原文には、<形状>についての概念は含んでいませんが、日本語で「突針」と訳されていて、「突針」と言うと尖った形状と言う意味が加わってしまい翻訳で意味が飛躍しています。

同じく、「避雷針」ですが、原文は「Lightning Rod」。 即ち、「雷用の棒」と言う意味だけで、<機能>や<形状>についての意味は無いのに、日本語訳の「避雷針」は、<避雷>と言う<目的/機能>、<針>と言う<形状>まで含んでしまいますが、日本語に翻訳した結果、<機能><形状>まで含んでしまった過剰翻訳なのです。 文学であれば、原文より膨らませるのは翻訳者の腕でしょうが、工業英語で意味を膨らませるのは好ましいいことではありません。

[避雷設備]と言う言葉も機能的には誤訳です。 本当は、雷を「誘導している」のに「避ける」と言う正反対の意味の漢字が用いられています。 これで、避雷針を付けているから安心と思ってしまう方がいるのは当然です。 漢字表現を正しく使うなら、「雷を被る」と言う意味で、「被雷設備」の方が実態に近いのです。 しかし、100年以上も使用されている言葉ですから、今更の変更はあり得ないことでしょう。 身の回りで当たり前と思い込み、疑いもしない中にも案外、イイカゲンな話があるのです。

落雷を受ければ、いくらアース工事がしてあっても、雷電流は地球の奥深くには流れ込まず、雷電流が流れることでの被害が多いのです。この通常の避雷設備をなるべく、雷を呼ばない、雷電流が流れることの少ないタイプに変換することを目指しています。 高所にある設備はそのまま、地上での仕掛けで、落雷をなるべく招かないタイプへと変換できれば、雷被害を軽減することができます。 実証実験を進める準備をしていますが、これができると五重塔の宝輪への落雷、お城の金のシャチホコへの落雷などの歴史的建築物の保護や現在使用中の風力発電の羽根への落雷など世の中で広く役に立てるようになります。

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電話 045-264-4110
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憲法改正を実現する1,000万人ネットワーク 美しい日本の憲法をつくる国民の会




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