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無駄使いで宇宙開発を遅らせたスペースシャトル

2015年02月19日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

火星に移住する計画の中に日本人女性が選ばれたそうですが、あと10年で火星に移住とは大それた計画ですが、楽しみです。 火星に行くのになぜ、こんなに時間がかかってしまったのか?  米国はスペースシャトルで無駄使いしてしまい体力がなくなってしまったからではないでしょうか? スペースシャトル。往路はロケット。地球に帰還する復路はいわば大型グライダーでしたが、結局、トンデモナイ失敗作であったようです。

一度に運搬できる貨物は20トン。 その打上費用は日本円で1000億円以上。 同じ20トンを日本の「HIIA型ロケット」で宇宙に運ぶと約80億円。世界の相場は1回で50億円。安いロシアの「プロトン」であれば約20億円だそうです。何故、こんなにスペースシャトルが高価といえば、その機体の全重量は100トン。これで宇宙に運ぶ荷物は20トン。即ち、80トンは地球と宇宙を往復するだけですから、無駄なのです。かたや、通常の使い捨てロケットであれば直接、20トンの荷物を持って行くだけです。宇宙飛行士だけなら別便で宇宙に行けば人を運ぶだけのビークルであればもっと小型で廉価に作れたハズなのです。

一回きりの使い切りでは一見もったいないように見えますが、宇宙から帰還した機体の修復には新品と同じ位の2000億円もかかったとの事です。修理するより新しいものに買い換えた方が安くつく。。というのは家電製品ではよくありますが、スペースシャトルについてもそうであったようです。結局135回の打ち上げで要した費用は2090億ドル。一回当たりは約16億ドル、日本の「HIIA型ロケット」の20倍もの費用をかけていたのです。米国の財布の巨大さに驚きますが、これだけの費用を使い切りロケットで安く宇宙に行っていれば、とっくに月面居住など実現し、火星にまでだって人類は到達出来ていたかもしれません。

結果論ですが、終わってみるとトンデモない代物であったと言うのはたまにありますね。 まあ、その陰で開発された技術は沢山ある事でしょうが。。

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