雷ブログ

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「車で行こう」 vs 「Top Gear」

2012年11月20日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

日曜の夜、新車の講評をする「車で行こう」という番組がありますが、いわゆる車ジャーナリストは、実は車メーカと密接な関わりがあるようで、その絆が薄ければ新車試乗会に招待されることもなく、そのせいか車の講評も甘口になりがちのようです。この番組でも、一応、その車の評価を○と×で簡単に語るのですが、あたり障りのない物足りないコメントばかりです。試乗するのも高速道路と一般道をゆったりと走行するだけですから、それほど本質には迫れないでしょう。

この番組の1時間後に別のチャネルでイギリスの番組で同じような車番組「Top Gear」が始まります。この番組では、試験走行も一般道路でなく滑走路の広大な場所でメチャクチャな走り方でその車の極限状態で運転し、そこまで言うかというほど車のメーカ、設計者に罵詈雑言を浴びせます。それも英国人特有の皮肉たっぷりの言い方で、これでは車メーカとの関係は築くことはできないであろうという印象です。ここで取り上げられるのは、必ずしも新車ばかりでもなく、その辺に転がっているものもあり、メーカに頼まなくても入手できるので、ヒモ付き感はありません。日常生活とはかけ離れた運転をしますから、その領域での車の挙動は一般ドライバーには関係の無い世界なのですが、面白いです。

これが、日本と英国のジャーナリズムの姿勢の違いなのでしょうか?媚びて生きるか、批判を売って生きるか?この番組では和訳のテロップは角の取れた日本語になっていますが、原語は放送禁止用語もかまわず、ストレートな表現で、馬鹿、アホが飛び交っています。まあ、日本では許されないですね。これを見ていると日本の放送禁止用語は過剰反応にも思えます。放送業界は、世の中にその種の言葉も実態もあるのにそれを隠して綺麗事の世界を作り、自分だけ上品な世界にいることに過敏に反応するようです。

オブラートに包んだあたり障りのない評価の後での歯に衣着せぬストレートな評価は気持ちが良いです。こうしてみると、日本には自縄自縛のタブーが身の回りにはあるものです。同じ島国で何が違うかと言えば、英国には英国資本の自動車産業が無くなってしまったことですかね。自国の会社でなければメチャメチャに言う事も抵抗がないかもしれません。

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