雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

瀬戸大橋

2012年11月12日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

このところ金曜日は中国地方への出張が続き、2週連続で広島、そして高松に来ました。岡山から乗り継いで瀬戸大橋、この景色は感激ものでした。たくさんの小島が点在する美しい風景と人間がこのような大きな構造物を作り上げたという二つの点での感激です。四国には何回か来たことありますが、今までは飛行機ばかりであったので今回は電車を選び大正解でした。私は、近鉄線の鉄橋で川の水量が多いなど感心しているくらいですから、海の上を9㎞も走るこの瀬戸大橋に感激しないはずがありません。そう思うことは滅多にありませんが、今は亡き両親にも見せてあげたかったと思う位の風景でした。

吊り橋の脇の公園などには、吊り橋に使用されているケーブルのサンプルが展示してある橋が多いのですが、あの橋を支える基礎部分の大きさもすごいのですが、橋を吊っているケーブル、これを最初に考案した方はノーベル賞ものですね。ノーベル科学賞は理学ばかりですから橋など対象になりませんが、ノーベル工学賞、ノーベル産業技術賞などがあれば、吊り橋のケーブルはその候補になりえますね。

橋を吊っているケーブルは直径で1m近くあります。そのような太く長いものを工場で作ってしまえば運搬や施工ができませんから、あれは細いワイヤー( 直径5mm程度)を現場で束ね上げているのです(あるいは100本程度を工場で作る方法もあるようです)。どのようにしてワイヤーを束ねていくのか、吊橋には以前から興味は持っていて先週、本屋さんで良い本を見つけたのですが、立ち読みだけで買わなかったことを後悔しました。機械物が好きであれば、その難しさに想像が付きます。例えば、200本のワイヤーを引いてより太いケーブルにする場合、垂れたワイヤーの長さは全て同じではないし、200本を同じ張力に揃える事も簡単ではないでしょう。海面から100mもの高さであれば強い風も吹いていますし、温度の影響もあることでしょう。ここで数百本ものワイヤーをケーブルに束ねるのは芸術と言えるような作業です。

完成してから既に20年以上を経過し、今頃初めて通って感激しているわけですが、地道にインフラを作り上げてきた先輩方の努力に感謝です。

〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町24番地8
SOHOステーション703
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
公式サイト http://www.rakurai-yokusei.jp/
Eメール info@rakurai-yokusei.jp
人気ブログランキングへ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする