後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

苗字との格闘

2008年12月13日 | Weblog
かねがねの疑問だった
苗字は本当に明治維新のときに
日本各地で一斉に付けられたのだろうか?

もちろん武士に苗字はあった
しかし庶民であった不思議おじさんの先祖は
何で今の苗字を選んだのだろうか??

毎日、毎日、毎日…
お歳暮伝票との格闘である
2重、3重、4重にチェックする

もちろん声出し確認である
原票の手書き文字の判読に苦しむ
連絡を入れて確認は当たり前

ところが !! 
読めない苗字が続出する
ホンマにこんな苗字があるんかいな?!
間違いとちゃうんちゃう?!

「大毎木」の「毎」の字が
ファックスのためもあって判読困難
ところが、このような苗字が実在した
何と「蝶々」さんもいらっしゃるのだ!

中国の「姓」は多く見積もっても1000種程度らしい
「李張王陳劉」の5種類で人口の2割程度を占めているとか
そのために出身地・一族を示す「本貫」を表示したとのこと
「隴西李氏」という具合

朝鮮も苗字は少ない。
「金李朴崔鄭」の5種類だけで人口の半ばに達し、
100種ほどで大半の人が網羅できるらしい
法律上は、1999年までは同姓の人は結婚できなかったとか
(金先生、本当でしょうか??)

それでは日本にどれくらいの苗字があるのか
同じ漢字を1種と数えても20万以上はあるらしい
「橋下」を「はしもと」「はしした」と2種に数えると
数十万個に達するとのこと

しかも、実は、苗字は
もともと大半の人にあったらしい
明治以前は、表向きの文書には、
苗字御免の者以外は禁止されていたために
大っぴらに使わなかった(使えなかった)

ところが神仏への寄進となると
全く解禁状態だったらしい

皆様も、江戸時代の寺や神社の
古文書をお調べになれば
必ずしも明治の新法で
先祖が苗字を付けたわけではないことが
分かるのではないでしょうか

昼休みは後ろ歩きで自宅に帰り昼食
飯尾川の土手に、もはや早春の気配
芳しい香気を漂わせて
水仙が咲き始めていた


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