後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

一年と100の花

2010年04月10日 | Weblog
普段は音信不通の息子だが
もう寝ようと思っていた時刻に
メールをよこした

キルギスの政変に関連して
アサンベク君やそのご家族の身を案じたもの

早速、徳島のSさんや東京のAさんに電話連絡
騒乱は首都ビシュケクの限られた地域で発生しており
身に危険はなかったとのこと
ただし元駐日大使であったり財界要人なので
政治の世界に巻き込まれたのでは…との心配も
現在は大学教授の傍らEU関係の職に就いていて
中立的立場とのことで問題は無いとのこと

希少金属を有する同国には
各国が多くの資金をつぎ込んでいる
そこに利権が生じ、貧富の格差が増大している
国内では南北問題も抱えているらしい
前政権もその前の政権も同族優遇の政治が腐敗を産み出し
国民の不満が高まるという繰り返しが演じられている

ところで一年経った
西行が眠っている大阪府河南町の弘川寺に
海棠桜(かいどうさくら)の銘木がある
毎年、この地を訪ねて花を楽しみ
夜は歓談の宴を催す集いがある
昨年に加わらせていただいた
不思議おじさんの出身大学関係者がほとんど
肩書きが重い先生方ばかりだが
大半は顔馴染みの方々なので肩は凝らない
本日がその日である

先週はその河南町の道の駅に行った
海棠桜の苗も売っていたが買うのは諦めた

昨年のこの集いのとき
不思議おじさんの家では100の花が咲くと言ったら
そんなことは信じられないと言った人がいた
それからだ
このブログで花をアップし始めた
まだ数えていないが100には到達していないだろう
それは花がないからではなく、
撮らねば、と思っているうちに時期を逃したり
撮っていても、ブログをサボっているせいである
それにアップする時期を外すと季節感が薄れる時もある

それにしても不思議おじさんの庭は樹木や花が多すぎる
さすがに海棠桜の購入を見送らざるを得なかった

この冬は、大きくなった木を一気に剪定した
新品の生木用鋸が大活躍だった
それでも選定できなかった木が残っている
写真はその一つ、カリン
淡い桃色の花の命も短い