後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

イチゴの定植

2016年10月29日 | Weblog

手前がイチゴの苗畑
イチゴは毎年植えなおさなければならない
3選9年などというどこかの党首とは異なる
親株をそのままにしておくと実が小さくなる
子株、孫株を取って新たに株を作る
その株と利第一弾に実は失敗した
夏前に子株を取ってポットに植えなおした
自宅に持ち帰って世話をしたが
どうやら水を遣り過ぎたようで根腐れした
苗の確保が心配されたが
なんとか100株を自前で確保できた


9月の体調不良は作物にも影響した
サツマイモは順調に育ったが
ホッタラカシだったので蔓が繁茂して
隣の畝の人参やジャガイモを枯らしてしまった

サツマイモ収穫等の写真も撮ったが
ウインドウズ10の取り扱いが不慣れで
写真はお陀仏になってしまった

大根は他の人より3週間遅れの播種
今日初めて少しだけ間引きをした
ほうれん草一束300円という馬鹿げた高騰
間引き菜の貴重なこと
塩もみして塩昆布をまぶして
ちょっと醤油を垂らして
アツアツのご飯で頂いた
焦っていたのでうっかりスダチを搾るのを忘れた
人生最後の晩餐候補の一つだ


秀明菊 別名貴船菊
雑草のように我が家の庭を占有する
別の言い方をすればはびこっている



ほうれん草も芽を出してきた
五郎丸という品種だ
別にラグビーボールのような葉ではない
昔から日本で植えられていた品種だが
葉が横に広がるので植え付けは減少している
収穫量が少なくなるので嫌われているが
根の甘さは独特なものがある

畑地を少し広げて借りることができた
これで連作障害対策が緩和される

隣の田の耕作者が
たまたま民謡の関係者だと分かり
玉ねぎや豆類を冬から春にかけて植えることになった

なにやかやと
近隣の爺さん婆さんとの知り合いが増えている




ひつこい しつこい

2016年10月11日 | Weblog

何んとかせな あかん!!!!
そう思ってからもう1か月が過ぎた
大根の種を蒔くために畑を耕さねば…

耕運機を持っていても簡単には耕せない
雨が降り続いて土に水分が多いと団子状になる
雨が止んでから 2,3日は待つ必要がある
ところが今年の9月は ついにそんな日は来なかった
ひつこく雨が降り続いた

やっとのことだ
10月8日に耕して畝を立て大根の種を蒔いた
朝の10時から夕方5時まで
ほとんど休みを取ることなく働き続けた
翌日の9日も一日畑仕事
病気で畑に出ることができなかった間
秋ジャガと人参はサツマイモに覆われて
ほとんど芽が出なかった
備中と鍬でもう一度耕し、人参の種を蒔きなおした

ひつこい雨に 散々である

「ひつこい」が分からない人もいるだろう
ヒョージュンゴでは「しつこい」と言うらしい
関西では「S」がときに「H」に変わる
「そんなら」は「ほんなら」になる
「しつこい」は「ひつこい」になる

「しつこい」という言葉は一体どこからやってきたのか
語源説はいろいろあるらしい

①「しつけ」と「こい」の二つの言葉が結びついた説
 「躾(しつけ)」と「濃い」が合体して
 「おこないが濃い」⇒「やることがくどい」になった
②「執」と「こい」という接尾語が結びついた説
「執」は「粘り強い」とか、「あきらめない」の意味。
接尾語の「こい」は、元々は「濃い」から来て、
名詞や形容詞の語幹などに付いて、その要素が更に強める
「冷やっこい」「油っこい」「丸っこい」と同じ

語源はともかく 
「ひつこい」ことに悩まされた9月であった

病気はまだ「完治」どころか「寛解」にも至っていない
薬の服用や今話題の点滴こそ受けていないが
晴れて無罪放免にはなっていない
定期的なレントゲン検査が待ち受けている

朝日新聞掲載の「吾輩は猫である」(10月4日付)でも
『吾輩は淡泊を愛する茶人的猫である
 こんな、しつこい、毒悪な、ねちねちした、
 執念深い奴は大嫌いだ
 たとい天下の美猫といえども御免蒙る』とある。
猫でさえそうなのだから
不思議おじさんがひつこいのを嫌っても赦されるだろう

蚊もひつこい
いつになったら大人しくしてくれるのだろうか

新しく越してきた臨家の大きな犬は
夜の11時半まで絶え間なく鳴き続けている

数え上げればきりがない



この地域の地車(だんじり)祭りは昨夜に終わった
写真は幅20mの大きな道路を完全に占拠して
延々と数時間気勢を上げている様である

和泉市だけでも35もの地車がある
土曜日から3日間 和泉市はだんじり祭り一色であった
みんな車に乗っての外出は控える
市内のあちこちで 地車のために通行止めになってしまう
不思議おじさんの畑友だちも
自転車で畑に来ることを断念して徒歩で来ていた
 
朝の6時から夜遅くまで
延々と祭りをやり続けるものだと感心する
ひつこさも レベルが上がると
どうやらある種のパワーになるらしい

ひつこいのはこりごりである
病気とはさっぱりと縁を切りたいものだ