後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

なかなかに難しい

2015年12月02日 | Weblog
70年くらい生きてくると
さまさまなうっとおしいお人と出会うことがある

そんなオッサンやオバハンと真正面から戦うか
ちょっと避けてとりあえず逃げるか
人さまざまの生き方があろう
その辺りが個性のせいぜいの発揮の仕方としたら
何となくおぞましい生き方ではあろうかと思う

読者にはお分かりのこと
直言居士と言われても仕方がない一面を持つの不思議おじさんは
随分と「損」をしてきたのだろうと思わないでもない
かと言って何等の悔いもない
「損」もあれば 気づいていない「得」もあったのだろう
どうでもいいことだ

さて 難しいことが立ちはだかっている
民謡の鳴り物を目指す人など
いまや奇特というしかない
師匠によれば
鳴り物(民謡太鼓)を習いたいと思った人が
「出雲木遣り唄」の練習で鳴り物を諦めたという



これは広島木遣り唱の太鼓楽譜である
民謡を何十年やってきた人でも
太鼓の楽譜を観る人は少ない
ましてや美鵬駒三郎さんの直筆楽譜だ
なんともリズムのある楽しい曲だ
太鼓はこれはこれでなかなかに難しい



これが今練習中の出雲木遣り唄の楽譜だ
「締」というのは締め太鼓のことで高い音になる
「平」というのは平太鼓で少し低い音になる

この2曲の違いがお分かりなら
あなたはもうプロの音楽家だ

出雲木遣り唄を唄うことは何も難しくない

ところが太鼓演奏は極めて難しい

さあ 明日は2回目の練習日
成果を師匠の前で披露しなければならない
精進の日々である