手作りの鳥寄せ棒
ミカンを置くための棒だが
昨秋の台風21号で臨家の屋根材が畳一畳分降ってきた
幸いなことに海棠桜の枝一本が折れてしまい
この鳥寄せ棒がなぎ倒されただけで済んだ
いくら親しい人でもその心は測りがたい
その人の沸点が何度なのかは測りがたい
トルテ君なら、彼の限度はわきまえているつもりだが
人間というものは難しい
難儀なことである
メジロは極めて用心深い
鳥寄せ棒で蜜柑をつつくときも
もう一羽が近くに枝にとまって周囲を警戒している
この時期の鳥たちの中では多分弱者であろう
都市部においても、カラスはもちろん
ヒヨドリがメジロにとっては最も厄介な鳥だろう
ムクドリが電線に群がっていたり
セグロセキレイが道路で遊んでいたり
ホオジロが高い木にとまって鳴いていたり
モズが虫を木に刺していたとしても
メジロにはさして迷惑であるとは思わないだろう が
ヒヨドリだけは別である
ヒヨドリは横暴にもメジロの食事を邪魔して追い出してしまう
何と愛くるしい鳥であることよ
彼らが恐竜の子孫であるとしたら
ホモサピエンスの感性から見ての話だが
恐竜にも多分可愛い奴がいたことだろう
人との付き合いは難しい
しばらくはメジロを黙って見つめていることにしよう
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