後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

山に登って喋って喰って飲んだ一日のこと

2016年04月24日 | Weblog

いやはや楽しい一日であった
毎年のことである
様々な分野の達人(一人を除く)が三々五々集まり
西行が眠る弘川寺の裏山で持参の昼餉を頂く
不思議おじさん出身大学の元学長もお元気そうだ
不思議おじさんはNHKの朝ドラは見ないが
朝ドラが機会となって大学に五代氏の銅像が建立されたらしい
その除幕式がテレビのニュースで盛んに報道されていた
同窓会会長兼職の元学長もご満悦の様子だった


夜はメンバーがお一人変わった
不思議おじさんの右は元副学長だがそれこそ不思議に話の馬が合う
因みに亡くなられた藤野先生、元学長、そしてこの元副学長
お三人とも理学部ご出身なのは何かのご縁? 
写真の右隣りは産経新聞元編集委員の方で
その右は産経新聞愛読者 文学博士 不思議おじさんの恩人である

他の方々も古いお付き合い
フランス文学や流体工学、中世日本歴史などを専門として7
学者人生を送ってこられたか方々である

まあ不思議おじさんの政治的立ち位置について
時々揶揄されることは無くはないが
学者先生とのお付き合いについては
所属or出身大学に偏りはあるものの
政治的にはそう酷く偏っていないことが
少しはお分かりいただけたら幸いだ
こんな宴会写真で判れと言うのもひどい話だが… ゴメン


そうそう弘川寺の海棠桜の看板の表記はいまだに『樹齢350年』だった
写真右端の文学博士が看板にまつわる昨年の様子を
4月1日付の大阪日日新聞に書いておられる
ぜひご一読願いたい
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/miotukusi/160401/20160401039.html
どうでもよいことだが先生の肩書の
「生涯学習センター講師」とあるのは
不思議おじさんが用意させていただいた役割である


さて大阪にはこんなバスも走っている
「金剛バス」である
南海バスも、近鉄バスもあるのに「金剛バス」である
大阪で一番高い山
日本で二番目に登山客の多い山
不思議おじさんが一番多く登った山
しかもそのルートは5つ6つ
それが毎朝のトルテ君の散歩で遥かに望む金剛山
南海鉄道や近鉄鉄道7の駅から金剛山に結ぶバスだが
河内長野、富田林、河南、太子では生活の足だ
私たちも弘川寺には天王寺に集結して富田林に行きこのバスに乗る
はずだったが、2時間も待つことになりタクシーを利用した
帰りは間違いなく乗った

まあ春爛漫のひととき
こんなことをして命を永らえる日もあるということだ 



寅彦さん 忘れてないんだけどねぇ

2016年04月20日 | Weblog
熊本で連続的な大地震が起きた
阪神淡路大震災時、和泉市は震度5弱だった
自衛隊信太山駐屯地に隣接しているので
ヘリコプターの離発着が数日間続いた

さて、いま、老いぼれ爺は何をしたらよいのだろうか
被災地の様子をテレビ報道で観てはいる
しかし何も行動することができてない
どう行動すればよいのかのヒントがどこにも無い

阪神淡路大震時、対応の動きに時間がかかった
誰もが未体験だった
どうしてよいのか 正直 当時は分からなかった
今回も地震群発という近代では未曽有の災害である

対応のまずさ、不十分さを指摘するメディアに違和感を覚える
彼らは確かに情報伝達の役割を担っている
しかし彼らに批判する権利はまだ無いはずだ
数か月後に検証して批判するのなら判るが
彼らにも、情報伝達にプラスできる任務があるはずだ

寅彦さん
天災は 忘れないうちにどんどん襲ってくるんだけど
明治時代の天災はまだましだったのかねぇ


ナニワノイバラが咲き始めた
さすがにブログを呑気に更新できず写真は撮り貯まっている

これは一週間前の写真だが、今ではもう満開だ
明日にでも写真をアップしよう
道を通る人が驚嘆の声を挙げる
何となく ニッと嬉しくなる
主役は薔薇に違いないが
影役としてナント無く嬉しいのだ


東側の庭の一部を畑にすることにした
昨秋に葉牡丹、薔薇、ランタナを移植しておいた
一部は小学校の土手に植木ジャックした(ヒミツ!!)


真砂土を0.5立方メートル買った 
4860円(税込)
それを両手バケツに入れて55歩歩いて移動させる


その途中には玄関の5段の階段もある


なんとか2時間で作業は終わった
結局49往復した 
へとへとだ
もちろん そのあとのアルコールは旨かった かって??

いつもどおりでした

花と嵐

2016年04月08日 | Weblog

春の嵐が駆け抜けた
我が家の枝垂れ桜
その向こうに見える小学校の土手のソメイヨシノ
その花吹雪は道に花筵(ムシロ)を作り
側溝で風情は無いが花筏(イカダ)となった

花と嵐 その①
まずは于武陵(うぶりょう)作の五言絶句「勧酒」だろう
別れる友に一献を捧げる詩だ

勧君金屈巵
満酌不須辞
花発多風雨
人生足別離

いつまでも良いことが続かないのがこの世というもの
咲き誇る花だって一夜(とは書いてないが)の嵐に散ってしまう
会って別れる 一期一会が人生の常っていうものだよ
だからさぁ 今夜は飲もうぜ
なみなみと酌がせておくれよ

もちろん「花」は桜ではない
が、桜だとほとんどの日本人が思い込んでいる
近代日本では別離の季節に「花」が咲き誇るからだろう

無常感が底辺にある詩だが
ネットでは前向きにとらえる解釈もある
『そういうどうにもならない圧倒的なはかなさこそが人生なんだ。
 この事実からは逃れることができない。だから泣くな。
 そしてただ前を見つめるんだ』”


このような解釈には不思議おじさんはあまり与しない
無常の世を淡々と受け容れ
無常ゆえの儚さを友との盃に味わう
それがこの世に生きる者の風情というものだ


桜の花弁について前年にも書いた
トルテ君との散歩時にしげしげと桜の枝を見た
ソメイヨシノにはやはの4弁の花が付いている
萼が4つしかないので、花弁が一枚散ったわけではない

隣にあった桜の大木では
7枚の花弁を付けた花を見つけた
もちろん八重咲の木ではない

桜を鑑賞するとき
木全体や並木全体を観るのが常だが
一つひとつの花弁を凝っと視るのも一興

花と嵐 その②
クマ仙人様のブログを見て思い出した
映画「愛染かつら」の主題曲も花と嵐だ

花も嵐も踏み越えて
行くが男の生きる途
泣いてくれるな ほろほろ鳥よ
月の比叡を独り行く
 

嵐を踏み越えるという表現は分からぬではないが
花を踏み越えるとはいかがなものか
まぁ「良い時も悪い時もある人生を」
とでも言うことなのだろう

花は桜に限らない

海棠桜も「桜」には違いないが
バラ科リンゴ属で桜ではない
桜はバラ科モモ亜科スモモ属だ
海棠桜は別名をハナカイドウと呼ぶ中国原産の木だ
写真は我が家の幼木(5年くらい)だが
明日は毎年恒例の海棠遊覧の会
西行の墓のある弘川寺の裏山で昼餉を頂く
夜はお寿司屋さん借り切りの花見後の宴会

弘川寺には樹齢350年の海棠桜がある
その立札は相当前に立てられたものだが
十年、二十年経っても「350年」のままだ
ご住職に聞くと「まぁそんなもんです」


花も嵐も踏み越えて…
4月3日の奈良県の民謡大会は惨敗だった

4月10日は産経民謡大賞予選
前日(つまり明日)の寿司屋借り切りの宴会が
言い訳の材料にならなければよいのだが…








和式頑張りスタイル10時間

2016年04月02日 | Weblog

玉ねぎを育てているのか
それとも草を繁茂させているのか分からない有様


いやはや本当にびっしりと草が生えている

草は土の基である
古代遺跡が地下で発見されるのは
洪水による土砂流入があったり
中国からの黄砂の降り積もりだったり
様々に原因が考えられるが
その多くは草が生い茂り、枯れ、土となり
その繰り返しで土が堆積したものである

という理屈をほざいて
草取りをサボるというわけにはいかない

3畝合わせて約50m
ひたすら手で草を毟った(むしった)

もちろん除草用の小鎌や除草鍬もある
それは使わない 理由は二つ
①道具を使うと玉ねぎの根を切ってしまう可能性が高まる
②草を根っこから引き抜いて、次の除草を遅らせる
硬い畝間(人が歩くところ)も手取り除草した

どう表現したらいいのだろうか
古いセーターにびっしり付いた毛玉を毟り取るというか
親指と人差し指だけが道具
玉ねぎの葉が折れないように
右手、左手で慎重に丁寧に掃除する

計算上は1メートル進むのに12分だが
感覚上はその倍くらい掛かっているような気がする

風邪気味だったが水曜日から始め
昨日は小雨の降るなか 合羽を着て仕事
本日は雨上がりを幸いに昼ご飯返上で連続5時間半

畝間にしゃがんだまま
つまり和式ウンチングスタイル
股関節が悲鳴を上げている

いつからこのような単純な作業ができるようになったのだろうか
子どものころはとても苦手だった
大学生のころにはすでに単純作業に没入できる術を覚えていた
梅田NTTビルで4か月ほど電話線の配線より分けを続けたことがある
ひたすら細かい電話線を規則にのっとって分別して束ねる仕事
一日中誰とも話をすることのない仕事
アルバイトが終わるとき、正社員採用の声をかけられたくらいだ
しかし本性は多分このような単純作業を好んではいない
苦手なはずだ
B型だもの

ただし負けず嫌いの傾向はあり
最後までやってやるとの意志はわりと堅い

苦闘10時間


観よ この清々しい畑を


左2列は瀬戸口さんの玉ねぎ畑
葉の色が濃い
なにか栄養分が不足しているのかもしれない
瀬戸口さんは言う
「玉ねぎにあんまり肥を遣ったらあかん
 玉ねぎを大きゅしたらすぐ腐る
 ちょっと小玉の方がええねん」
「葉の色が濃いから言うてええとは限らん
 米でも『青田観て喜ぶ馬鹿』言うやろ」


4月1日に海棠桜が咲いた


同じ日に 枝垂れ桜も咲いた


明日は「奈良県の民謡全国大会」で天理市へ
今年は唄を変えて「吉野筏流し唄」でチャレンジ


翌週10日は産経民謡大賞の予選(高石会場)

4月から民謡各教室の課題曲も変わる
伴奏の太鼓練習に時間を割かねば間に合わない

人のお役には立たないが
ジジイはそれなりに忙しい