ブログのヒット数上昇という 愚にもつかない企みでタイトルを付けた
本日(7月25日)天神祭りの最中、梅田はサンケイホールブリーゼで
西日本最大の民謡コンクール決勝大会壮年の部と少年少女の部が開催された
因みに明日(7月26日)は健声の部と大賞の部が開催される
とまぁ ここまではタイトルを掲げた以上、宣伝しなければならない
この民謡大会のレベルはかなり高いと思う
曲ごとの全国コンクールが盛んだが、
総合的なコンクールは今は少なくなった
その意味では、産経民謡大賞の持つ位置づけは高くなっている
不思議おじさんの近辺でも、ハードルが高いことから
名取レベルの人でも予選を受けるのを嫌がる傾向がある
近畿、中四国、九州で予選が行われる
参加者は公表されていないが、決勝進出の人数から勘案すれば
壮年の部で1200人から1500人(最大で2000人)程度だと推定される
会場は大阪梅田のサンケイホールブリーゼ
随分とお洒落な建物になっている
旧のサンケイホールに何度訪れたことだろう
大学の劇団仲間で労演公演を毎月のように観に行っていた
民謡を遣るようになってからも何度か舞台に立ったことがある
その後、この建物は建て替えられた
5室も用意された控室(8階)はこのように混雑している
ここで和服に着替え、三味線や尺八と音合わせをする
小年少女の部参加者のお子さんたちも少し緊張気味
舞台はこんな感じだ
伴奏は上手(向かって右)と下手に分けられ
前者が演奏中に入場してスタンバイしなければならない
2週間前に尺八伴奏して頂いた米谷大輔さんは本部伴奏者
この場合は奥さんの2代目佐藤桃仙さんが三味線を弾いていた
この日の当日入場料は3600円である
冒頭の写真左下のパンフは1000円で販売されていた
なのに客席は最後までほぼ満員であった
不思議おじさんが出場したのは壮年の部 年齢制限なし
最優秀者には文部科学大臣賞や産経新聞社賞等が贈られる
大賞の部優勝者からは、何人もプロの民謡歌手が排出している
唄う前は25年経っても相変わらず緊張するが
そこは年の功、出番待ちの人たちとの会話を賑やかにすることに苦労はしない
さて自分の出番だ もちろん写真は無い
まぁ75点くらいの出来かと思う
伴奏して頂いた先生にお礼に伺う
お金の話だが 予選出演料が4000円
決勝大会出演料が7200円
伴奏の御礼が2500円掛ける2回で5000円
それに交通費やもろもろの費用
家族でも呼ぼうものならさらに入場料が要る
年寄りの道楽も馬鹿にならない
唄い終わると結果を待つことになる
壮年の部出場者169人が抽選で2グループに分けられる
不思議おじさんは107番だったので81番以降の後のグループ゛だ
それぞれから10人が選抜され、集計が終わり次第公表される
そのうち5人ずつが決勝大会に臨む
ドキドキものだ
不思議おじさんの属する会の会主や
昨年入賞している知人は前のグループで落ちてしまった
そんなこともあり、不思議おじさんは和服を脱いで着替えて結果を待った
全ての人が唄い終わり、さらに結果が集計されるまでにはだいぶ時間がある
梅田の第2ビル地下2階に娘婿が経営しているラーメン店がある
3時だというのに来客が途絶えない
従業員の接客態度も誠実そうで嫌味が無い 合格だ
さて4時半ごろに後グループの結果が発表された
なんと 不思議おじさんの名があるではないか!!!!
思わず嬉しさがこみ上げてくる
しかし 本来の決勝進出の5人に入れるのか
本部まで問い合わせに行く
答えは 残念ながら5位までには入れなかった
しかし表彰式には正式の衣装で出てほしいとのこと
表彰式は7時頃になるという
少年少女の部50人の歌を聴き表彰式に臨んだ
これは努力賞(4人)の表彰式の光景
不思議おじさんは敢闘賞(6人)であった
優秀賞(10人)の中から優勝者が出るが、
決勝の唄を聞き終わってホールを出たので結果は知らない
重い衣装ケースを手に携えて家路に
トルテは散歩不十分なので疲れた身で夜9時の散歩へ
まだまだ修行が足りないことを痛感した
自分が納得できる唄では優秀賞が獲得できない
審査員が納得できる唄とは多分平明な唄い方なのだと思う
自分が納得できるように思いを込めた唄い方はダメなのだ
淡々と、唄に込められた情景が浮かび出るような
唄いこまれて枯れたような唄こそが民謡なのだろう
さて 来年も頑張りましょうか