後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

酣酔

2013年04月30日 | Weblog

いまはもう国家権力(自衛隊)のために
近隣住民が立ち入る自由が制限された信太山山稜
僅かに残された立ち入り区域にミヤコツツジが咲く
地上の楽園と言っていいだろう
これほどの安らぎに包まれる場所は無い

モチツツジもこの丘陵に命を得ている

葉が産毛に包まれ、まるで搗きたての餅のようだ

我が家にも4種類のツツジがある
この植物の漢字(躑躅)を書く自信はない

ドウダンツツジ 別名 満天星


キリシマツツジの一種だと思うが名前を忘れた
またNHさんのお世話になることになるだろう
自分が買って植えた花木の名を忘れるとは
もう末期症状だろうか


タツナミソウが庭のあちこちで頑張っている
もともとは山地の野草 生命力は強くない
我が家では頑張りを見せている
白と薄紫の花は躍動的でかつ可憐である


ナニワノイバラはもう散り始めた
ミツバチやその他の蜂が押し寄せている
我が団地では、くまなく徘徊して観察しているが
この薔薇があるのは我が家以外には1軒のみ
住吉神社近くには、西側壁面が一面覆われている民家があると聞く
挿し木可能なので、もしよければお申し越し頂きたい


日本一古い狭山池である
行基さんが開いたという
行基さんはこの池から10kmに生家(寺)がある
堤を作った工法は中国、朝鮮を経ていることが分かっている
敷葉工法という
中国・韓国・日本(大阪狭山市)を繋いで世界遺産を目指している
認定されなくてもよい
その運動が人を繋ぐ

東京都のバカ知事がバカである理由は
彼は人と人を結びつけるのではなく
人と人を遠ざける思想を根底に持っているからである


枝垂れ桜の根元にフリージャが恥ずかしそうに咲いた
大丈夫だよ
ちゃんとあんたが咲いていることを見ているからね
おつかれさん

年代別選挙区ねぇ

2013年04月21日 | Weblog

ちょっと山の仙人さま風に新聞記事を写真に撮った
これは今朝の朝刊
役得でお会いしてお茶を飲んだ朝日新聞論説主幹の大野さん

選挙区は都道府県に限らないと
そらそうだ 私のアイデンティティは
住んでいる都道府県にのみあるわけではない

大野氏の問題の捉え方は分かりやすい
経済も環境も戦争も核もグローバルな問題なのに
私たちの立脚点は「国家」という枠の中だ
何が「国」を超えられるのか
そんな視点を大事にしている


これも役得でお会いした牧野さん 昨日の新聞だ
「機動特派員」という肩書に驚かされるが
とても思慮深い方のように見えた


一本のナニワノイバラがこんなに咲き誇る


その根元にユキノシタ
労働後の昼食の天麩羅のネタだ


ナニワノイバラの下にはエビネも咲いている


4本の 種類の異なるニガウリを植えた
有機石灰、発酵豚糞、腐葉土などを混ぜたが
敵はナメクジである その対策を練らねばならない
深いビンにビールを少し入れて割りばしで橋をかける
ビンの内側にはサラダ油を塗っておく
さすれば ナメクジが佃煮にできるほど捕れるというのだが…
まぁ 成功しても写真でお見せするのは遠慮しておこう


タツナミソウも満開だ

花は律儀だなぁ

2013年04月20日 | Weblog

毎年お馴染みのナニワノイバラ
一本の木が伸びて伸びて…


まだ南と東側しか咲いていないが
花の数は数えきれない

暗い心の扉も
この花たちがこじ開けてくれそうだ


シャガも海棠桜のもとで満開だ


うーーーーん 花の名を忘れてしまった
栽培種だから仕方ないか…

雨が上がれば
遺伝子組み換え作物では無い飼料を食べた豚さんの糞に
オガクズを混ぜて切り返すこと約10カ月
完全発酵堆肥を庭に撒くことにしよう

菜の花

2013年04月17日 | Weblog

山菜採りに先立つ土曜日
滋賀県は愛東町に行ってきた
菜の花プロジェクト先進の地であり
「あいとうエコプラザ」がある
ここに併設されている道の駅は
滋賀県一の売上高を誇る
ハーブを主体にして女性客を引き付けている

この土曜日(4月20日)
島根県津和野市で全国大会があるらしい
http://www.nanohana.gr.jp/index.php
残念だが仕事で行けない
元農林副大臣の篠原孝さんにも久しぶりで会いたいが
致し方ない


彼は菜の花プロジェクト賛同の国会議員代表だ
国会議員など別にこの運動には必要ないが
実は軽油取引税の取り扱いなどで
多くの市民がかかわっているこの運動が
石油業界の圧力によって不利益を被っている
分かりやすく言えば、化石燃料(石油)で食っている連中は
持続・再生可能なエネルギーが登場しては困るのだ
風力、小口水力発電、太陽光発電などが
長い間、普及できない仕組みに閉じ込められてきたのと同じ構造だ


しかし間違ってはいけないことがある
菜の花プロジェクトはノンカーボンエネルギーであり
軽油代替燃料を確保する仕組みである
その普及は、地球温暖化を緩和することに貢献する
それも一つの目的である
しかし真の目的は、それ以外にある
菜の花プロジェクトは人の心の繋がりによって成立する
経済的効率が成立させているわけではない
人のつながりは、人の顔の見える「地域」のエネルギーになる
これこそが化石燃料が支えてきた「近代」へのアンチテーゼとなる

情けない話満載で仕事場を離れ
フルボディの赤ワイン3本を買い求めて帰宅
NHK「ためしてガッテン」を見るともなく見ながら食事
アテは自家製の牛肉のタタキ
折しもテレビの話題は和牛に近づける牛肉の食べ方

松阪牛を育てている農家の場面で
「んっ…」
久しぶりに息子のバンドの音楽が…

彼のバンドは解散してもう5年以上になる
http://skapontas.jp/

以前はどのテレビチャンネルからも
毎日のように彼らの曲が流れてきた
基本的には「唄」の無い器楽なので
ヒットして人気バンドになることは難しい
しかしバックグランドミュージックとして
テレビ報道にはもってこいのようだった

NHKBSの番組のテーマ音楽にも採用された
ちょっと相手がレトロだが
橋幸夫や和田アキ子などとコラボしている
解散後、徐々にテレビから聞こえることが疎になった

うだうだ言いながら今夜も更ける

仕事場のことは書かないつもり

弱い犬ほど良く吠える
弱いなら弱いのでいいのに
強がるから周りを不快にさせ
自らを貶めるのだが…

付ける薬が無い




山菜採り

2013年04月16日 | Weblog

時は断ることをしない
物理を超えて容赦がない

北に山のいのちと向き合う人が居る
不思議おじさんと言えば、可愛いいものだ
毎年恒例の山菜取りに わざわざ200キロも走り
750メートルの山に登る といっても車でだが…

採ってきたものはご覧の通り
タラの芽、ノブキの新芽、ノアザミの新芽
木の芽は不思議おじさんの自宅のものだ

(以下は写真をクリックすると拡大できます)

春の山菜の王者 タラの芽
藪こぎをしてやっと入手できる
手足や顔ははノイバラなどの棘で血がにじむ


アザミの新芽は痛い目をして収穫する
山の上なので、犬のおしっこなど無縁だ


これはヤブカンゾウの新芽
根元の白い部分だけ2~3センチを
熱湯をかけてほぼ生で酢味噌で頂いた


同行の大先生がノブキの新芽を摘んでいる
ノブキの佃煮は外せない春の味だが
その新芽を天ぷらにして食べる人は少ないだろう


ミツバツツジが何万色もの緑に映える

あと何年、こんな贅沢をできるだろうか
体力、気力、お金…
喰い意地だけは残っていそうなので
それだけが頼りだ





愚者の館

2013年04月10日 | Weblog
仕事ネタは書きたくない
書けば必ず憤懣モノになるからだ
不思議おじさんの青さを指摘してくださる声には感謝だが
誰がどう見ても どう贔屓目に見ても
この人たちが若者を育む立場にいるとは信じがたい

人を信じるよりも罵倒することにエネルギーを費やし
恨みを晴らすことに生きがいを感じているように見える
そのような自覚が無いどころか
(密かに自覚しているからそうなるのかもしれないが)
教育者としての誠実さはどこを探しても見つからない
神経を細やかにして嗅ぎつけようとしても感じられない

奇妙な過信、自己愛を幻影の袋に膨らませているだけだ
書くこと自体がケガワラシイ
腹立ちを通り越してナサケナイ


わがまま、気まぐれ、無節操、逃避、無責任
夢想、愚行、極端…
うぬぼれで気位が高く
自意識過剰で 高慢ちき
自慢たらたらで自信過剰
思い上がりや 自尊心の強さは世界一
鼻息だけは荒いが実態は無い
優越感 ・優越意識 ・ エリート意識
選民意識 ・ 差別意識 は誰よりも高い
高慢ちきでお高く留まるっているが本人はお上品だと思っている
一人でこの職場をしょって立つかのようにふるまっている
ナルシズム の権化
偏狭で狂信的…
愚者の条件をこれほど満たす人を不思議おじさんは他に知らない

あーぁ こんな日を送りながら酒を飲むのも情けないものだ

しかし信じられる人たちも少なくはない
信じてくれる学生たちがいる


160度

2013年04月07日 | Weblog
料理は嫌いではない
農家の男三人兄弟の末っ子と言えば
農繁期は小学生といえども
ご飯の用意の手助けはしなければならない

大学時代は自炊だったが
こまめに作ったわけではない
ある日、炊飯器の蓋を開けたら
赤や青のカビが生えていたこともままある

子育て中は料理をすることが多かった
小妻が夜間勤務やや準夜勤務で居ないことが多かったからだ
冷蔵庫を開けて何があるかを確かめ
閃きでメニューを考える

日曜は朝からちょっと買い出しに
無人の野菜販売所に立ち寄る
無人のはずがおじさんが出てきた
筍一盛り(6本)で500円だ
菜の花も片手では持てないくらいで100円

料理には少しは自信のある不思議おじさんだが
天麩羅はなぜか上手にできない
山の仙人さんと共通点が見つかった
しかし学ぶということはこの歳になってもできる

冷水と溶き卵を使いグルテンを引き出さずにさっと混ぜる
180度で揚げる 
ビールを入れたり片栗粉を少し混ぜたり
いろんな工夫にもかかわらず べちゃつく
その繰り返しだった

今日は生涯で最高の天麩羅ができた
コツは3つ
溶き卵はスプーン1杯でよい
温度は160度がぴったりだ 180度は駄目
そしてしっかり3分間揚げること

材料は桜エビ 筍 紫蘇 玉ねぎ
山椒は庭から採ってきた
腔中に爽やかな香りが広がる
春を喰った気分満喫だ



春の嵐に桜は散ったが
次に咲こうとしている花たちは
ちょっと顔を隠して寒がっている


そんな中
海棠桜は強い風にもめげず満開

昨夜は雨にたたられながら4300歩
今夕は4960歩
アルコールを抜くために歩いているのか
アルコールを飲むために歩いているのか