後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

飼料? 資料?

2007年11月30日 | Weblog
仕事の優先度は
重要度ではなくて
迫り来る時間との戦い

今日の学習会資料のテーマは
畜産物の飼料問題
なんやかんやで手をつけるのが遅くなり
既存の資料を使えばいいものを
また新しく作り直そうとする
悪い癖だ

飼料問題なのに
資料の内容はあちこちに脱線したがる
例えば腸内細菌叢
この伏線を張らないと
GMO問題が上滑りする

人間の腸内には
約300種の細菌が棲息している
その数は約100兆個
いったい誰がカウントしたというのか!
その重さは脳や肝臓に匹敵する
つまり約1kg

細菌に「重さ」があること自体
考えても見ないという人間の傲慢
人間の体内と表皮に棲む細菌の重さは
2kgを超えるはず

地表にいる全生命体
つまり海の中の魚を含む動物、植物
鳥や細菌類の全ての重さより
地下にいる生命体のほうが重いという
モグラやミミズがそんなに重いわけではない
冬眠中の熊を加えても微々たるものだ
地下10kmにまで棲息する
細菌類の全重量である

細菌類の力を借りなければ
動物も植物も生命を保てない
そもそも栄養物を取り込めない

GMOが腸内細菌に及ぼすであろう影響は
短時間では測りがたいものがある
細菌類は自らの生存のために
容易に自らを変えることができる
自己変革が困難な人間と大違いだ

まぁそんなわけで昨夜は遅くまで仕事
今朝は暗いうちに徳島を発って
明石大橋を夜明けとともに渡った

まだ自分の今朝の餌(朝食)はお預けだ

無いもの探し

2007年11月28日 | Weblog
飲み会で、喋ったことは
そのときは確信的、説得的口調になるが
後になると、少し苦味が残る
「あんなええ加減なことを
得意げに力説せんかったら良かった…」

ASEANと日本との経済連携協定(EPA)が結ばれた
ASEANの民族、文化の多様性に比べれば
東アジアの日中韓3国は共通性が多い

近しいものほど仲が良くない
遠くの国といきなり戦争は起きない
もしまた日本が戦争するとしたら
韓国か中国、またはアジアの諸国が
相手になる可能性が高い

食糧自給、持続的な環境保全などを
「東アジア」を視座において捉えなおすこと
その必要性と必然性を力説したが
なにせ 飲み会!

話はそれて
日本人はどこから来たのかに

不思議おじさんはお得意の
煙に巻くような話を繰り出す
石臼を廻すときは
時計回りなのか、反時計回りか
石臼作りの伝承の系譜が
文化の伝播を教えてくれる

そこでだ! 
(不思議おじさんは絶好調!)
共通性を探す方法もあるが
「無いものを探す」方法がある
例えば「ネジ」の文化
日本にネジが伝わったのは
鉄砲が伝わった1543年以降
それまでは「かしめる」方法だった

お酒の量はさらに増え
不思議おじさんのネジは
どんどん緩んでいくばかりだった





予感

2007年11月26日 | Weblog
周りの世界を直感的に感じる力は
子どものときの方が鋭かったように思える
これは誰でも同じことなのだろう
経済や政治の成り立ちをそれなりに知ってしまうと
理解し判断することから始めてしまう
直感的に感じ、見抜くことが鈍くなる

それでも予感はときにしてある
普段はあまり気に止めることはない
しかし不吉な予感は後を引いて残る
ついつい予感に過ぎなかったことを確かめたくなる
しかし、悪い予感は当たるもの

吉兆には5系列あることが周知されるようになった
まさか「船場吉兆」ではないだろう 
でも?
その可能性はある
確かめたくないけど
確かめたくもある

●●さん
大変なことになってしまいましたね
あなたがどこまで関係なさっているのかは分かりません
でも心身をすり減らして
地獄の底にいらっしゃるであろうと思います

想像することしかできません
何のお手伝いもできません
鬱屈した日々が続くと思います

真正面から受け止めて
自他共に対して正直に振る舞い
湯木さんが遺したものを引き継ぎ
多くの人にまた召し上がっていただく
そのことを再び目標にされることを
遠くで密かに祈念しています





勤労感謝の日

2007年11月23日 | Weblog
勤労感謝の日は祝日で休日でもある
祝日であっても構わないが
休日とセットにしなければならない理由はない
と 不思議おじさんは思う

世間が休日なのに 休みではない職場では
なんで勤労感謝の日に働かなアカンねん!
勤労している自分に
周りの人が感謝してくれる日とちゃうん?

そらちゃうやろ!
働けること自体に感謝する日やろ

えぇっ ほんなら何で休むんや?

場所とメンバーが替わっても
「勤労感謝の日」に出勤している仕事場では
恒例の言葉のやり取りになってしまう

そもそも「勤労」は「労働」と少し違うように思う
どうやら「勤労」はお上の目線の言葉に思える
事実、憲法の第27条第1項に
勤労は権利であると同時に
教育・納税と並ぶ日本国民の3大義務規定と書いている

「勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう」
祝日法の規定文章だ

もともと新嘗祭を無理やり置き換えたから
しっくりこないな祝日になってしまったのだ
そもそも11月23日に何の意味もない

秋の収穫祭とでも言ってしまった方が分かりやすい

そんな人間社会と関係なく
ムクドリの大群が群れて飛翔する季節になった
初冬の風物詩だ

さすがに携帯電話のカメラで群遊は写せない
電線に止まったところの糞の落下覚悟の一枚である

同時代を生きる

2007年11月22日 | Weblog
「米」の担当者になったとき
積算温度という言葉と出会った
籾を蒔き、苗を植えて花が咲くまで
花が咲いて、実を結ぶまで
植物に必要な温度の累計である
一日の平均気温または最高気温を
累計していく

不思議おじさんの今年の夏の気温予測は
冷夏=米の不作であった
見事に外れた!
予測の元にあったのは積算温度
1月から3月までの暖冬であった

一年の平均気温はそんなに上下しない
冷夏の代わりに早い冬が来た
テレビには米沢の雪景色

朝日の中、見上げれば西龍王山
標高495メートル
森林公園が整備されている
その麓には 徳島刑務所
1000人ほどが暮らしているらしい
先日は囚人が暴動を起こしてニュースになった

朝日新聞の短歌欄から
坂口弘さんの投稿が消えて何年か経つ
毎週一回、彼の歌が載ることを
期待して新聞を開いていた

死刑が確定したので
外部との接触が禁止されたとのこと
短歌集「常しへのみち」が出版された

同時代人の生き様は
誰にとっても
もう一人の自分ではないかと思う
読まずばなるまい



カキガキ

2007年11月21日 | Weblog
カワガキ という言葉を
最初にラジオで聞いたとき
川で採れる牡蠣(そんなものは無いと思うが)
か、と思った
何のことは無い、
「川遊びする子どもたち」という意味だ
カワガキが居なくなった=自然の中で遊ぶことを知らない
そんなことから、おじさんたちが
カワガキ復活の取り組みをしている

柿の季節である
不思議おじさんの子ども時代は
家、畑、竹やぶなどの周りに
多種の柿の木があった
一本一本の木の姿
実の大きさや渋、甘さを覚えている

柿の木は折れやすいから登ったらアカン!
親に言われても知らんぷり
学校から帰ると柿の木に登ってムシャムシャ
枝先の柿は、竹の先端を割って木をはさんだ道具を作り
ポキポキと枝ごと折って取った

柿は日本が原産らしいが、氷河期に絶滅した
今の柿は中国から来ているらしい
富有柿は明治31年に登録された柿
真桑ウリと同じ岐阜県本巣郡が発祥の地

さわす ということを具体的に知ったのは
不思議おじさんは成人後のこと
あんなに大きな渋柿があるとも知らなかった

要は、水溶性タンニンを不溶化すれば良いらしい
そのためにジワジワと呼吸を止めてやる
炭酸ガスやアルコールを用いるが
他のガスや冷凍も効果があるらしい
加熱も一つの方法

柿の語源は「硬き」と「赤き」があるが
実が赤くなる「アカキ」の説を採りたい

他所の家の柿の木に登って
真っ赤に熟れた柿を食べる
そんな「カキガキ」を
ついぞ見かけることが無くなった

といっても、「カキガキ」復活を願って
子ども企画をするほどのこどてもないし ネ!



舞妓?いやいやマイコプラズマ

2007年11月20日 | Weblog
マイコプラズマ
聞いたことがあるようで良く知らない
そんな事柄の一つ

人間では5歳までに65%が、
大人になるまでに97%が罹る
抗体形成をしないばかりか
2回目以降は重症になるらしい

ウィルスより大きく細菌より小さい病原菌
風邪のようで風邪でない デンデン
それは何かと尋ねたら…

熱、激しい咳、上気道炎、中耳炎、副鼻腔炎、
気管支炎、胸膜炎、気管支喘息
重症になると髄膜炎、脳炎、腎炎、溶血性貧血…
レントゲンでは肺が真っ白になるとのこと

どうもわが豚ちゃんがこれに罹っているらしい
そうすると元気を無くす
食欲も出ない
その結果、体重が増えない
もちろん豚のマイコプラズマは人にはうつらない

死ぬような病気ではないが、人間だと
医者はすぐに抗生物質を打つ
人間は勝手なものだと思わざるを得ないが
自分が食べる家畜には抗生物質を打つなと言う

あるワクチン会社の事情で
一定期間別のワクチンで対応したが
どうもそれが良くなかったらしい
年明け以降は元のワクチン対応の豚ちゃんになる

ところで昨夜、不思議おじさんの自宅に
Windows Vistaが届いた
会社の若い人にセットアップしてもらった
さて、新しいパソコンで遊ぼうかと思ったら
発熱! と悪寒!

ガンガンに暖房して
加湿器をフル稼動して
パジャマの上にジャンパーを着て
毛布と布団をかぶって寝た

抗生物質を飲まずに何とか治したい
豚ちゃんの苦しみを少しだけ追体験することにしよう



いくつになっても山!川!

2007年11月19日 | Weblog
あれほど背筋を伸ばして歩く男は
ついぞ見かけたことが無い
付き合いはもう40年になるが
年に1.2度の麻雀のときも同じだ

その彼から本が送られてきた
「暇をもてあましているおじさんへ」とのこと

滋賀県在住の熊谷栄三郎さんが著者
渓流釣りで知られた元京都新聞の記者
軽妙な語り口に引き入れられる

京都新聞に連載した記事をベースに
加筆して出版されている
ほんまかいな! と思わせる「出来事」が
読者を飽きさせることがないが
後書きが印象に残った
加筆修正するについて
彼の周りにいる「人・仲間」を浮かび上がらせたとのこと

人は関係性の中で呼吸している

第2の人生では会う人の数が激減した
会う 話をするということは
何らかの関係性を持つということ
関係性の中で自分が位置づけられる
人と会わないということは
自分というやせ細った主体にしか向き合えないということ

物忘れ 夜更かし 居眠り ひとりごと ぽっくり願望 すぐ出る涙
熊谷さんの別の本にある「老い」を表わした言葉

抜けるような暮秋の青空だ




それぞれの匂いを嗅ぎながら

2007年11月15日 | Weblog
家を出るときは前を向いて歩く
道路を横断し、天神さんの前を通る
後ろ歩きするには道が細く危ない

飯尾川に出ると小さな鶏舎がある
家庭用らしく、鶏は時々放し飼いだ
その横の牛舎に黒牛が約30頭
腰高なので多分F1だろう
敷き藁に混ざった糞は屋外に野積みだ

仕事場ちかくには、発酵豚舎がある
普段は臭わないが湿気の多いときは
独特の臭気が漂う

家畜それぞれの消化器官の違い
腸内細菌叢の異なり
それらが匂いが異なる原因だろう

孫は都会っ子なので「臭い!」という
不思議おじさんは、子供のころに
鶏、山羊、牛、馬の世話をしていたので
むしろ懐かしいが
豚は身近にいなかったので「臭い!」と思う
とはいえ、最近は慣れてきたようだ

家畜用配合飼料生産量は約2400万トン
その半分が輸入トウモロコシ

仕事場の周りは牛用の牧草が植えられている
柔らかいイタリアングラスだ

当然ながら、人間だって食べられるはずだ!
前歯で噛んでみる
シャキシャキと食感はいい! 
青臭い草の味が口を襲う

料理次第では食べられるのではないかと思う
てんぷらなら問題ないだろう

不思議おじさんが牧草を食べても
日本の飼料問題は何一つ解決しないが…


ホトトギス

2007年11月14日 | Weblog
「特許許可局」や「テッペンカケタカ」ではない!

大阪の家の庭に咲いてくれた
この夏の暑さは一段と厳しく
本来は山に咲く山野草にとっては
とりわけ過酷なものだったはず

さすがに鉢植えの方は
葉が茶色くなって落ちた
それでも秋になって再生し
それなりに花をつけた
地植えは強い!
見事な咲きっぷりである

今年の日曜日は
イベントで一日を過ごすか
徳島-大阪の移動日になっているので
山に登れていない

山道の角をひょっと曲がったところに
ヤマジノホトトギスを見つけたりすると
なんとなく幸せな気分が身体を包む

ホトトギスは東アジアだけに咲く花
多分、日本原産ではないかといわれている

鳥の名と全く同じ山野草はこれのみ
「サギソウ」は「草」がついている
「カラスウリ」も「瓜」が余分だ
今頃信太山に咲いているはずの
「ヒヨドリソウ」にも「草」が付いている

写真は残念ながら自宅のものではない

世界一みすぼらしい畑の収穫

2007年11月13日 | Weblog
蒔きどきに遅れること約2ヶ月
落花生の種を6ヵ所ほど蒔いたが
育ったのは2株のみ

粘土質の土に籾殻+豚糞堆肥をいれ
何とか植物が育つようにしたのだが
何を植えてもショボショボとしか育たない
ある人評して「世界一みすぼらしい畑」

2株の落花生を昨夕に収穫した
塩茹でした
半分は虫にやられている
白い肌の豆は溶けるように柔らかい
優しい甘みが口に広がる

折りしも山名酒造さんの秋冷膠酒が届いた
大吟醸を絞った酒袋を密かに通り抜けた
微細な酒種が残っている
まるで酵母の残ったビールのようだ

山形からは小妻の友人から貴重なラフランス

木枯らしの吹き始めた阿波の里
不思議おじさんの夜の独楽である



オスもいればメスもいる

2007年11月12日 | Weblog
問題:乳牛はオスもメスも乳を出す
○をつける人がたまにはいらっしゃる

では、最近食べた牛肉はオスだったのかメスだったのか
スーパーに並んでいる豚肉は、オスなのかメスなのか
焼き鳥屋で食べる鶏肉はどうなのか

そんなことを考えて買ったり食べたりする人は
ほとんど皆無であろう

ところが「食肉」を考える上では重要な要素である
もちろん食味が多少なりとも違うが
それよりも「畜産」という「業」を理解しなければ
肉について「美味しい」とか「まずい」とか言っているだけになる

比内地鶏や薩摩地鶏などの偽装で出てきた
「廃鶏」とは給餌に見合う経済的産卵を終えた鶏のこと
従って、全てメスである。
「親鳥」という定義は2種類ある。
廃鶏を指す場合もあるが
雛を生むための育雛場の鶏を指すことがある。
この場合も圧倒的にメスだが、オスもいる。
ブロイラーは、オス・メス半々だ。
ただし最近は孵化後53日程度で食べるので
まだ性ホルモンの影響が少ないので
あまり肉質では分からない

国産牛と銘打っている場合の大半はオスである
乳用のホルスタイン種のオスは乳を出さない
従って単に「国産牛」とある場合はオスが多い
去勢するので、業界では「ヌキ」と称する

「廃牛」…給餌に対して乳量が経済的に見合わない牛は
「飼い直し」と称して短期間に肉牛に仕立て上げる
最近は高カロリー飼料で多量に乳を出させるため
早めに廃牛(メス)が出る
牛の場合は人工授精が普通なので
交配過程のオスが出回る可能性は小さい

豚の場合は、肉にはオスもメスもほぼ同じ確率
人工授精もあるが、多くは系統を自家飼育している
日本では、LWDが圧倒的である。
Lはランドレースだが、オスは不要
Wは大ヨークだが、メスは不要
Dはデュロックだが、メスは不要
また交配過程で出てくるLWのオスも不要
これらの交配過程で”不要”な豚はどこへ?

オスとメスの世界は畜産でも複雑である

さて写真は「止めオス」に使われる
D(デュロック)の純粋種のメスである
アメリカで系統選抜された品種
臭いも無く、色も普通
食べればそれなりに美味
ほんの少しだけ甘みに欠ける程度
純粋種を、それと認識して食べる機会は少ない
Y(中ヨーク)純粋種なら高級和牛並みの価格になる




昔取った杵柄

2007年11月12日 | Weblog
中学時代のクラブ活動は
最初は野球部だったが
家の仕事を手伝う関係から
中2から相撲部に変更した

そう言えば
複数のクラブに入る癖は
中学時代から始まっているなぁ
もうひとつは「歴史研究部」
中江藤樹の生家でいろいろ調べたなぁ

高校時代は陸上競技部(中距離)と
文芸部では「彼方」という雑誌を出していたし
音楽部ではコーラスで県で4位だった

大学時代は大変な時代背景だったが
合格と同時に演劇部(角笛)に入った
春休みに練習して、新入生(自分が新入生だが)歓迎会に
ブレヒトの出し物で端役をやった
自分の名前をgoogleで検索すると
何と演劇の記録がトップに来てしまう
大学のHPにリンクしている関係だろう
さらに能楽研究会で観世流を習った
おじさんは男3人兄弟だが
父親を含めて全員観世流だ

ところで 相撲
部室で廻しを締める
校庭の一番遠い場所にある土俵に行く
途中で女子テニスの練習場などを横切る
恥ずかしいので廻しの上からまたズボンをつける
珍妙な格好だが うぶなものである

相撲を見ると血が騒ぐ
手足や腰の感覚が蘇る

もう長い間 相撲をとったことがない




朝露

2007年11月09日 | Weblog
米を収穫した田は
ホウレン草やブロッコリなどの畑になる
すでに裏作野菜の収穫を終えたところもある

阿波で多い裏作は飼料作物
イタリアングラスの柔らかそうな幼芽が
朝露を孕んで輝いている

キムミンギさん作詞作曲の
アチミスル-朝露を歌えない韓国人は
まずいない! 
韓国民主化運動の中で
韓国の人たちの心の底に染み渡っている 

そんなことを知ったのは
相手がキムミンギ氏であるとも知らずに
互いに言葉もわからないのに
タバコを吸いまくって
旨い酒を交わし続けてから
何日も経った後のことだった

その後、ミュージカル「地下鉄1号線」を
東京・大阪で公演されたときにお会いできた


朝露 キムミンギ 作詞作曲歌

長い夜を徹して
草の葉に結んだ
真珠より美しい朝露の如く
我が心に悲しみが
一粒ごとに結ぶとき
朝の丘に登り
かすかな微笑を学ぶ

太陽は墓地の上に赤く上り
真昼の刺すような暑さは
我が試練なのだ

今こそ行かねばならぬ あの荒れ果てた広野へ
全ての悲しみを振り捨てて 今こそ行かねば

違和感

2007年11月08日 | Weblog
北国とはいえないまでも
冬は1メートルの雪が積もることのある
琵琶湖西北部で18歳まで過ごした

秋に種を蒔くという風景を
脳の中に刷り込まれることは無かった

冬は 万物が枯れ
全ての色が消えて 白く輝く
それがこれからの季節感であった

大阪でも 球根を植えることはあっても
秋に種を蒔く草花を育てたことは無かった

初体験に等しいが 秋に
スイートピーの種を蒔いた
違和感のある作業だった

それから2週間
見事に苗が30本ほど育った
ホームセンターでは苗を2本128円で売っていたので
経済的価値は3840円であるが
種、プランター、土、肥料、支柱、ネットなどで
5000円以上を費やしている

まずは最初のプランターに移植
ベランダで花を咲かせることにした

小学校のころだろうか
最初に種を蒔いて花を植えたのは
家の周囲をマツバボタンで取り囲んだ
世話をしていた鶏糞が効いたのか
色とりどりの花が家を囲んだ

来春の楽しみが一つ増えた