後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

一生懸命と一所懸命

2017年07月26日 | Weblog

熱中症で海上保安官の若い隊員も亡くなったそうだ
「所さん」ががCMで言っているでしょう!!!
熱中症は本当にヤバいんです
もちろん不思議おじさんも何度もその症状を経験しています

ご承知の通り小妻は病院関係の仕事なので
この件に関しては不思議おじさんよりはるかに高い知識を持っている
大塚製薬の経口補水液の利用をずっと勧められていた

しかし値段が高いんだよねぇ
湯沸かし水を冷やしして、砂糖と塩を加えたものを作っていた
それなりの効用はあったけど、それでも時々足がつっていました

そこで現在利用しているのが「ブドウ糖」
薬局やお菓子屋さんで手に入る。
写真のものはいずれも一袋200円以下

ペットボトル500mlに、ブドウ糖3gと塩一掴み。
これで補水効果のあるドリンクの完成だ。
ブドウ糖はちょっと溶けにくいので、
最初に少量の湯で溶かし
後に、塩をくわえて500mlの飲み水にすれば良い。

砂糖だと、体内に取り入れる時間が遅くなるが
ブドウ糖は、摂取後ただちに効果が現れる
熱中症には即効性が求められるからだ

「ブドウ糖」は疲れたとき、自動車運転時などにも効果がある
ただし糖尿病患者さんはコントロールが必要になる

市販の経口補水液は1本200円近い価格だ
年金生活者が常用するにはやはり高い
不思議おじさんは、畑の仕事に一日平均2.5本(500ml} は飲む
一日500円にもなってしまう

企業の儲けの企みに目を眩ませてはならない
自前の補水液づくりに励むことにしている


人生初生産の西瓜 小玉で黄色西瓜
ちょっと収穫時期が遅れたのか中心はフワフワ
それでもなかなかに甘みを蓄えていた
実をつけてから35日と聞いていたものの
そんなに詳細に記録を付けているわけではない
いつ実をつけたのか、柳瀬内閣補佐官並みになっている
「記憶がない」のである
ただし小生のブログ記録をたどれば
おおよそ40日になっていたのではないかと想定される
これが明らかになったとしても
和泉市に西瓜特産物産出学部が創設されることは無い

さてだ
不思議おじさんの憤懣を聞いてやってください

世の中は「一生懸命」との文字が氾濫している
テレビのテレップもすべて「一生懸命」である
NHKも統一して使用していると言明している

このことについては何年も前に取り上げた
語源的には「一所懸命」が事の起こりだ
辞書では次のように説明している

「中世、1か所の領地を命をかけて生活の頼みにすること。
また、その領地。」に由来する言葉です。
これが転じ「命がけで物事をすること。また、そのさま。」を意味する言葉となり、
そこからさらに、言葉の持つ意味合いから「一生」が使われるようになった

因みに一生を「いっしょ」と読んだり、
一所を「いっしょう」と読むのは明らかな誤りなのだがが
テレビでは、発言者が「いっしょ」と明確に発言しているのに
テロップで「一生」と書くのは、明らかな言語暴力である

考えてもみてほしい
「一生懸命」の使われ方は以下の言葉で代用可能である

真正直 ・ 真面目 ・ 真剣 ・ 本気 ・ まじめ ・ 熱心 ・ ひたむき
・ 一筋 ・ 真摯 ・ 懸命 …

「一生懸命に」を「本気で」とか「熱心に」とか言い換える方が
より真実味のある言葉になると思える
「一生」を懸けてというほど大袈裟なことは素は多くない
むしろ、今取り組んでいること、今直面しているその課題
まさにその「一所」に向けて頑張っている
そんなニュアンスで使われていることが多い
従って4文字熟語を使うなら「一所懸命」が相応しい

「一生」が矢鱈目ったら あっちこっちで安売りされてはたまらない
「一生」はそんなに軽いものでもないだろう

ただし、すっと気にかけながらこの文字の使われ方を見ていると
中には「一生」が相応しいのかなぁという気がする場合もある

いずれにしても、マスメディアによる言葉の押し付けは困ったものであり
我々は常にその被害を受けていることを認識している必要がある
産経派であろうと、読売派であろうと、地方紙派であろうとね
もちろん朝日新聞派はご用心ご用心


八戸から特産物が届いた
前職の同僚からの突然の心遣いに驚くと共に温かい気持ちになる
ありがとうございます
もちろんお酒のあてにいただきます



空揚げ論争

2017年07月21日 | Weblog

7月5日の朝日新聞「天声人語」だ
天声人語だからと言って、崇め奉っているわけではない

不思議おじさんは、「朝日新聞派」と決めつけられ誹謗された経験を持つ
そんな「派」かあるのだろうか???

「天声人語」がいつもむ正しいことを言っているとは誰も思っていない
あるときは「そうだよね」と同意したり、
「そらちょっとちゃいますがな」と思ったり
「フーーん、そんなこともあるのかなぁ」と教えられたり…

我が尊敬する大兄は
朝日、特に「天声人語」は驕りが過ぎていると断定なさる
まぁ そのきらいも否定できないが
同じ評価基準で他の新聞のコラムを見れば
朝日だけを貶めるのは少し不公平な気もする

さてこの記事の何が注目に値するのか???
俵万智酸の「サラダ記念日」の逸話だ
「この味良いね」と君が言った料理は「カレー味の鶏の空揚げ

言葉は確かに時代につれて変遷する
それは「ただしい」とか「正しくない」とかを乗り越えている
後日に触れることになるが、民謡と同じである

しかし
最近のテレビのほとんどは言葉を文字化してテロップで流している
視聴覚障害の方には何よりのサービスだが
そのような公共性があるからこそ、より慎重に言葉を選んでほしい

「唐揚げ」との表記が濫用されている
とりわけ鶏肉料理の場合に著しい

「唐」との表記だが、中国料理に「唐揚げ」はない
もちろん中国からこの料理法がもたらされて経緯も一切ない
あれほど「中国嫌い・日本中心主義」の輩たちも
「唐揚げ」に異論を示す気配もない

「唐揚げ」との表記が世に溢れかえっている中で
天声人語では「空揚げ」を選んで使っている
何らかの見識があってのことだろう


以前にも書いたが、わが師である(勝手にだが)河野友美先生は
「コツと科学の調理辞典」で写真のように述べておられる
「から」は、「素」のことであり、「何にも無い」ことである
「空っぽ」とか「空威張り」とかの「空」である
薄く片栗粉をまぶしても「空」である

「唐」=」=中国などとは何の謂れも関係もない

しかしテレビでは「唐揚げ」との表記が一方的になされている
これでは、マスメディアによる国語支配ではなかろうか
日頃から「唐揚げ」表記の氾濫に気分を害してきたので
「味方」を得た気持になった


草取り物語に明け暮れている
毎日の水遣りは完全な日課となっている
バイクに20㍑の水を満たして畑に直行
キュウリ、ナスビ、唐辛子類、パプリカ
オクラ、黒大豆などに水を遣る


今日は初めてミニ西瓜を収穫した
実をつけて35日が経過したはずだ
ただし割るのは明日に延期
マクワウリはげっぷが出るほど食べ飽きた
キュウリとナスビは料理のレパートリーが広がり
「ばっかり料理」に対する耐性を高めている

毎日少しずつなので、おすそ分けするには少し気が引ける
形もよろしくはない
自ずと自家消費となる

明日はもう一つの日本語についての憤懣と
暑さ対策について投稿することにしよう




ゴルゴ13

2017年07月11日 | Weblog

ヘリコプターが旋回している
写真下部にわずかに見えるビルは先日火事を出した工場である

不思議おじさんの畑は自衛隊のヘリコプター訓練地の下にある
自治会の回覧でも、ホバーリング練習日案内が掲載されている
1ケ月に25日くらいは練習している
まあ しょっちゅうということだ

草取り物語は毎日続いている
綺麗に取っても、一週間後には元の木阿弥になる
賽の河原の石積みにも似た気分だ
(地獄に行ったことは無いが、似たような経験は何度もしてきた)

今日も10時~14時まで
まるでプールに飛び込んだかのような汗だらけの姿
自作の経口補水液を1200mは飲んだ
充分な補水液摂取で
以前のように、手足がつったりすることは無くなった
関東では「こむら返り」と言うそうだが
関西では「コブラ返り」と言う
コブラの方が凄みがあって真実味がある

キュウリは最初は日に2本の収穫だった
その後、採れてとれて主食も副食もキュウリという日が続いた
今は小休止だが、続けて植えた3本の収穫が始まりつつある
あらゆるキュウリ料理に挑戦している
涼を食べられるのはキューりのスープである
コンソメや和風だし等のスープでカットしたキュウリを30分間煮る
醤油味、塩味で、生姜や胡椒で引き締める

果たしてこの戦いに勝てるのだろうか

というのも、夏野菜の収穫量が半端ではなくなってきた
ミニトマト、トマトはカラスの襲撃を避けるためにネットで囲ったが
お蔭て食べきるにはむつかしい量が採れつつある
ナスビも好調だ
雨の日以外は必ず水遣りを欠かさない成果だ

鹿児島弁おじさんのナスビはほとんど収穫できていない
理由は不明だ 病気なのだろうか

唐辛子やピーマンも鈴なりである
さらにマクワウリやオクラの収穫も始まった

自宅の庭の畑では万願寺唐辛子の収穫が途切れない
併せてニガウリもすでに3本収穫した
ニガウリ4本は予測を超える繁茂振りなので
売るくらいの収穫が見込まれる

これらの奴野菜は
近所に転居してきている義妹におすそ分けして何とかしのいでいる
まあ 一日平均4時間以上×週4日の労働の成果と考えれば
多すぎるということは無いだろう

ほとんどは草取りに時間を費やしている
雉がケンケンと鳴いている
そんな中、ヘリコプターが近づいてくる
これもこの畑ではお馴染みの光景であり音である
うるさいと言えば確かにウルサイ

しかしこの間の災害における自衛隊の救出活動を見ていると
この場所で訓練した隊員が活躍しているのだろうと思わずにはいられない
畑仕事に特に邪魔になるわけでもないヘリコプターの駆動音
これくらいは我慢しなければならないだろう

この畑地は和泉市にあるが、ほんの100m先は堺市だ
そこには行基が狭山池の次に開発した鶴田池もある
元禄池は道一本を隔てた上にある溜池
そのほとりに福泉中学校がある
もちろん不思議おじさんの畑には中学生たちの歓声や音楽が聞こえてくる
この中学校もまた自衛隊の敷地と接している

なんてことを考えながら草抜きをしていた時
そうか!!と思わず膝を叩いた
ゴルゴ13の荒涼とした風景の原点は
自衛隊が占拠している信太山丘陵と
自衛隊員の訓練風景、射撃場、塹壕堀り…
そして毎日のように空を舞うヘリコプター

さいとう・たかを氏によるゴルゴ13
デューク東郷が形作られる光景の一部に
自衛隊と日常的に接していた体験が潜んでいるに違いない と

さいとう・たかを氏はこの中学校出身だ
今はゴルフ練習場と化した鶴田池で泳いて育ったという
若いさいとう・たかを氏の感性に
自衛隊の活動、隊員の姿はどのように映ったのだろうか


それにしても蚊の襲撃は恐ろしいくらいだ
朝はまだましだが、夕方は「攻撃」という言葉がふさわしい
トルテ君の散歩には完全武装で出かける
長袖、長ズボンは当たり前
手には軍手、頭は帽子と日本手ぬぐい
姉さんかぶりをして首筋や耳、頬を守る
それでも彼らは攻撃の手を緩めない
僅かに開いた胸元などに突撃してくる

虫よけスプレーは買ってあるがほとんど使用しない
農薬ディートを身体に吹き付けるのに抵抗感が高い
様々な工夫の一つが「ハッカ油」
今年からやり始めた

原液をスプレーしても良いが刺激が強い
ただし効果も期待できる

皮膚が少し敏感な不思議おじさんは薄めて使っている
精製水8と消毒用エタノール2の割合で液を作る
無水エタノールなら精製水を9にする
そこにハッカ油を数十滴滴らせよく振って混ぜる
作った液体は念のためにガラス容器に入れている
プラスチック容器だとビスフェノールAなどが溶け出す可能性がある
内分泌かく乱物質(環境ホルモン)発見の一つとなった経緯もある
ダイソーなどの100均で販売している

このスプレーは加齢臭などの臭い消しにも有効
中年をとっくに通り過ぎ、初老の不思議おじさんは重宝している

因みにハッカ油は薬店で買い求める
人気商品ではないこのような商品の価格が
その店の商品価格のレベルを示しているように思う
目玉商品だけ安くして、一般商品はそれなりにお高い
そのようなお店の判別に使えそうな商品である

そろそろ小玉スイカ、トウモロコシの収穫が近づいている
有難いことに誰にも迷惑をかけない楽しみが膨らんでいる