後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

夏野菜を植え付けた

2017年04月29日 | Weblog

「草取物語」は、とにかくこのような形で終わった
昨日の裡に耕運機を動かして耕したが
なにせ雑草が生い茂っていた土の固いこと
「刃が立たない」ので3回も往復した


交換した土地で作付け可能な一本の畝
トマト、キュウリ、
杭一本が550円ほどもする
苗はホームセンターなら58円だが
信用できる育苗店なので80円~100円
野菜は買った方が絶対に経済的
まぁ道楽ですなぁ


ナスビ、ピーマン、パブリカ、しし唐も植えた
夏の水遣りが思いやられる
自宅の庭なら水道で一発解決だが
この畑に水源はない
自宅から持っていくか池から汲み上げるしかない

さらに大好きな黄色マクワウリ、
カボチャ二種、と一株だけ小玉スイカも植えた
ネット等で管理しないとアライグマに食べられるらしい

イチゴにも鳥除けのネットを張った

自宅の庭には万願寺唐辛子を3本植えた
青じその種も播いて今日のお仕事はおしまい

トロトロ ドロドロに疲れ果てた

採ってきたきぬさやとスナップエンドウでお酒を頂いた

それだけが果報である


草取物語(その2)

2017年04月28日 | Weblog

山菜の女王とも呼ばれるコシアブラ
縁あってその採取のお誘いを受けた
場所は公開できないが、兵庫県である
山間地にはまだ山桜が咲いていた

不思議おじさんもコシアブラは初めてである
タラの芽なら、養殖栽培みたいなものも売っているが
コシアブラが市中に出回っているとは聞いたことが無い

なかなかの収穫量であった


勿論定番料理は天麩羅である
手前は芹


お世話いただいた方は、84歳の元気な農家
元は大工さんだが、農業にはまって
今はなんと一町歩の畑を一人で耕しておられる
信じられないバイタリティである
その方の畑と言うか荒地に生えている蕗、芹なども頂いた

コシアブラはさっと熱湯にくぐらせて刻み、味噌和えにもした
頂いた春キャベツは油で炒めて塩で味付けしただけ
これが不思議おじさんの大好物である

こんな話を続けていると「山菜取物語」になってしまう

さて「草取物語」の続きだ

人間にとって「隣」というものは厄介な存在である
それは日常生活において誰もが実感するところだろう
不思議おじさんは、今夜も臨家の2匹のホワイトシェパードの
極めて大きな鳴き声が、数時間も続いているのに頭にきている

隣はもちろん「国」についてもそうである

2年前に「隣」についての考察を少しまとめた
韓国での講演を依頼されたときである
「隣」との関係を新たに結ぶ手立てとして
「協同組合」という手段に光を当てる趣旨であった

畑でも「隣」は厄介な存在である
ましてや畑地で畝と畝を接している場合は格別だ
畝をまっすぐに立てるのは大変むつかしい技術だが
曲がって隣の畝を侵食しないよう気を付けなければならない

翁は基本的には争いを好まない質だった
隣の鹿児島弁爺さんを「立てる」ようにしてきた
「百姓の先輩として一目置いてますよ」との態度を常に見せてきた
おだてであろうが、褒められて悪い気を持つ人は少ない

鹿児島弁爺さんと翁の関係では貸し借りが過去にあった

翁が百姓をはじめて最初の年
備中と鍬だけで耕したので腰を傷めて数か月畑に行けなかった
その間に、鹿児島弁爺さんが割り込んできたのだが
翁が物置として使っていたスペースを勝手に占拠し
翁の道具類を無断で外に出し
そこに専用の小屋を作ってしまったのだ
翁は「まぁしょうがないか」と問題にはしなかった
翁は喧嘩が嫌いであった

亡くなった方の畑との間に
緩衝帯として一本の畝の幅の畦道があったが
鹿児島弁爺さんが「ここをくれへんか」と言ってきたとき
備中と鍬しかない翁には耕作能力が無いので
「そうやな、まぁかまへんで」と了承した
気の好いことである

亡くなった方はほぼ新品の耕運機を遺された
その奥様が、鹿児島弁爺さんをこの畑に引き込んだのだが
耕運機を翁に斡旋してくれたのが鹿児島弁爺さんだ
まぁ彼等は知人同士だったので渡りに船だった
中古の耕運機を翁は手に入れることができた
それは相場よりは少し高い価格だったが
翁は、購入金額の5%を鹿児島弁爺さんに渡した
要求されたわけではないが、お礼のつもりだった
気の良いことである

鹿児島弁爺さんは、ケチと言うほどでもないが、
物を他者にやるということをあまりしない
それでも翁は、豆類などの苗をもらったことがある
逆に、翁はイチゴの苗を多数分け与えたことがある
できるだけ波風立たないようにしてきたのである
気の良いことである

さて青森オバハンは、いよいよ畑耕作を放棄することが分かった
鹿児島弁爺さんが、スーパーでたまたま出会い
「あの畑をどうするつもりか」と問い糺したそうだ
そしてその全てを自分゛引き継いで耕作すると
畑仲間に一方的に宣ったのである

「誰よりも広い面積を耕しているやんか!」と畑仲間が言うと
「前に耕していた面積の半分しかない」と反論する
それが鹿児島弁爺さんの「基準」らしいのだが
それを押し通すことの不合理には全く頓着していない
いい気なものである

翁は次の言葉を直接には聞いていなかったが
鹿児島弁爺さんはさらに宣言したそうだ
「俺はこの畑の管理を任されてるんや」
こうなると能天気と言って良いほどだ

この畑地を最も長く借りている女性二人も
さすがにこの言葉にはカチンときたらしく
「昔から借りてるのは私らで、あんたと違うで!」
爺さんは黙ったそうだが、主張は曲げなかったそうだ
気が強い爺さんだ

この女性(それなりにご高齢)二人は、
この2年ほどトマト、キュウリ、ナスビなど
爺さん手作りの苗をもらって割く付けしていたが
このような雰囲気を事前に察知して
この夏野菜の苗を断ったそうだ
爺さんはそれなりにショックを受けていたらしいとのこと
爺さんも人間ということか

人は他者に喜んでもらえることを喜びとする
しかしそのことによって優位な立場づくりを行ってはならない
関係性が変容し、友好関係が主従関係に変化する
楽しい畑仕事にそんなことを持ち込まれてはかなわない

翁は、そのような危険から身を遠ざけるため
苗はもちろん、資材や堆肥、肥料もすべて自前だ
そのうえで好意で頂ける場合は有難くお受けしている
女性二人からは、トウモロコシの種やサツマイモの苗を頂いたことがある
爺さんからもらったことは前述のとおりだが、依頼したわけではない


鹿児島弁爺さんの手前勝手で強引な畑地分捕りは
翁と高齢女性二人、さらにご近所のおじさんの憤慨をもろともせず
まるで多数派自民党の強行採決のごとく決定したのである

しかし翁はある種の反撃に出た
と言うか、鹿児島弁爺さんが更に目論んでいるであろうことを
先取りして提案したのである

それは畑地の整理、つまり翁と爺さんの畑地の交換である

耕作地が入り組み、耕運機の使い勝手が悪く
畝と畝があちこちで接してしまうので、やりにくいのである

爺さんが喜んだのは言うまでもない
翁の畑地はすでに耕して肥料も入れてあるが
交換地は雑草が繁っている
改めて耕して畝を立て、堆肥も入れなければならない

爺さんは気を良くしたのか、20メートルの畝一本を
翁が耕作する分として新たに分け与えた
「一体、爺さんは何様なのだろうか」
周りの関係者は寄るとこのように言っているが
面と向って云う気はない
誰も畑仕事でまで変な人間関係を作りたくないからだ


翁はとにかく黙々と草を取った
貝殻石灰を散布し
耕運機で耕して畝を立てた

これで、鹿児島弁爺さんと境界を接するのは片側だけになった
水溜め桶や耕運機の置き場もそのうちに移動する
まだキヌサヤやイチゴなどは収穫できていない
完全な交換はその後のこととなる

翁は、これで何とか気分よく畑仕事をすることができそうである
めでたし めでたし

ホントにお目出度いお話でした









草取物語

2017年04月24日 | Weblog

狂おしいように咲き乱れる薔薇の饗宴が始まった
我が家のナニワノイバラ
一体どれくらいの数の花が咲くのか
とても数えられるようなレベルではない
勿論一本の木である
写真は東向きだが、西側も少し咲きだしている


小高い鶴の山古墳の山頂(円墳の頂部)に
枝の端から端まで優に20メートルを超える巨木
名前を知らない山桜の古木だ
古墳底部のソメイヨシノの桜並木がすっかり散った後
小ぶりな花をびっしり付けて咲き誇る


目を畑の畦道に落とすと
紫の小さな花が群れて咲いている
苔でもないのにサギゴケという名だ
ルーペで観てみると蘭のようにあでやかだ
もう少し土が乾いたところには小ぶりなコサギゴケも咲いている


ジャガイモの草取りと追肥作業
ついでに玉ねぎとソラマメの草も取る

農薬不使用は当然のこととして
近隣の畑は全て化成肥料を一部使用している
やはり葉の色や成長のスピードが格段に異なる
焦りが無いと言えば嘘になるが我慢のしどころだ
有機堆肥はどうしても効き目が遅い
ひと雨降ればぐっと成長してくれるはずだ

さて「草取物語」

今も今 決して昔の話ではない
67歳でサラリーマンを辞めた翁がいた
近所に畑を借りて見様見真似の野菜作りを始めた
備中と鍬だけで荒れ放題の畑に畝を立てた
案の定、翁は腰痛に襲われ3か月ほど畑を離れた

秋になって畑に戻ると様子が変わっていた
小屋の軒先に置いていた作業道具や水溜用桶は外に出され
陽に焼けた鹿児島弁を喋る爺さんが
その場所に小屋を建てていた
聞けば、以前に借りていた畑が借りられなくなったとのことで
たまたま夏に亡くなった方の知人とのことで
この畑に参入してきたらしい

鹿児島弁の爺さんは畑づくりが生きる全てのような毎日だ
朝は8時過ぎから、夕方は暗くなるまで
自転車に乗って日参してくる
小屋には耕運機や農作業道具だけでなく
お茶を沸かしたりゆっくり休むスペースもある
真夏の灼熱の日も、凍えて鼻水が出る真冬の日も
さらに雨の日さえ、畑に来ない日はない

この畑の時主さんは80歳を超えている
67歳の翁が畑を借りた年、奥さんが亡くなられた
以来、地主さんの衰え振りは顕著で
畑に来ることも容易ではなくなった

鹿児島弁爺さんはその熱心さで地主の信頼を得ることになった
地主さんは「百姓はああでないとあかん」と褒め称えた
やがて鹿児島弁爺さんは、地主さんが耕していた畑地部分も引き継いだ

この畑は67歳の翁を含めて6人が耕している
3年間の間に、畑の半分以上は鹿児島弁爺さんのものになっている

耕地面積を広げることについて
鹿児島弁爺さんの執念は異常であり
他の5人は目を見合わせて苦笑いするしかなかった

畑づくりには厄介な問題がある
連作障害を防がなければならない
同じところに同じ作物を植えることを避けなければならない
いわゆる連作障害問題だ

70歳になった翁は、中古の耕運機を手に入れたことから
耕作能力に余裕ができている
連作問題を回避するために一定の畑地確保が課題だった

畑地の少ない翁は仕方なく別に畑地を探した
幸い、畑の隣地の田んぼの持ち主とは1年前に知り合いになっていた
田んぼを冬から春にかけてお借りし、
裏作(稲刈り後から田植えまでの間)に
玉ねぎ、ジャガイモ、豆類を植えることができるようになった

この畑地の南側に新しい住宅が建っている

青森生まれのオバハン夫婦とその娘夫婦が住んでいた
「オバハン」などとの呼称を使うには経過がある

このオバハンの厚かましさと口の悪さと声の大きさは酷いものだった
翁が耕運機を手に入れたとき、オバハンは堂々と宣った
「なぁおっちゃん、耕運機貸してえや
 構まへんやろ ガソリン代出すしな
 な、ええやろ おっちゃん」
アンタに「おっちゃん」と呼ばれる筋合いはない
気の良い翁はそのとき明確には断らなかったが
機械ものの貸し借りは必ずトラブルを呼び込むと考え
翌日、家を訪問して断ったものだ

この青森オバハンの余りの自己中心的言動には
鹿児島弁爺さんや他の畑仲間も目をひそめていたものだ

ところで、毎日畑に日参している鹿児島弁爺さんは
この周辺の家々の事情に詳しくなった
近所のおじさん連中が暇を持て余して遊びに来るせいもある
やがて青森オバハン夫婦と娘夫婦の中が良くないことも知ることになったようだ

畑地拡大意欲満々の鹿児島弁爺さんは頭は悪くない
口では青森オバハン宅のことを貶していたものの
そんな事情を踏まえて、自分の耕運機で畑を耕してやり
イチゴの苗を分けてやり、玉ねぎの作付を手伝たりしていた

そして青森オバハンの親子喧嘩は激しくなり
オバハン夫婦は近所の団地に転居して行った
当初は畑仕事を継続するつもりだったようだが
娘夫婦、特に婿とは顔も合わしたくない仲になったようで
ついに今日、畑仕事断念を鹿児島弁爺さんに伝えたようだ

こに至る間も、複線的要素は小さな事件としていろいろとあった
青森オバハンの畑が草茫々になり、
雑草の花が咲いて種が飛んだり虫が繁殖したりするので
70歳の翁が、せめて草を取ろうとしたところ
鹿児島弁爺さんが顔色を変えて寄ってきて
語気強く「そんなこと、せんといてくれ」と止めに来た
将来、自分が耕すはずの土地を他人に勝手に触られると
自分が引き継ぐ権利が薄れると言わんばかりであった

後はまた後日に
良い子はもう明日のために寝ます











竹取物語

2017年04月22日 | Weblog

大阪府和泉市・和歌山県伊都郡かつらぎ町を結ぶ鍋谷峠道路
国道480号線に新しくトンネルが開通した
大阪南部から高野山に抜ける近道ができた
大阪外環状線(国道170号線」と交わるところに
「葉菜の森」という地物野菜・果物を扱う店がある
いわゆる「道の駅」が全国に広まるもっと前から商いをしている
端境期には他の産地の野菜も販売しているがベースは地物
不思議おじさんも常連客の一人だ
最近は魚店も充実し、肉も多少は販売している
地元の農産加工品も置いている

話が長くなったが、要は筍を買い求めてきた
たけのこを「竹の子」と書く向きもあるが間違いである
たけのこの漢字は「筍」でなければならない
写真の筍は48cm、色白だ

マニュアル通り米ぬかで湯掻いて冷まし
さらに冷水にとってあく抜き完了

同時に鯖節・鰹節・煮干し・昆布で黄金のだし汁を作っておいた
醤油、砂糖、本みりん、純米酒で煮込み、そして冷ます
煮物は冷ます時に味が染み込むので食べるには我慢が必要
さらにジャガイモ、ニンジン、なすび、シイタケなどと一緒に
ゴマ油で炒めて塩、ブイヨンで洋風煮込みを作った
小妻はだし汁を使ってたけのこご飯を炊いてくれた


お酒が美味しい

相変わらず腰(股関節・座骨)が痛い
整骨院に1週間行ったが止めた
揉んでも痛みは止まるはずがない
分かっているが藁をもすがる気持ちで行った
見事な期待外れだった

水曜日に近くの病院でレントゲン7枚を撮ったが
痛みの原因は不明
鎮痛剤と貼り薬を処方される
漢方薬の煮汁も飲んでいる

そんな身だけれど、畑仕事に精を出している
逆治療と言うか、荒治療というか、反治療と言うか
病院に行った午後、6時間も畑で頑張った
耕運機で耕し、鍬で4本もの畝を立てた
へとへとである

今日は里芋を植えた
畑にもみ殻を敷いて保存していた種芋を掘り出す

滋賀の兄からもらった里芋を大切に増やしている


今年から新たに借りた畝を15cmほど掘る

芽を上にして植えるのが普通


芽を下にして植えるのが逆さ植え
京都大学農学部の西村教授が広めた農法
お酒を2回ほど一緒にいただいた経緯もあり(関係ないか!)
収量アップを狙って3分の一ほどを逆さ植えにした

ジャガイモの追肥と土寄せ
明日葉やトウモロコシの播種など
今日も5時間も昼飯抜きで畑仕事
ラジオを持って行っていたのに
12時半からのNHK第一「民謡を訪ねて」を聞きそびれた
毎週録音しているが、それも忘れた
明日は11時からFMで民謡の放送がある
明日も畑だが、忘れずチェックできるか不安だ

さて一体どこがタイトルの「竹取物語」なのか
実は古典を読む会の今度の課題本が「竹取物語」なのだ
徳島に赴任していたころ岩波文庫で一度読んだ
今回は角川文庫を自分の教本にしている

いろいろと論点が尽きない物語だが
最大の謎は次の一点だ

かぐや姫は、自分が月に帰る身であり
地球の人とは結婚できない(しない)ということを
いつから知っていたのか

そのことを知って無理難題を5人の男に課したとしたら
冷酷で非常な我慢ならない女ということになる

知っていたけど養父の説得に負けて
「地球の人と結婚するのはやむを得ない」と考えていたのか
そうだとすると内面的な葛藤を抱えて耐える女ということになる

それとも月からの迎えが来ることが知らされるまで
つまり帝との和歌を交わす関係が進んだのちに
初めて月に帰らねばならないことを知ったのか

紫式部はどのように読んだのだろうか
美味しい筍を食べながら考えている


季節は過ぎたが、我が家の海棠桜とトルテ君


糸水仙がこの上ない上品な香りを放っている


玄関の戸に絡みつかせたカロライナジャスミン
出入りの度に淡い香りが漂う







産経民謡大賞予選

2017年04月21日 | Weblog

今年初めて作ったスナップエンドウ 
蔓なしとの品種を栽培したが、それなりに蔓はある
味はそれなりだ
苗を畑仲間にお分けしたが
そちらは1.5倍ほど成長している
完全(敢然)有機(勇気)と化成栽培の違いだろうか??
それでも夕餉の逸品になった


イチゴは順調に育っている
待っているおのお方 どうぞご期待あれ
ただし今年は孫たちや小妻の妹が近所に住いしたことから
相当の争奪戦が予測されます
これから鳥除けのネットを張らねばなりません


ジャガイモは南米に起源があり
少ない肥料で育つことから救貧作物として知られてきた
事実、ヨーロッパの寒冷な時候に活躍したのがジャガイモだ
そんなことを知っていながら 不思議おじさんは昨年失敗した
堆肥を与え過ぎたのだ 欲どおしかったのだろう
ジャガイモは腐ってしまい、芽を出さなかった
今年はと言うと、借りた田んぼの畑で見事に新芽を出した
この新芽を一本仕立てにするか二本仕立にするか
百姓仲間でも意見は分かれる
霜に備えるか、収量を優先するか難しい選択だ


玉ねぎも悩ましい
畑仲間の年老いた女性は根を切って見事に育てている
ただし肥料は8-8-8を使っている 一部化学肥料だ
不思議おじさんは完全有機肥料を志しているから
効き目の遅い堆肥と肥料ばかり
結局、残念ながら小さな玉ねぎの収穫しか見込めない
ただし赤玉は不思議なことに順調に育っている
なんのことやら じっと観察している


我が家の玄関前の光景だ
花見など不用 という理由だ

これは西行終焉の地、弘川寺(大阪府河南町)での花見
不思議おじさん出身大学の同窓会長(元学長)や
古典文学を読む会のお歴々だ 
夜の宴会には仲の良い元副学長も加わっていただいた

さて本題の産経民謡大賞だが
大阪、奈良、和歌山では6会場で予選が行われる
不思議おじさんは最も早い高石会場で予選を受けた
伴奏の三味線や尺八は基本的に出場者が手配する
もちろんそれなりのお礼をする
そこで不思議おじさんが習っている鳴り物だが
太鼓を持参して出場する人はいない
かと言って、主宰者の産経新聞にも太鼓はない
地元の民謡愛好家に依頼するという構図だ
高石会場は不思議おじさんが師事する先生が担当されてきた
その先生は82歳になり、車を孫に譲られた
従って、太鼓の設置は不思議おじさんの役割となった
12時に会場に行き、先生のご指示を受けて設置
ところが95名の予選出場者で不思議おじさんは92番
ずっと民謡の勉強をさせていただいた
しかも欠席者が約10名 
予選審査料を4,200円も支払っているのに
一体どういうことだろう
不思議おじさんは、普段の6割の力しか発揮できなかった

さて結果はどう相成るだろう


春爛漫

2017年04月08日 | Weblog

更新することが稀になってしまった本ブログ
恐縮する気持ちを有機栽培人参が表してくれた
身を捻じりたいくらい申し訳ない気持ちである

3月初旬の母の13回忌で正座して股関節を傷めた
いまだに疼いて痛い 
鎮痛薬を欠かせない
整体の医院にも通ったが、予想通り効果はない
1週間で通院を止めた
だましだましで畑や民謡をやっている


我が家の玄関から見る桜のトンネル
桜見物などわざわざ出かける必要はない


裏庭(東側)の海棠桜が勿体ないくらい咲き誇っている


以前にも書いたが、ソメイヨシノの花は一般的に5辨だ
「良くできました!」と先生がくれるマークも5辨の桜だ
しかしよく見ると4辨の桜を見つけることができる
4つ葉のクローバーより探しやすいだろう

萼をみれば4辨であることが明瞭にわかる
「常識」にとらわれない感性の大事さに改めて気づかされる


自宅から徒歩2分
よく見ていただきたい
写真の中に7本ほどのタラの芽がある
この暖かさで一気に芽が噴き出した
昨年は一株だけ頂いた
今年はちょっと贅沢して3株頂いた

枯らすわけにはいかない
この木の存在に気が付いているのは
今のところ不思議おじさんただ一人である
来年にはもっと大きな樹になることを願って
天麩羅と味噌和えにして堪能させてもらった