後ろ歩きの不思議おじさん

あっちこっちにポケットを一杯もった不思議なおじさんの特技は後ろ向き歩き。その右往左往振りは滑稽で、ちょっぴりもの悲しい。

江戸時代の赤米

2016年09月25日 | Weblog

山形のクマ仙人さまから芋煮がクール便で届いた
仙人さまが9月22日に作られたもの
その様子は以下のブログを参照ください
http://samidare.jp/jo7uuc2/note?p=log&lid=419167
そこにも書かれているようにこの熊さんは
昨年12月24日に仙人さまが山の神から授かられたもの
その様子も仙人サマノ゛ログに詳しく書かれている
http://blogs.yahoo.co.jp/kumayamadori/20581521.html

有難いことにおすそ分けをいただくことができた
早速白ネギと平茸を買い求めてひと煮炊き
風呂を浴びて純米酒を買い求める間に味を馴染ませる

奥行きのある柔らかくてしかも力強い汁が
病み上がりの5体に行き渡る
濃厚にしてしかししつこくない
力がだんだんと漲ってくる気がする

小妻も熊肉の柔らかさに驚く
不思議おじさんが熊肉を煮るのとはまた違う
やはりプロのジビエ料理なのだ
山の神への感謝がこの味を作り上げているのだろう

病気で散々な8月、9月だったが
これで健康回復といきたいものだ


いつの間にやら彼岸も過ぎた
彼岸花を鉢植えして玄関に飾る家も少なかろう
綿と合わせて紅白である

ちなみに白花彼岸花は庭には植えてある


ナニワノイバラのシュートの勢いは凄まじい
7月にも一度丸坊主にしたのにこの有様
体の不調で畑仕事はもちろん庭仕事もしていなかったが
さすがにこれは放置できない
金曜午後と土曜午前を使ってやっと選定した
針が矢鱈と多くてしかも鋭いことこの上なく
千円を超える豚皮の手袋が無くては作業できない


古典を読む会に参加させてもらっている
井原西鶴の世間胸算用
先日は巻3を学んだ
本筋とは関係のない部分で
貧乏人は赤米を食べるとの記述があった

もう30年ほど前、借りた田んぼで赤米を栽培したことがある
確か総社種だったと思う
古代の米が神饌米として種子島、対馬、総社の神社に残っていたものだ
赤飯は赤米を食べていた名残だとの説もある
その赤米は江戸時代に貧乏人の食い物だって!!!???

調べてみて仰天した
知ったかぶりはできないものですなぁ

なんと江戸時代には新田開発が盛んにおこなわれたが
そこで栽培された品種に赤米が選ばれていた
近代の夜明けともいうべき江戸時代の食料を支えるのに
その赤米が一役買っていたというのだ

ただしその赤米とは11世紀以降に伝わったインディカ種の赤米
湿田や涼冷地でもよく育ったという
味はもう一つだが炊き増えするので貧乏人向きだというわけだ
年貢米に入れることを禁止されることもあったらしい

この赤米は、明治期になると一気に排除されたので
そのような赤米があったことは全く忘れ去られたらしい
因みに長野県ではトウコンという赤米の撲滅に手を焼いたとのこと
クマ仙人さまは聞き及ばれたことがありますでしょうか

さて巻4は不思議おじさんの担当
まだ読み通せていないが冒頭部分で深入りしてしまった
西鶴さんは大晦日の過ごし方は全国様々だと紹介する
その中に丹波の山里では大晦日に婚礼をする習わしがあると書かれている
早速、丹波の酒造の主に尋ねたところ
確かに昔は氷上郡でそのような習慣があったとの返事
主の70歳代の知人は、世間胸算用を読んでいて
大晦日とはいかなかったものの12月28日に結婚式を挙げたとか
300年後にこんな影響を受けた人が居るとは
さすがの西鶴さんも仰天されていることだろう




台風マラカスが通過している

2016年09月20日 | Weblog
このブログも投稿が600を超えた
今回が601号である



不思議おじさん宅の2階から北西方向を撮った
こんな写真では判別しようもないが
malakasが紀伊半島を目指している

颱風には名前が付けられているが
これは14か国からなる台風委員会が名付けている
それぞれ10の名前を登録し、
合計140の名前が順に付けられる
因みに甚大な被害を及ぼした台風の名前は
加盟国の要請によって2度と使わないようにすることができる
今回の16号はmalakas(マラカス)である
楽器のことではない
フィリピンのタガログ語で意味は「強い!」である

大阪では久しぶりの強風と豪雨が殴りつけている

台風の語源は以前にも書いたかもしれない
いつものことだが諸説あるらしい
①中国福建省では「大風」といいい、ヨーロッパで音写されて
 「typhoon」となった
②中国福建省では、「台湾付近の風」という意味で「颱風」が使われていた
③アラビア語でぐるぐる回るという意味の「tufun」が「typhoon」となった。
④ギリシャ神話の風の神「typhon」がt「yphoon」となった
どの説を採るかはお好み次第

因みに日本で「颱風」との言葉を最初に使ったのは
明治時代末の中央気象台長・岡田武松氏とのこと

さらに台風と熱帯性低気圧の違いは
単に風速による区別である(発生区域も限られているが…)
風速が17.2m以下だと熱帯低気圧に衰えたことになる

そんななか小用で外に出た
少し雨に濡れたので着替えて厚着している
というのも8月28日の雨に濡れ
収まったと思っていた病気が右肺にも広がった経験があるからだ

近所の病院で治療していたのだが
何度もぶり返し、先週末に一応の治療を終えた
別の大きな病院でCT検査をしたが
「右肺に〇〇があり、▲▲の可能性を疑う」と出た
寛解ということだろうか???
(症状が一時的に軽くなったり,消えたりした状態。
 このまま治る可能性もあるが、場合によっては
 再発するかもしれない)

お酒は25日間ほど止めていたが
自主判断(というより欲望に屈して)で再開した

直前の血液検査で血糖値は健康体になっていた
血糖値は一日の内でも大きく上下するが
空腹時で2桁の数字になったことは数十年一度も無かった
しかし再開してしまったのだなぁ…

そんな折 朝日新聞夕刊に「個性派ウィスキー」が取り上げられていた

たまたま飲んでいたのが明石市の「あかし」

飲まない日があっても我慢できるかもしれないとは思っている



リハビリを兼ねて和泉市市政60周年記念の
「黄金山古墳見学会」にいってきた
といっても、不思議おじさん宅からはほんの500m
トルテ君が時々散歩する程度の距離

国の史跡になっていることもあり
定員を超える120名参加の人気

第2次大戦時、陸軍が塹壕堀の訓練所にしていたので
様々な形の塹壕が見本市のように掘られている
少なくとも平成31年には公園として仮オープンするとのことだが
塹壕も戦争遺跡としていくつかは残す方向らしい

最初の写真の右端
通称は「鶴の山古墳」と呼ばれているが
正式名称をこの見学会で教育委員会の方に教えてもらった
「道田池(どうだいけ)1号墳」
円墳である


「道田池(どうだいけ)1号墳」から水越峠を望む
今朝6時の台風来襲前の光景である

頓服薬の「頓」

2016年09月11日 | Weblog

天敵だらけの毎日 
いや間違った!!!
点滴を欠かさない毎日
両手の腕の内側は、採血と点滴の跡が痛々しい

2025年問題
団塊の世代が後期高齢者になり
医療や社会保険制度に深刻な影響を与える
政府はむしろベッド数を減らし在宅医療を進める方針だ
その先取りで、自宅から毎日近くの病院通い

しつこい病気にお手上げである
薬の服用も並行した治療

「薬の効き目が悪くなりますよ」
医師のこの言葉の効き目は確かで
もう23日間もアルコールから遠ざかっている

持病薬に加えて新たな薬の追加
今夜はこんなにたくさん服用した

中に「頓服薬」がある
「必要な時にすぐに」服用する薬の意味
では対義語・又は反対語は
????
医学界では「分服」…分けて服用する

しかし不思議なことがある
各種漢和辞典では「頓」の意味は
①頭を地面にこすりつける。⇒頓首
②その場に止まる。落ち着く。⇒整頓、停頓
③すぐに。即座に。急に。とみに。⇒頓梧、頓死
④一回。一度。⇒頓服

頓服の意味を④の「一回。一度。」とするなら
対義語は「分服」に違いなかろう
「必要な時すぐに」の意味だと言うなら③にあたる
④の使用例に挙げるのはふさわしくないだろう

現在の日本語では
「頓」のほとんどは③の意味で使われている

とんち(頓知)を働かせてみたが
とんと(頓と)分からない
ついにあの計画はとんざ(頓挫)してしまった
責任者の彼はとんし(頓死)してしまった
とんでもない(頓でもない)ことになった

上記例文には一つの間違いがある

最後の「とんでもない」は
「途んでも無い」が正しい
「途」は「道・道程」ので
「道理から外れて、思ってもみない」の意味
この「途」は「途方もない」と同じである


庭の万願寺唐辛子2本から
一日で何んと67本もの収穫かあった
赤くなって捨てたものも5本ほどあった
万願寺唐辛子 恐るべき子孫生産能力


庭の5本の茄子(水茄子3本、長茄子2本)からも
まあまあの出来の恵みを頂いている
8月初旬の孫たちとの旅行の間に
残念ながら糠床をダメにしてしまったので
どちらも油炒めしてからだし汁・醤油で炊いている
子どものころに毎日食べていた味だ
小妻はこんな料理は思い浮かべることは無いという
ちょっと唐辛子を入れ過ぎた
食欲の出にくい病の身にはむしろ刺激になっている

体重は2キロほど減ってしまった
今週末にはCT検査
治っていることを願う