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確かに(笑)。
自衛隊ってその点創作物に関しては「だってこれ本当のことじゃないし~」となると、
寛容というか、自分のことと全く思っていないというか、おおらかですよね。
「バトルシップ」でも書いたのですが、架空の日本軍隊ではなく海上自衛隊が出演し、
しかも「こんごう」が沈められて自衛官多数戦死、というこの設定に、
当の自衛隊がよくぞ協力をひきうけたもんだと・・。
(しかも助かった永田艦長は、そのあと米軍の表彰式にニコやかに出席したりする)
それもこれも、相手が人民解放軍とかロシア軍とかではなく、エイリアンだったからでしょうが、
だとしても寛容ですよね・・。
「戦果の勇気」、わたし観ている筈なんですが、そういう話でしたっけ(おい)
ストーリーが始まったときには彼女はもう戦死していて、その調査が進むと共に
その死に様も語られるということは覚えています。
もう一度見直してみます。
特に日本では、どんな内容であれ、戦争ものは
「その悲惨を書くことによって反戦の意とする」
という落としどころがないことには上映にも至れないと言うのが実情です。
しかし、数多くの戦争映画をウォッチングしてきたわたしにいわせると、戦中の国策映画でさえ、
決して戦争を賛美せず、戦友や愛するものを失うことの悲哀について触れているものが殆どです。
そこで「にもかかわらず我々は戦わねばならぬ」となるか、あるいは
「だから戦争だけはしては行けません」となるかが、戦前戦後の映画の方向性の違いなのです。
「歴史を直視しない」と言う言葉は左右どちらの陣営、あるいはその真ん中であっても
立ち位置の違う戦争観を持つものに対して投げかけられる言葉です。
「男たちの大和」にしても、「戦争賛美」と批難する一派がいたと思えば、
「実際にはありえなかったことまで創作してまで悲壮なドラマにするな」
という考えのものもいるわけで・・。
つまり、どちらの陣営も、この映画に体する評価は「歴史を直視していない」というわけです。
最後に、ノーベル賞と9条ですが、これがノーベル賞の有力候補だと言っていたのは
いわゆる護憲派に属するメディアだけだったようで、
実際は5つの有力候補には入っていませんでした。
しかし、万が一これが平和賞を取ったところで、それでは改憲できなくなるかというと
全く関係ないとわたしは思っていましたので、逆にそんなことでもあれば結構面白いかも、
などと半ば恐いもの見たさで受賞を期待していたくらいです(笑)
先日お会いした元陸幕長は明確に
「自衛隊ははっきりと憲法違反なんですよ。だから憲法は変えないといけないんです」
とおっしゃっていましたね。
同時期なので伊藤さんも絡んでいらっしゃると思います。現役自衛官による反乱を描いたもので、原作では艦長が首班でしたが、さすがに副長に変更されたもののあとはほぼ原作通りの展開でした。よくこんな話に全面協力したもんだと感心しました。太っ腹ですね!総監になられる訳だ。
「男たちの大和」は「戦争で死ねなかった」人を主人公にした、初めて?の作品ではないかと思います。戦後、生き残った多くの方が「生き残った」というより、亡くなった仲間に「おいて行かれた」感が多いと語っていらっしゃいます。そのために、その後の人生でずっと後悔や罪悪感を抱えて来られたと。
話は変わりますが、もうちょっと前に「戦火の勇気」(Courage under fire)という湾岸戦争を描いたアメリカ映画がありました。メグ・ライアン演じる救難ヘリコプター機長が乗機を撃墜され戦死。女性初の名誉勲章(Medal of honor)候補になり、その調査を描いた映画です。
彼女はシングルマザーで子供を母親に預けて出征しており、母親にあてた手紙に「仲間や部下(Fellow soldiersと言っていた気がします)の期待に応えたいから頑張っている」と記しているのですが、これには共感しました。
自衛隊でも多くの方は、漠然と国防!というより、もっと身近な、家族のためにとか、仲間のために頑張っているんじゃないかと思います。そんな仲間がある日突然、戦闘で逝ってしまって自分だけが残された。生き残ったというより、置いていかれた感じだと思います。そんな思いでいる人に「生きていてよかったんだよ」と言って上げた「男たちの大和」はなかなかいい映画だと思いました。
実際この映画の監督の佐藤監督は反戦映画を撮ったこともある監督なので戦争賛美映画ではないことは明らかですよね。歴史をホント直視しない方々ですねサヨクは…
右左問わず、歴史から学ぶ事は多いはずなんですけどね。
しかし九条がノーベル平和賞を受賞しなくてよかったです。これを盾にして改憲ができなくなりますからね…法律は事実にそぐわなかったら事実に合うように変えていくべきなんですがね。九条はそのままでいいですが、自衛隊を憲法に明記してほしいものです。