◎古神道の禊の神事-6
◎伊吹の神事
(2021-03-01)
一厘の仕組は、言霊。言霊を伊吹き払う。
『言霊(ことたま)の水火(いき)をこらして曲神(まがかみ)を
伊吹き払へば消え失せにけり』
(霊界物語第77巻 第一五章 笹原の邂逅)
伊吹の神事は重要である。
やり方のポイントは、
1.両掌を臍の位に置き、勢よく十字形に組み合せ
2.腹式深呼吸を三回行う。
※腹式深呼吸:完全呼吸法(丹田呼吸法)
①意識を丹田(へそのやや下)において腹をひっこめ、息を十分に吐きだす
②1~2秒息を止めてから、腹の力をゆるめる。すると自然に鼻から息が入り、腹が少しふくれる。
③胸を広げ、まず胸の下部分に息を入れ、次に真ん中とだんだん上方に息を入れていき、最後に肩を上げ、胸の上部にまで一杯に息を入れる。息が胸に滿ちるにつれ、腹は自然に少し引っ込む。意識は、息で膨らむ部位とともに上へ上へと位置を変えていく
④しばらく息を止め、やがてゆっくり息を吐く。まず腹がすぼまり、次に胸の下部、中部、上部とすぼまりながら、完全に吐く。 意識をすぼまる部分にそって移動させる。
3.最後の吸気を全部呑んで呼出しない。
以下は霊界物語での伊吹の神事の説明。
伊吹の神事:
『雄詰を終りて、直ちに両掌を臍の位に置き、勢よく十字形に組み合せ、然る後腹式深呼吸を三回行ふ。而して最後の吸気を全部呑みて呼出せず、之を伊吹の神事と言ふなり。』
(霊界物語第75巻第一章 禊の神事から引用)