pure's movie review

鑑賞した映画の感想です。

旅情

2012-08-26 01:43:17 | イギリス映画



1955年 イギリス作品 100分 松竹配給
原題:SUMMER TIME
STAFF
監督:デヴィッド・リーン
脚本:デヴィッド・リーン H・E・ベイツ
CAST
キャサリン・ヘプバーン ロッサノ・ブラッツィ イザ・ミランダ ダーレン・マクギャヴィン

■Story

ベニスに観光で訪れたオールド・ミスのジェーンは、そこでレナートというハンサムな男性と知り合う。
彼の案内でベニスを観てまわる内、ジェーンは次第にレナートに淡い恋心を抱いていく。
だが、レナートに息子が居ることを知ったジェーンは、自分がからかわれていたと思い込み、ベニスを立ち去る決心をするが…。
allcinemaより)

■Review

 いやいや、イタリアという国は、新しい建物の建設が制御されていることは知識としては知っていましたが、本当なんですね。
1955年の映画の背景が、つい先日に行った時と全く同じだよ~~~!(*゜∀゜)=3





映画の主要舞台とも言える、サン・マルコ広場。



こういう路地裏も、そのまんま!

あ、あれはあそこだ。お、これはあの辺かなぁ~?(ノ∀`*)うふふ♪ なぁんて思いながら鑑賞しました。

内容…。
名作なのは重々承知しているのですが、個人的にはあまり…。
自分がジェーンの年齢にもっと近づいたとき、感じ方が異なるかもしれません。
時代の違いも要因にあると思う。
女性の生き方や、当時の海外旅行の価値。
当時だったら、ジェーンの年齢は、「オールド・ミスの行き遅れ」であり、ヴェニスへの一人旅は、「とっても思い切った行動」なのかもしれない。
でも今だったら、ジェーンの年齢では、「まだまだこれから」であり、「仕事に生きるのも一つの道」であり、一人旅は「理解できる行動」なんだよね。

セリフ以外での細かい心理描写が上手いなぁと思った。
ジェーンが自分の心理を多く語らなくても、彼女の行動や目線で手に取るように分かる。
監督の技法の成せる技なのか、キャサリン・ヘプバーンの演技力なのか…。

イタリア男とのロマンスよりも、イタリア子供とのやりとりが興味深かったです。
ヴェニスに行った、という経験がなかったら、私は楽しめなかったかもだなぁ~。汗

ところで、コレ、レンタルされてないんですね。
イタリアが舞台の映画を探していたら、多くのサイトでこちらの作品が挙げられていたので、TSUTAYAのセルコーナーで探してもらいました。
売り場にはなく、ストックルームから一生懸命探し出してきてくれた店員さんに感謝です。ヽ( ゜∀゜)ノ


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