かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

遊び道具か仕事道具か

2010年09月19日 21時34分20秒 | 一般
容量だけ見れば完全に遊び道具だが、オーディオ関連のものはテキスト中心のものよりもはるかに重いことを考えるとなかなか難しいところである。仕事で使うデータは容量としては大したことはないが、ちょこちょこ使っているのでこれもかなり大事ではある。
というわけで、仕事中はいつもシャツのポケットにipod touchが入っているのである。それをひまな時間にちょこちょこいじっている。いまは関心が続いているからいいが、それが他に向いたときには自分はどうするだろうか?

進んだ時間

2010年09月18日 22時42分29秒 | 医者仕事
土曜日は一応10時に集合ということになっており、それに間に合うように動いたつもりだったが、余裕を持ちすぎてあわや遅刻であった。
受け持ちのうち1人は予定通り退院した。残りの人々も特に変わりなく、連休は問題なさそうな雰囲気。
自分のこれまで見た疾患のリストを作らなければならなくなり、まずは自分の書いたサマリーをリストアップした。何人か今どうなってるか見てみたが、中には既に亡くなっていた人もいたりして、ちょっと物思いにふけったりもした。
幸か不幸か、この連休は予定も何もないので情報整理でもしようか。ついでに部屋の整理も・・・

連休前

2010年09月17日 21時15分10秒 | 医者仕事
文章にすると実に簡潔にまとまってしまい、何もしていないようだが実際にほとんど大したことはしないで終わってしまった。午前中などほとんど何もすることがなく、電子カルテをいじって診察記事を見直したり、処方をチェックしたりで終わってしまった。午後は家族への説明に同席して、退院が決まった人の退院時処方を出して、それで終わりになった。
医者らしい仕事というと、点滴を頼まれて差し替えたくらいのものだろうか。電子カルテだとカルテを探して病棟をうろつくことがないので、中に引きこもっていても仕事ができるというのは利点でもあり欠点でもありそうだ。
落ち着いた状態で連休を迎えるというのはかなりありがたいことである。しばらくはこのままでいければいいものである。

一晩明けて

2010年09月16日 23時12分40秒 | 医者仕事
大荒れの一日の翌日。
うってかわって凪のような落ち着きであった。これといって特に変わったこともなく、大したことは何もなかった。
ただ、こちらのほうが体調があまり良くなかった。崩したというほどではないのだろうが、ちょっと疲れたというのが本当のところであろう。
凄まじい朝の雨も影響したことは言うまでもない。

とっさに動く

2010年09月15日 22時29分00秒 | 医者仕事
心肺蘇生は体力勝負。する側もされる側も。
今日は朝早くに血圧が低いという連絡を受けて病院に行き、訪室してみると既に呼吸はなく脈もない。こうなればとるべき手段は一つしかない。まずはBLSの開始。人と物が集まればACLSに移行して蘇生を続けるしかない。だが、経験が浅いと頭でわかっていても体が動かない。ことに、自分が最初に発見してしまった場合はそうである。
しかし、この場合は相手が悪すぎた。後からわかったことだが、出血性ショックではいかに心肺蘇生を頑張っても分が悪い。しかし、やるしかなかった。
今日は一人にかかりっきりになった。それもやむを得ない。救命は最優先にやらなければならないからで、成否は問題ではない。
今から思えば、いくつか反省点はあるのだが、その時にはその時が全て。やれるだけやって、それでどうしようもなければ仕方がないのである。
とはいえ、助けられなかったことはやはり辛い。

透析の種類

2010年09月14日 20時48分09秒 | 医者仕事
いわゆる人工透析は体内の血液を体外の透析機に導いて行うものだが、もう一つ方法がある。生体膜を利用する方法で、具体的には腹腔内に透析液を入れてしばらく放置して一定時間が経ったら抜く。腹膜透析というのだが、血液透析と比べると利点も欠点ももちろんある。血液透析よりもずっとやることは簡単だが、感染に気を付けないと腹膜炎になってしまうのでそこはあやうい。また、生体膜なので劣化しても交換するというわけにはいかない。そのため、ゆくゆくは血液透析にならざるを得ないのも仕方がない。そして、血液透析であれば週3回で済むが、腹膜透析は毎日やらなければならない。
劣化ということがある以上、どうしても透析の能力を測る必要があるわけだが、それが腹膜機能平衡試験という検査になる。具体的にはやや濃いめの透析液を入れて特定の時間おきに排液を生化学検査に回すという作業だが、時間がかかる。午前中はその検査で潰れてしまったようなものだった。とはいえ、無事に作業は終わり結果も出た。まずまずの結果で一安心。

1時間おき

2010年09月13日 21時06分42秒 | 医者仕事
当直というのは、客がいなくなれば自分は休むことができる。休めるときに休んでおけというのは基本中の基本である。そういうわけで、外来で待っている患者がいなくなれば休息をとろうとするわけだが、待っている人がいないからといってその後来ないとは限らないわけで、そうなると眠い目をこすりつつ行かなければならない。そして、終わったらやれやれと戻るわけである。これを繰り返されると、少しまどろんだところで起こされるのを繰り返していることになる。ということは、同じ時間でもとれる睡眠の質という点では全く違う。そういう悪夢が現実に降りかかってきて、朝になったらもはや眠いというのがバカらしいほどになった。採血の時は一瞬目が覚めるが、しばらくするとまた眠くなってくる。幸い、今日は何もない日なのでまだよかったが、それでも昼寝をする時間をとらせてくれるほど甘くはなかった。というわけで、眠い体を強引に動かしつつ今日は働いたが、それもそろそろ限界。眠りたがっているようである。

「引き」の問題

2010年09月12日 17時36分22秒 | 一般
引き継ぎから10日ほど経った。あまり大した根拠はないのだが、引き継いだ後に自分より大変そうにしている引き継ぎ相手を見ていると、「引き」の問題というのはあるのかもしれないとふと思った。いくつかの偶然の重なりではあろうが、どういうわけかそれが目立つような気がする。目立つから気がつくともいえるだろうが。
この「引き」というのは大事なことで、今夜は当直なのだがその忙しさは明日の仕事にも直結することからも、「引き」具合が気になるところではある。
「引き」とはある種理不尽なものなので、ついつい犯人探しをしたくなってしまうというのもいわゆる「引く人」を探す原因なのかもしれない。
当直前はついつい祈ってしまうのもまた道理。

思わぬサマリー

2010年09月11日 21時14分25秒 | 医者仕事
少し前に思わぬところからサマリーの依頼が来た。基本的にサマリーは即刻書くことにしているので残していなかったはずだったのだが、4月に小児科で当直をしているときに入って翌日退院した人のサマリーを頼まれた。他の人が一切記載をしていないからだというのだが、退院になった経緯を全くわからないのでそれはそれで困る。入院の経緯は自分の記載から読みとるほかないのだが、それでもいわゆる行間の事情はすっかり忘れてしまっている。1泊2日なので、それほど記載は大した量ではないのだがそれでもどことなくおかしな感じは拭いきれないものである。1時間弱で書きあげてそれで終わりにした。
小児科の病棟は他の階と作りが違って最初はよくわからなかったが、そういうわけか眺めのいい場所に医師室があった。何だかおかしな感じであった。設計ミスのような気がする。

落ち着いた仕事

2010年09月10日 21時15分08秒 | 医者仕事
腎臓内科の一日は朝の集合に始まる。めいめいが自分の受け持ちがどのような状態で、今日は何をするのかを言うわけだが、おおよそ30秒ほどだろうか。今、腎臓内科の入院患者は10人ほどしかいないため、あっという間に終わる。
今日の自分の受け持ちにはいくつかのイベントがあり、その合間はあまりすることもなく暇であった。この病院にはいわゆる生保の人々が入院していることは珍しくなく、そのために退院の準備にしても社会的な側面を考えなければならないことは多々ある。それについての話し合い。それから別の人のクイントンの抜去。大まかにはそのくらいだが、細々としたことなら他にいくらかある。
金曜日というのは週末が目の前にちらつくだけに早めに終わりたいものだが、今週は本当に早く終わった。だんだんこれから忙しくなってくることだろう。