末梢ルートの差し替えはよく頼まれることだが、クイントンの入れ替えとなるとなかなかない。少し体温が高めで、刺入部を見ると少し腫れている。これを見ると、さすがに気になる。夕方ではあったが、急遽反対側に入れ替えることになった。入れ替えるといっても話はそう簡単ではない。内頚静脈を穿刺するので、麻酔をしてそれから試験穿刺、本穿刺してガイドワイヤーを通し、ダイレーターを通してからカテーテルを通すという一連のステップが待っている。もちろん、帽子をかぶりマスクをして滅菌手袋にガウン着用という姿でやるのはいうまでもない。
エコーガイド下にやったのでスムーズに穿刺でき、きちんとカテーテルをおさめることができた。確認のためレントゲンをとるのだが、右内頚静脈と違い左内頚静脈は左鎖骨下静脈と合流し左腕頭静脈となって左から右にすすむのでカテーテルの走行も右よりは斜めになる。解剖学的にそうなっているので当たり前だが、いざ見てみると違和感があって少し不思議な思いがした。
エコーガイド下にやったのでスムーズに穿刺でき、きちんとカテーテルをおさめることができた。確認のためレントゲンをとるのだが、右内頚静脈と違い左内頚静脈は左鎖骨下静脈と合流し左腕頭静脈となって左から右にすすむのでカテーテルの走行も右よりは斜めになる。解剖学的にそうなっているので当たり前だが、いざ見てみると違和感があって少し不思議な思いがした。